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衆議院解散後の政局が混乱を極める中、民進党代表代行・枝野幸男氏が10月1日、「FORCE QUIT 新しい未来を求めるデモ」の出発地点である東京・新宿の柏木公園に現れ、現状の説明と決意表明を行った。
「この国の民主主義と立憲主義と報道の自由をはじめとして表現の自由と、情報公開と、安倍政権が壊してきたもの、こうした大事な社会の軸になるべき基本はしっかりと守る。これを守るために闘っていく。」と語り、同席した日本共産党参議院議員・山添拓氏とがっつり握手。 以下、ツイッターで全文書き起こししてくれた方がいるので、引用させていただく。
この時点で100% 明確な言質となったわけではないが、市民、共産党、社民党と約束した立憲野党での共闘態勢推進に、枝野氏は腹を括ったと見える。 そもそも新党を名乗っても、この二人にどれだけの違いがあるというのだろうか。
同類。
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Photo by Markus Petritz on Unsplash クラウドソーシング大手の CrowdWorks で、野党攻撃や周辺諸国への差別的な記事の執筆作業依頼の掲載があったことを、Webメディアが暴いた。
CrowdWorksでの依頼内容は「保守(反民進・嫌韓)系まとめブログサイトの運営管理」とされており、具体的には民進党や共産党への「反日」レッテル張り、「嫌韓」や憲法改悪プロパガンダ、さらには自民党内の反主流派まで攻撃するコンテンツ作成だった。 また別のアカウントでも「女尊男卑の風潮に独自の意見で論理的にモノ申してください」と題して、女性差別のためのコンテンツ募集が行われていた。 依頼内容の詳細には
なお問題発覚後、CrowdWorks は「利用規約および仕事依頼ガイドラインに反する案件」として、これらの記事の削除に至った。 さらに CrowdWorks と並ぶ大手 Lancers でも、卑劣な排外的内容のメルマガ作成依頼の掲載が確認されている。 今回明らかになったのは、TwitterやYouTube、ブログなどに溢れる排外的、差別的コンテンツが組織的に量産されている実態である。一件当たりの単価が安いのが特徴だが、量が嵩めばそれなりの金額にはなる。
その後 CrowdWorks は、こうした卑劣な行為の締め出しに乗り出した。 資金元がどこの誰なのか現時点では明らかになってないが、仕組みを一つずつ断ち切っていくしかない。
Art work from "The Satanic Majesties Request"
5月に発売となったビートルズのサージェント・ペパーズ 50周年エディションに続き、ローリング・ストーンズのサタニック・マジェスティーズも50周年となり、記念盤が発売になった。
ジャケットは四つ折りになっており、CDはステレオ・ミックスとモノラルの二枚。
更にライナーノートと併せ、日本盤のシングル「ランターン」と「シーズ・ア・レインボー」のジャケットが同梱されている。
CDもシングル・ジャケットに合わせた梱包で、芸が細かい。
肝心の音のほうについては、旧盤と比べ音圧が全体に大きくなっており、また様々な細かい楽器がくっきり浮き上がる仕上げになっている。
しかし、音の定位には変化がないように聴こえ、ドラムも一塊になっているので、サージェント・ペパーズのように各楽器ごとに分離できるようなマスターテープは無かったということなのだろう。 ところで、予約注文をアマゾンとユニヴァーサルの両方に入れてしまっており、同時に到着した。間抜けな話である。 Photo by William Iven on Unsplash iPhone Xの発表など話題に事欠かないデバイス界隈であるが、現在のOSのシェアはどうなっているのか。 最新のデータで、世界と日本の両面から俯瞰してみたい。 2017年4月、遂にAndroidのシェアがWindowsを凌駕した。