<![CDATA[久保田直己 よう知らんけど - Blog]]>Sat, 20 Apr 2019 17:20:36 +0900Weebly<![CDATA[エリック・クラプトン 70年代の武道館セットリスト]]>Sat, 20 Apr 2019 07:38:10 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/ericclapton70
3年ぶりに来日したエリック・クラプトンが、4月13日を皮切りに連日にわたって武道館でのライブを続けている。
セットリストは基本的に変わっていないが、二日目以降は初日に無かった "High Time We Went" をアンコールで演奏しているようだ。

エリックと武道館の縁は深く、初来日公演を武道館で行ったほか、1979年の演奏はライブ・アルバム "Just One Night" として残してもいる。
ここでは Setlist.fm に掲載されている情報を基に、初来日を含む70年代の武道館でのセットリストを振り返ってみたい。

1974年

この年、アルバム "461 Ocean Boulevard" で復活を遂げたエリックが、初来日を果たした。
10月31日からの3日間の武道館公演で始まり、続けて大阪で2日間行われている。
1974年10月31日
Smile
Let It Grow
Better Make It Through Today
Tell the Truth
Badge
Singing the Blues
Have You Ever Loved a Woman
I Shot the Sheriff
Little Rachel
Willie and the Hand Jive
Get Ready

アンコール:
Layla
1974年11月1日
Let It Grow
Can't Find My Way Home
Little Rachel
Tell the Truth
Singing the Blues
Badge
Willie and the Hand Jive
Get Ready
I Shot the Sheriff
Have You Ever Loved a Woman
Layla

アンコール:
Little Wing
1974年11月2日
Smile
Let It Grow
Can't Find My Way Home
Better Make It Through Today
I Shot the Sheriff
Key to the Highway
Willie and the Hand Jive
Badge
Presence of the Lord
Singing the Blues
Layla

アンコール:
Blues Power
​セットリストは連日大きく変わり、アンコールも初日の "Layla" から "Little Wing"、"Blues Power" と入れ替えになっている。
なお、この頃頻繁に演奏されていた "Smile" は当時のアルバムには未収録だったが、後年ライブアルバム "Live In The Seventies" や "461 Ocean Boulevard" デラックス・エディションに記録されている。
また "461 Ocean Boulevard" に続くアルバム "There's One in Every Crowd" のレコーディング直後のタイミングであったため、アルバム発売に先駆けて収録曲 "Singing the Blues" や "Little Rachel" も披露された。
なにしろ長期のドラッグ中毒療養から復活しての初来日だったため、ミュージック・ライフなどの音楽誌が激しく盛り上がっていたことを記憶しているが、私自身はまだ中学2年であったため、残念ながら初来日を見届けることはできなかった。

1975年

初来日からちょうど一年後、再び武道館にて来日公演が開始された。
1975年11月1日
Layla
Knockin' on Heaven's Door
Key to the Highway
Badge
Can't Find My Way Home
Farther On Up the Road
I Shot the Sheriff
Teach Me to Be Your Woman
Have You Ever Loved a Woman
Tell the Truth
Eyesight to the Blind
Why Does Love Got to Be So Sad?
1975月11月2日
Layla
I Shot the Sheriff
Little Rachel
Can't Find My Way Home
Blues Power
Call It Stormy Monday (But Tuesday Is Just as Bad)
Teach Me to Be Your Woman
Little Wing
Badge
Why Does Love Got to Be So Sad?
Farther On Up the Road
​この年のセットリストも、二日間で大きく変更されている。
また私自身にとっても初めてのエリック・クラプトンのライブとなり、その後40年以上にわたってほぼ皆勤賞で観続けるきっかけにもなった。
詳細な記憶は既に失っているが、"Farther On Up the Road" で盛り上がったような気もするので、おそらく11月2日に観に行ったのだろう。
当時のバンドには女性コーラスでイヴォンヌ・エリマンとマーシー・レヴィーが参加していたが、マーシーに自身の曲 "Teach Me to Be Your Woman" を歌わせている。
今回の来日でもバンドのメンバーのためにそれぞれソロの見せ場を作っているが、この頃からそうした配慮が成されているのが興味深い。

1977年

1976年の "No Reason to Cry" の発売後で、名作 "Slowhand" のリリースを控えたタイミングでの来日となった。
武道館での演奏は10月6日と7日の二日間行われているが、残念ながら6日分の記録が残っていない。
1977年10月7日
The Core
I Shot the Sheriff
Double Trouble
Badge
Nobody Knows You When You're Down and Out
Mama Told Me
Sign Language
Alberta
Cocaine
Bottle of Red Wine
Call It Stormy Monday (But Tuesday Is Just as Bad)
Layla
この年の公演で覚えているのは、開始が予定より一時間以上も遅れたうえ、エリックが明らかに泥酔している様子だったことだ。
ニューアルバム "Slowhand" から "Cocaine" が披露されているが、再度アルコールなどの問題を抱えることになっていたのは皮肉である。