一方、iOSは10%台で安定した推移になっている。 では日本の場合はどうだろうか。 日本の状況は、世界の動きとは全く異なることが一目で判る。 Windowsのシェアが圧倒的でおよそ半分を占めており、続いてiOSが20%ほど。そしてOS XとAndroidが続く。 デスクトップのOSのシェア 次にデスクトップのOSのシェアを見てみたい。こちらはMarketShareの集計によるもので、全世界の2017年8月分のデータである。 この8月に至っても、世界的にWindows 7がほぼ半分を占めており、Windows 10は30%に達していない。 また既にサポート切れとなりセキュリティ上の問題が懸念されるXPが6%も残っている。憂慮せざるを得ない事態である。 モバイルのOSのシェア モバイルでは、MarketShareのデータでもStatCounterと同様の傾向を示しており、2017年8月時点で、Androidが世界の3分の2を押さえている。 iOSはAndroidの半分で3分の1に過ぎないが、いずれにせよこの二つのOSで完全に市場を押さえ込んでおり、Windowsなどは見る影もない。 実際のトランザクションでのOSのシェア では手元のデータで、直近の日本でのトランザクションから、OSのシェアを見てみたい。 こちらの表は、私が運営するブログ「ロックっていいね!倶楽部」の2017年8月の日々のアクセス数を集計したものである。 アクセスの総計は21,729であるため、母数としてはまあ十分であろう。 トップの二つはAndroidとiPhone用のiOSで、この二つで3分の2のシェアに達している。
ブログを制作するにあたっては、レスポンシブ・デザインを考慮する必要があるどころか、もはやモバイル・セントリックでなければならない状況になっていた。 またStatCounterで見た以上に、日本ではiOSが好んで使用されていることがわかる。 Windowsについては、7と10がほぼ横並び。国内ではWindows 7から10へのリプレイスが進んでいることが示唆されるが、それにしてもデスクトップ全体の沈下が著しい。StatCounterではまずまずのシェアを示していたが、実際に使用されているデバイスとしてはこの程度なのだろうと推測される。 タブレットについてはAndroidとiOSを合わせても5%程度に過ぎず、スマホの大画面化のあおりを受けているのだろう。 それにしてもLinuxがなかなか健闘しており、Windows8.0と8.1が合算してもLinuxに敵わないところも興味深い。
Photo by Rita Morais on Unsplash
日本のSNSにおけるヘイトスピーチの蔓延は目を覆わんばかりである。とりわけTwitterの状況は酷い。数年に渡って差別煽動を垂れ流すヘイトグループのアカウントが凍結されないばかりではなく、在日外国人やLGBTなどマイノリティに対するヘイトスピーチをTwitter側へ報告してもツイートを削除されるケースは殆どない。逆に通報した側のアカウントがなぜか凍結されてしまうという事態すら生じている。 これは明らかにヘイトスピーチ解消法違反であり、またヘイト行為を禁じたTwitterルールを自ら踏みにじる行為と断言できる。 本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律 Twitterルール
一方、ドイツでは2017年6月30日、SNS企業がヘイトスピーチに相当する投稿を削除しない場合、最大で60億円の罰金を科す法案が可決されている。Twitterも24時間以内に削除することに合意しているが、施行は10月からということもあり、まだ多くのヘイトが放置されているのが現状だ。こんな状況に業を煮やしたユダヤ系アーティストが、独Twitter社のハンブルグ・オフィス前の道路に、Twitter上の大量のヘイトをスプレーで書きつけるという行動に出た。
日本のアンティファはドイツでのこの行動に大いにインスパイアされた。日本法人であるTwitter Japanに対しても、これまでのヘイト放置の反省や、明確かつ具体的なヘイト対策を迫るアクションが求められたのである。しかし東京では道路にスプレーで文字を書くわけにはいかない。ともあれTwitter Japan前での行動の呼びかけが開始された。
これに対し、Twitter Japan公式アカウント、続いて日本法人代表の笹本裕氏が、ヘイト問題へ真剣に取り組む意志を表明するに至った。
さらに Twitter APAC & Japan Marketing DirectorのNick Watanabe氏をはじめ、世界中のTwitterの上級管理職の個人アカウントが、続々とアイコンを “No Hate” に替え始めたのである。
9月8日18時、Twitter Japanが入居する東京スクエアガーデン前の歩道は、Twitter上で報告したにも拘わらず未だ削除されていないヘイトをプリントした数千枚の紙で埋め尽くされた。すべてTwitter Japanが放置してきたヘイトである。
人の心を踏みにじり傷つけてきたヘイトが、路上で踏みにじられる。
見るも悍ましいヘイトの数々。
抗議のスタンディングとスピーチ。
最後は破られ、ゴミ箱へ放り込まれるヘイト。ゴミはゴミ箱へ。
いまや殆どの企業が、就業規則でも差別やハラスメントを明確に禁ずる条項を定めている時代である。冒頭に述べたようにTwitterによるヘイト放置は、ヘイトスピーチ解消法違反であり、かつサービス・プロバイダーとしての自社のルールにも反している。
今、世界中が見つめているのはTwitter Japanの行動だ。繰り返すが言葉だけではなく、具体的で迅速な行動である。このことをよく肝に銘じていただきたい。 Photo by Gabriel Barletta on Unsplash ジャズ・ミュージシャンの日野皓正氏が、東京・世田谷で開催されたライブ・イベントで演奏中、中学生であるドラマーの頭を掴みビンタを加えたことが報じられた。 ネット上でも様々な声が飛び交っているが、次のポイントを見失ってはいけない。
さらに文部科学省の通知から冒頭の箇所を引用しておく。 体罰は、学校教育法第11条において禁止されており、校長及び教員(以下「教員等」という。)は、児童生徒への指導に当たり、いかなる場合も体罰を行ってはならない。 今回の一件は学校教育の現場で発生したものではないが、教育委員会主催のプログラムという公教育の延長線上での出来事であった。
教育委員会は教職員による体罰の監視・監督を求められている組織であり、当事者である日野氏はもとより世田谷区教育委員会が責を負っているのは明白である。 これらの点において、「ジャズやミュージシャンとはこういうものだ」「これはライブやステージだから学校の教室とは違う」「日野氏と生徒の関係は先輩と後輩、もしくは親子のようなもの」「本人も納得しているんだから外部は黙っていろ」などの主張は、すべて効力を失う。 しかし実際のところ話はもっと単純で、「いい歳した大人が、子供を相手に手を上げるのは、どんな場合であれダメ」というだけだ(ただし刑法上の正当防衛は除く)。 こんな話に法律論を展開する必要性自体、バカバカしいと言わざるを得ない。 なお日野氏自身、事件発覚後の記者会見で「これからもやるよ。ビンタもね」と明言している。 こうした人物はミュージシャンとしての技能に関わらず、教育の場からは徹底排除されなければならない。 問答無用である。
At Shibuya, one of the busiest districts in Tokyo, silent standing was held for solidarity with Ms. Heather Heyer who was hit and killed by Neo Nazi in Charlottesville, VA.
Preparing in the hot climate.
And started.