1979年

2年を経て、4回目の来日公演、二日連続の武道館となった。
セットリストは両日とも同じものである。
1979年12月3日、4日
Tulsa Time
Early in the Morning
Lay Down Sally
Wonderful Tonight
If I Don't Be There by Morning
Worried Life Blues
Country Boy
All Our Past Times
Blues Power
Double Trouble
Knockin' on Heaven's Door
Setting Me Up
Ramblin' on My Mind
Cocaine
Layla
Farther On Up the Road
この年、エリックはバンド・メンバー全員をイギリス人に替えており、新たなラインナップでの初めての来日であった。
また前述したように、12月3日分の演奏は、ライブアルバム "Just One Night" として翌1980年にリリースされている。
アルバムの曲順は、実際の演奏のセットリストから大きく逸脱はしていない。
自分がその場にいたライブがアルバムとして残るという貴重な体験をしたのは、後にも先にもこの一回きりである。

​エリック・クラプトンは80年代以降も頻繁に来日を続けており、武道館で収まりきらなくなった時期には東京ドームや横浜アリーナなどを会場にしている。
歌もので売れていた頃、隣の席のカップルが「クラプトンってギターもうまいのね」などと話しているのを聞いて、倒れそうになったこともあった。
ともあれ、ポール・マッカートニーやジェフ・ベックなどと共に、未だ現役感バリバリでライブを続けている貴重なミュージシャンである。
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<![CDATA[Facebookターゲティング広告規制の実態]]>Sun, 31 Mar 2019 12:02:28 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/facebook_targetingad
Photo by William Hook on Unsplash

このところ、Facebookのコンテンツや広告を巡る報道が相次いでいる。
Facebook自身が白人優越主義のコンテンツを禁止する一方、Facebookでの広告については米住宅当局から「ターゲティング広告が差別的である」と提訴された。
Facebookのターゲティング広告では、既に2017年に「嫌ユダヤ」など明らかにヘイトクライムにつながるキーワードが禁止されているが、アメリカ社会がさらに踏み込んだ差別対策を要求する形となった。
一方、日本語環境でのFacebookのターゲティング広告の規制はどうなっているのか。
IT系ネットメディアでも検証が見当たらないので、広告出稿の機能である「広告センター」を使って実際に確認してみたい。

1. 全対象者

基本的なターゲットのパラメータとして性別を「すべて」、年齢を「18才から65才以上」、地域を「日本」と設定する。
ここで表示されるオーディエンスサイズ 1,900万人が、対象者の母数となる。
2. 政党について

次に「趣味・関心」欄に政党名を入力してみる。
「自由民主党」については25万人が関心を示していることがわかる。

ところが他の政党名を入力してもターゲットを絞ることができない。
政権与党である「公明党」をはじめ、野党の「立憲民主党」、「日本共産党」も受け付けられないのである。
なお「民主党」と入力した場合、米国の民主党が一覧のトップに表示される。
また「共産党」と入力すると、各国の共産党が一覧で表示されるが、日本共産党は現れてこない。
(ちなみに中国共産党に関心を持っている人は78,000人だった。)

以上の結果から、Facebookが「自由民主党」以外の政党名でターゲティング広告を打たれることを嫌がっていることが伺い知れる。

3. ヘイト対策について

「趣味・関心」欄に「人権」と入力すると89,000人となり、また「差別」では11万人となる。
ところが、「人種差別」「女性差別」「レイシズム」といったキーワードでは絞り込むことができない。
さらにネトウヨやレイシストが使用する可能性がある「嫌韓」「嫌中」「在特」「在特会」「日本第一党」といったキーワードも拒否される。
当然だが「ナチス」「ナチズム」も使用不可能である。
ヘイト対策については、あり程度健全に機能していると思われる。


4. その他の諸問題について

「日本国憲法」「改憲」でもターゲットを絞り込めない。
また「森友」「辺野古」「特定秘密保護法」「元号」なども拒否されるが、なぜか「普天間飛行場」では6,000人に絞り込まれる。
領土問題については「北方領土」「尖閣」が使用できない一方、「竹島」では27,000人との結果が表示される。
この辺りのアルゴリズムについては、よくわからない。

以上のように、Facebookがターゲティング広告で一定レベルのヘイト対策を講じていることは分かったが、併せて全体的に社会問題でのターゲティングも嫌っているようである。
政党名では「自由民主党」のみがキーワードとなり得るのが不可解ではあるが、これはむしろリベラル側が有効に使えるのではないか。
ターゲットとしての関心はポジティブな要素が強く、「自由民主党」で絞り込まれる25万人はコアな支持者と予想されるからである。
この層に対して、安倍晋三や菅義偉らの国会や記者会見での不誠実な態度、統計不正の隠蔽など、大手メディアが伝えない生の状況を、Facebook広告で伝えられる可能性がある。
しかも新聞広告などと比較して、広告費用は極めて少額で済むのである。
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<![CDATA[CDのバックアップの方法]]>Sat, 23 Mar 2019 10:18:24 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/cd_backup
Photo by Chris Yates on Unsplash