Coverage by Shingetsu News
Coverage in Japanese by Mainichi News
Rest In Power. Photo by Michael Mroczek on Unsplash ネットに溢れるサイト、特にブログを中心に、誹謗中傷や名誉毀損、著作権侵害など権利の侵害が相変わらず散見される。 このような場合、侵害された側の取るべき手段の流れの基本は、
もし削除が為されなかった場合には、削除仮処分のための裁判手続きとなる。 また賠償請求まで求めるのであれば、発信者情報開示請求を経て損害賠償請求訴訟を検討すればよい。 このような法的措置の一連の手続きや送信防止措置依頼書の書き方については、弁護士である清水陽平氏の著書「サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル」に詳しいので、是非参照いただきたい。 ここでは私自身が対応し、実際に削除に持ち込んだ幾つかのサンプルをケーススタディとして紹介してみたい。 アメブロ 株式会社サイバーエージェントが運営する国内最大規模のブログサービスである。 多くの有名人がブログを開設していることでも知られているが、残念ながら匿名で誹謗中傷を繰り返す輩もまた多い。 しかし最大級のサービスプロバイダーだけあって、誹謗中傷や個人情報侵害などに対する対応は極めて迅速である。 権利侵害のブログを見つけ、「権利者向け窓口」から必要な情報を入力すると、休日であるにも拘わらず数時間後に該当記事が削除されたこともあった。 最長でも翌日には削除され、今のところ削除申立が拒否されたことは一度もない。 ライブドアブログ ライブドアも大手ブログサービスの一つで、LINE株式会社が運営している。 ライブドアブログで権利侵害を発見した場合には、まず「権利侵害対応について」のページを読み、そこからリンクされている「問い合わせフォーム」へアクセスする。 そこで「お問い合わせの種類」から「プライバシーや権利の侵害について」を選択し、続けて「お問い合わせの項目」から該当する被害の種類を選べばよい。そしてこのページ上で被害の詳細を記載し、送信する。 送信後30分以内にはサポートからメールが届き、送信防止措置依頼書と本人確認書類を送付するためのページのリンクが案内される。 このリンク先から各書面のソフトコピーを送信すればよい。早ければ数日、平均的に一週間程度で該当記事は削除される。 またライブドアブログはホスティングも行っているため、独自ドメインを使用したブログでも、実運用はライブドアであるケースが多い。 実際にライブドアにて上記のプロセスで削除に至った独自ドメインのブログの一部を、下記にリストしておく。
なお、他の大手ブログも基本的には同様の流れであるが、プロバイダーによっては書面の送付を郵送で求めてくるところもある。 各社の通報フォームは、例外なく見つけにくいので、敢えて通報しにくくしているのかと勘繰りたくもなるが、当記事の最後に各社の通報窓口のページのリンクを掲載しておくので、参考にしていただければ幸いである。 Yahoo! ブログ 最悪の対応がYahoo!ブログである。「Yahoo!ブログの違反サイトに関するご連絡 - 情報提供フォーム」が一応あるのだが、入力して何らかの対応や返信があったことは一度もない。 業を煮やしたので、ヤフー株式会社「法務ご担当者様」宛の書留郵便にして、送信防止措置依頼書と本人確認書類を送付したところ、一か月ほど経って「該当記事を削除した」との文書が送られてきた。 これで判明したのが、担当部門の名称である。 Yahoo!ブログの対応でお困りの方は、書面を郵送で次の宛先へ送ればよい。 〒102-8282 東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー ヤフー株式会社 コーポレート統括本部 政策企画本部 独自ドメインの場合 ブログやサイトが、プロバイダーによるサービスをそのまま使用しているのではなく、独自ドメインで運用されている場合は、まず最初にwhoisで登録者情報を探ることになる。 大抵のケースではドメイン登録業者になっているので、その時はドメイン登録業者の通報窓口のページから連絡を入れるとよい。 ドメイン登録業者自身がホスティングしている場合にはブログサービスのプロバイダーへの対応と変わらない。 またホスティング先が別の業者である場合には、その情報を知らせてくれる。そこから先も同じである。 なおwhoisで登録者の氏名や電話番号が判明したこともあった。この場合は直接電話をかけ、該当記事を削除させるに至った。
Photo by Dakota Corbin on Unsplash
8月12日、米ヴァージニア州シャーロッツヴィルに白人優越主義者、ネオナチ、KKK、オルトライトなどあらゆるタイプのレイシストが集結し、これに反対する多くの市民がカウンターとして声を上げた。 この市民の列にレイシストが猛スピードの車両で突入、32才の女性が死亡したほか、多数の人々が負傷する事態となった。 正にヘイトクライムと呼ぶしかない。
車両突入の瞬間(5:35前後、閲覧注意)
さらに事態の悪化に拍車をかけたのが、米大統領トランプだった。 ヘイトクライム直後の会見で「あらゆる側」との表現を使い、あたかもレイシストとカウンターの双方に非があるかのような発言を行ったのである。 全米の広範な人々から非難を受けた結果、14日にKKKとネオナチを名指しで非難はしたものの、翌日15日には掌を返すかの如く、再び「双方に非がある」と明言。 もはやレイシストがホワイトハウスを牛耳っていることを自ら認めるような形になった。 ここに至っては、さすがに産業界や与党共和党、さらには米軍トップからさえも激しい非難を受ける状況となる。 日本では、こうした様々な声が断片的に伝えられているだけなので、ここでは米国の各界それぞれの反応をまとめてみたい。
エンターテイメント業界
とりわけ反応が早かったのが、エンターテイメント業界である。 多くのロック・ミュージシャン達の動きは、ロッキンオン誌にまとめられているので、ぜひ参照いただきたい。 特にトランプ就任時から “No Trump. No KKK. No Fascist USA.” と激しく政権と対峙してきたグリーン・デイは、即座に “Troubled Time” という曲をリリースし今回の事態を非難。 ビリー・ジョー・アームストロングは「俺は何よりもレイシズムが嫌いだ。ナチのクソ野郎」とFacebookでメッセージを残している。 Green Day - Troubled Times from Rev Rad on Vimeo. ハリウッドの関係者の多くも非難の声明を発表。特にアーノルド・シュワルツェネッガーは、ネオナチとトランプを激しい言葉で糾弾する動画をリリースしている。
ジェニファー・ローレンスは、ヘイトデモに参加したレイシストの人定に繋がる身元情報の提供を呼びかけた。 さらに非難はスポーツ界にも広がり、14日には地元シャーロッツヴィル出身のNFL選手であるクリス・ロングとカイル・ロングの兄弟が「私たちは正しいことを続けることができる」との声明を発表。 さらにプロバスケットボールNBAのスター選手であるケビン・デュラントは、ホワイトハウス表敬訪問を拒否することを表明した。
ハイテク業界
シリコンバレーを拠点とするネット系のハイテク業界も素早い反応を示した。 14日にはホスティング・サービスのGoddayがネオナチ系サイト「デイリー・ストーマー」の登録を抹消。「デイリー・ストーマー」はGoogleのサービスへ移行したが、その後数時間でGoogleからも追放されている。 ソーシャル・メディアのRedditとFacebookもヘイトグループを直ちに閉鎖。 Facebookは閉鎖したグループのリストを公開している。 さらにFacebookのCEO マーク・ザッカバーグ氏は16日、ヘイトスピーチを全面的に追放する方針を明らかにした。 TwitterはGoddayやGoogleに追随し、ネオナチ系の「デイリー・ストーマー」に関連するアカウントを凍結したことを発表している。 さらにオンライン予約システムの大手Airbnbは、白人優越主義者による予約を拒否。 Spotifyは、ストリーミングサービスからヘイト関連の楽曲を削除し、27のヘイトグループを追放している。 また小口決済のPayPalは、オルトライトのリーダーであるリチャード・スペンサーをはじめ、ヘイトグループのアカウントを凍結し、サービス利用の拒否を開始した。(なおPayPalのCEOは、シリコンバレー系では珍しく、トランプ支持者として知られていた。) アップルのCEO ティム・クック氏は、全従業員に向けて人種差別に反対する旨のメールを配信し、また反差別団体に巨額の寄付を行うことを明らかにしている。
産業界
ヘイトクライムやトランプ政権に対する非難は、シリコンバレー系企業だけにとどまらず、トランプの足元の製造業諮問委員会を構成する企業にも波及した。 まず14日、製薬大手メルクのCEOで、自らもアフリカ系市民であるケネス・フレーザー氏が、事件に対するトランプの曖昧な態度を理由に辞任。 続いて半導体大手のインテルCEO ブライアン・クルザニッチ氏とスポーツ用品大手のアンダーアーマー CEO ケビン・プランク氏が辞任した。 さらに15日には、労働団体の米労働総同盟産別会議(AFL-CIO)と米製造業提携協会(AAM)のトップが相次いで製造業諮問委員会から辞任している。 この時点で、辞任した彼らを「スタンドプレイヤー」と揶揄していたトランプだが、16日にはゼネラル・エレクトリック会長のジェフ・イメルト氏、日曜雑貨大手ジョンソン・アンド・ジョンソン、産業材大手スリーエム、重電大手ユナイテッド・テクノロジー、食品大手キャンベル・スープのCEO達が相次いで製造業諮問委員会を辞任。 さらに戦略・政策諮問委員会からはIBMのCEO バージニア・ロメッティ氏が辞任し、遂にトランプは戦略・政策諮問委員会と製造業諮問委員会の双方とも解散せざるを得ない状況に追い込まれた。
政界
当然ではあるが、地元ヴァージニア州知事は、激烈な言葉でレイシストを非難している。
また事件を受けてツイートされたオバマ前大統領のコメントは、ツイッター史上最大の360万以上もの「いいね」が付けられた。 トランプの「双方に非がある」との発言に対する批判は共和党にも広がり、元大統領のブッシュ父子も「あらゆる形での人種差別を拒む」と声明を発表している。 さらには海軍ジョン・リチャードソン作戦部長、海兵隊ロバート・ネラー総司令官、陸軍マーク・ミリー参謀総長ら、米軍幹部がそろって白人優越主義グループを非難する事態に至った。
国際社会
国際社会も黙ってはいなかった。 国連人権高等弁務官事務所は16日、米国でのレイシズムに対する懸念の声明を発表している。 同盟国の首脳たちも沈黙していない。 独メルケル首相は早くも14日に「シャーロッツヴィルの事態は、レイシストによる極悪なもの」と非難。 続けて英メイ首相も「双方が非ではない」とトランプをストレートに批判している。
翻って日本の状況はどうだろうか。
政治家たちからは米英独のようなレイシズムやヘイトクライムへの非難はおろか、何等かの関心を示した形跡すら見えてこない。 メディアの態度も、総じてヘイトクライムに対しては相変わらず「どっちもどっち」といった論調で、これではまるでトランプと同じではないか。 また本国ではヘイト排除に取り組み始めたFacebook、Twitter、Googleでさえ、日本法人においては何ら改善が見られず、未だにヘイトコンテンツを放置したままだ。 そして街の書店には目を覆わんばかりのヘイトに満ちた書物が大量に平積みされている。 最悪の事件が起きたアメリカと比べても、日本は何周も遅れていると言わざるを得ない。 そして日本の市民社会は、この状況を絶対に容認してはならない。 Photo by Tamara Menzi on Unsplash 元NBA選手のレイ・アレンが8月3日、”Why I Went to Auschwits” と題してアウシュヴィッツ訪問記を公開した。 私の友人のタケウチさんが翻訳してくれたので、全文紹介する。 また豊富な写真が掲載されているので、ぜひ原文にもアクセスしてほしい。 台所の床に小さな穴があり、その下に秘密の隠し場所がある。
このイメージが私の記憶に焼き付けられている。 その空間はたぶん5フィート四方ほどだったと思う。 家主は「ナチスが来るとなったら、ここに6人の人が隠れました」と語った。 彼の名はタデウシュ・スコツィラス、そして私たちがいる家は彼の家族が第二次大戦中に所有していたものだ。 チェピエルフというポーランドの町にある小さなレンガ造りの家だった。 赤い屋根を持ち、だいぶ古びている。玄関の扉は通りからすぐだ。裏庭には小さな小屋や納屋がいくつかある。 ポーランドにきてすでに数日が経っていたが、私は体験する歴史の恐ろしさに圧倒されていた。 しかし、これはまた少し違っていた。大変個人的なものだったからだ。 私はこの小さな空間を眺めていた。 6人の人間が死を逃れてここに隠れている様子を想像した。 6人の、生身の人間。 私の目の前にある小さな穴をくぐり抜けて。それほど昔の話ではない。 歴史書でもない。 博物館でもない。 それは、まさに、この場所だった。 タデウシュが説明してくれた。 1942年のある日に、密告によってナチの兵士たちがこの家にやってきた。 村の誰かが、一家がユダヤ人をかくまっていると知らせたのだ。 この家にはスコツイラス家の10人家族が住んでいた。 この日、兵士たちがやってきた時、末の息子は家にはいなかった。 ナチは疑惑を深め、家探しを始めた。 彼らは穴と隠し場所を見つけたが、家族がかくまっていたユダヤ人はいなかった。 すでに脱出していたのだ。 ナチは何も言わずに隣家へ行き、その一家の息子を連れてきた。 ユダヤ人をかくまった罰は一家皆殺しであり、人数を合わせる必要があったのだ。 兵士は10人を裏庭へ連れ出し、まさに今まだそこにある小屋や納屋の前で、処刑した。 小さなスコツィラスの末っ子が戻ってきた時、彼は家族が全員殺されているのを目の当たりにした。 その少年がタデウシュの祖父だ。 その家はずっとスコツィラス家のものであり、祖父はこの家に住んでいた。今はタデウシュと母が暮らしている。 信じられない。 家の中を回っている間に、私をそんな感情が襲った。 歴史がまさに私の目の前にある。 それは現実だった。 手を伸ばせば触れることができる。 指先で触れ、空気の匂いを嗅ぐことができる。 感じることができるものだった。 この旅をしたのはほんの数ヶ月前だ。 ポーランドを訪れるのは初めてのことだった。 ティーンエイジャーの頃から私がとりつかれていたことについてもっと学ぶためだーホロコーストについて。 たくさんの本や記事を読んできたが、ページ上の文字を読むことは実際に間近に見ることと同じではなかった。 そこで、ワシントンDCにあるホロコースト博物館を訪ねた。 1998年、ミルウォーキー・バックスでプレイしていた時のことだ。 夏の間にオーナーのハーブ・コールに会いにDCへ行った。 滞在最終日に少し自由な時間があり、コール氏がホロコースト博物館に行ってはどうかと提案してくれた。 2時間の訪問の後の気持ちは決して忘れることができないだろうー2日間でもそこに過ごすことができたと思う。 まず感じたのは、誰もがここへ行くべきだ、と言うことだった。 中でも特にある一室のことをよく思い出す。 それはあるポーランドの町に住んでいたユダヤ人の写真が飾られた部屋だった。 壁一面に並べられた写真は空に向けて伸び、天窓からは光が注いでいた。 この写真の人々の90%は殺された。 強制収容所に送られる前、あるいは処刑される前に、彼らは大切なものを友人や家族に残して行った。 これらのユダヤ人コミュニティの人々は人間の本能の極限にまで追い詰められた。 ただ、生き延びたいと願ったのだ。 そこから生まれた兄弟愛や同胞意識の物語には畏敬の念を覚えるしかない。 人間の精神がどれほどのことが可能なのかー善にも悪にもーを思い起こさせてくれる。 率直なところ、私は自分自身がまるで無意味な存在であるかのように感じた。 それは、若いNBAプレイヤーで、世界の頂点にいるような気分にあるはずの人間としては不思議な感覚だった。 この経験は、私の狭い世界の外にもっと大切なことがあるということを気付かせてくれたのだ。 私はチームメイトにも同じことを感じて欲しかった。 そこで、それ以降に所属した全てのチームで、ウィザーズとの対戦でDCを訪れた時にはコーチに頼んで博物館に行く時間を取ってもらった。 体験はその時々で違っていたが、誰もが連れてきてくれてありがとうと礼を言ってくれた。 みんなの目を見れば、彼らがこの経験の後で、人生の新たな視点を知ったということがわかった。 私はホロコーストがなんであるか、それが何を意味するかを知っているつもりでいた。 もっと学ぶために親友を何人か連れてポーランドに行った。 しかし、この訪問が私にどれほど深い影響を与えたかは予想を超えていた。 アウシュヴィッツに関する映画やドキュメンタリーをたくさん見てきたが、実際にそこに行く体験の準備となるものは何もなかった。 あの鉄の門を初めてくぐった時私が感じたのは…重さだった。 私の周りの空気が重かった。 囚人が到着する鉄道の線路に立った時、列車がやってきて止まる音が聞こえたような気がした。 深呼吸をして自分の体制を整えなければならなかった。 それはあまりに近かった。 あまりに圧倒的だった。 バラックやガス室を回ったが、私が最も鮮明に覚えているのは聞こえてきたもの--無だ。 これほどの沈黙を経験したことはなかった。 足音以外に何も聞こえない静寂はほとんど不快なほどだった。 薄気味悪く、かつ目が醒めるような。 あれほど多くの命が奪われた場所に立って、その空間で起きたことと精神がなんとか折り合いをつけようとしている。 一つの疑問が脳裏に浮かんでは消え続ける。 どうして人間が他の人間にこのようなことができるのか? どうやってこれを実行することができたのか?自分にはできない。 これは歴史ではない。 これは人間だ。 これは今なのだ。 人として我々に突き付けられる、生きた教訓だ。 タデウシュ・スコツィラスが家を案内してくれたあと、しばらく外で一人、経験したことを反芻していた。 なぜホロコーストを学ぶのか? このようなことが二度と起きないようにするため? 600万人の人が死んだから? その通りだが、もっと大きな理由があると私は思う。 ホロコーストは、人間が--現実の、私やあなたと同じような現実の人間が--お互いをどのように扱うかということなのだ。 スコツィラス家が命を賭けてよく知りもしない人々を守ったとき、それは彼らが同じ宗教だからでも同じ人種だからでもなかった。 彼らがそうしたのは、まともな、勇気ある人間だったからだ。 彼らはあの小さな穴に隠れていた人々と同じ人間だったからだ。 そして、彼らが不当な扱いを受けているということを知っていた。 私は自分に難しい質問を課した。私なら同じことができただろうか? 真剣に、私にはできただろうか? アメリカに戻った時、ソーシャルメディアで私の旅行についてうんざりするようなメッセージを受け取った。 私がポーランドに行き、そこで起こったことについての意識を高めるために時間を使ったこと、ブラック・コミュニティをサポートするために時間や労力を使わなかったことが気に入らない人もいた。 お前の祖先がお前のことを恥じるだろうとさえ言われた。 ネットにトロールがいることは知っているし、気にするべきでもないのかもしれないが、これには頭にきた。 どういうところからこういう意見が出るかわかっていたからだ。 今、この国に十分すぎるほど問題が溢れていることはわかっている。 だが彼らはこの旅行を曲解している。 私はポーランドに黒人、白人、クリスチャン、ユダヤ人という括りで行ったのではない。 ただ一人の人間として行ったのだ。 「このようなことが二度と起こらないようにするために行った」というのは簡単だ。 だが、私はホロコーストで実際に何が起きたのか真実を学ぶため、そしてそこから何を受け取れるかを知るために行ったのだ。 私が自分の時間を正しく使っていないと信じている人たちは、そもそものところがわかっていないのだ。 人に対してお前はこれだ、あれだと名札を貼るべきではない。 そうすることが先入観を植え付け、まさに今のような恐ろしい状況を作り出しているのではないか。 私たちは2017年の社会を蝕んでいる無知や視野の狭さ、分断を打ち破っていかなければならない。 小学校の時、世界の人と文通をしたりしたことを覚えている。 外国の人から返事が来た時とてもワクワクしたものだ。 彼らがどのような生活をしているのか知りたかった。 彼らの人生を知りたかった。 その感覚を私たちは少し失ってしまっているのではないかと感じている。 私たちは「我々」のことだけを見ているようだ。 「我々」のことだけ気にしていたいようだ。 「我々」が何を意味しているにせよ。 タデウシュの家族のことを考える。彼らは「我々」を誰と定義したのか? 彼らは「我々」をすべての人間と考えた。 見た目や信仰に関係なくだ。 彼らはすべての人間に守る価値があると考えた。 そのために命を賭けても惜しくないと思ったのだ。 このことは覚えている価値がある。いつまでも。 レイ・アレン |





















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