先日作成した記事「始まったCDの寿命問題」について、思いのほか広く関心を持っていただくことができ、一週間で30万近いアクセスと5,000以上の「いいね」を頂戴した。
通常は一日あたり1,500アクセス程度なので、ちょっとしたバイラルである。
なお自分ではFacebookページで紹介しただけなのだが、アクセス元を分析してみるとTwitterからの流入がたいへん多いことが判った。
多くの方にシェアいただいたようで、たいへん有難いことである。

その記事中で「最も確実な対策はバックアップを取っておくこと」と結論付けたのだが、複数の方からバックアップの具体的な方法についてご質問をいただいた。
そこで続編として、簡単なバックアップの方法をご案内しておきたい。

まず、バックアップ用の外付けHDDを予め用意しておこう。
外付けHDDは、既に1TBの容量でも1万円を切っている。
CD 一枚当たりの平均の容量を500MBとして計算すると、1TBあれば2,000枚まで収納できることになる。
数千枚規模で所有している方でも、HDDは安価になっているので、価格について心配する必要はあるまい。

また、バックアップのツールで最も簡単なものは、Windows Media Playerだ。
Windowsに付属しているものなので、別途ソフトウェアを購入する必要もない。

最初にWindows Media Playerを立ち上げたら、CDを挿入して「取り込みの設定」タブをクリックする。
​ここでメニューの中から「その他のオプション」を選択。
​次に「音楽の取り込み」タブで、HDDのドライブの指定と、取り込み形式の設定を行う。
ここで取り込み形式を「WAV(無損失)」にしておけば、CDの音質を損なうことなく、バックアップを取ることができる。
MP3など圧縮形式にすると容量は小さくなるが、芯のないペラペラな音になってしまうので注意が必要だ。
これではバックアップの意味がない。
そして「OK」をクリックした後、「CDの取り込み」タブをクリックすればバックアップが開始される。

バックアップの時間はCDドライブの性能やUSBポートの転送速度などに左右されるが、ざっくり一枚あたり5分程度とみておけばよいだろう。
枚数によってはそれなりの作業時間が必要になるので、特に古いものや貴重なものから優先的にバックアップすればよいと思う。
また、HDD自体も壊れるものなので、ドライブ丸ごとコピーを作っておけばさらに安心である。

CDのバックアップは、著作権法第30条に定められているように、あくまでも「個人的に又は家庭内」で使用するためのものであり、有償無償を問わず他人に渡したり、業務で使用することは厳禁である。
ネットワーク上に置いて、他のユーザーがアクセスできるようにしてもいけない。
また著作権については共謀罪の対象となっているので、「バックアップを他人に渡す相談」をしただけで、共謀罪として摘発可能な法的要件が成立してしまう。
くれぐれもご注意いただきたい。
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<![CDATA[始まったCDの寿命問題]]>Sun, 10 Mar 2019 06:40:51 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/cd_fail
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Photo by Caleb Woods on Unsplash

2月の末あたりから、長年保管していたCDに剥離が始まったとの悲鳴のツイートが相次いでいる。

​Immediateレーベルの "Blues Anytime" シリーズは私もアナログで愛聴し、その後CDで買いなおした経験があるので、同情申し上げるしかない。
ちなみにこのCDは、ジミー・ペイジやエリック・クラプトンらが60年代に自宅録音に近い形で残したブルースのセッション集で、今となっては非常に貴重な音源である。

CDは1982年に商用化された後、音楽用途で急速に普及が進み、早くも1986年には販売数がアナログを超えるに至った。
80年代当時から、CDの物理的な寿命は25~30年くらいではないかと言われていたことを記憶している。
そして今年は、初期に販売されたCDの30年目を過ぎた頃だ。

私自身が購入したアナログ盤として一番最後となったのは Gun's N Roses の "Appetite For Destruction" で、その直後にCDで買いなおしている。
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まずこれをチェックしたところ、今の時点では無事だった。
また、1988年にリリースされた Living Colour の "Vivid" 以降は、CDのみの購入になっている。
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こちらも無事。

そして90年前後から、アナログ盤で所有していた音源をCDで買いなおすという行為に走ったのであった。
このうちの何枚かをチェックしたところ、Led Zeppelin の "II" で剥離が始まっているのを発見。
ラベル面、データ面共に、端から虫食い状に穴が開いている。
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Picture
この状態ではまだ再生が可能だった。
なお Led Zeppelin であればいくらでも買いなおしが効くので、被害としてもまだましな方である。
問題はCDが廃盤になっていたりブートだったりと、もはや買いなおしが効かない場合だ。
例えば、Wet Willie の "Left Coast Live"。
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この盤は高校生だった70年代に愛聴していたレコードの一枚だが、CDは1989年に発売された際に買いそびれてしまっていた。
その後再発されることがなく、ヤフオクなどでの出品も見当たらないため、中々入手することができなかったが、数年前にスウェーデンの中古盤サイトでたまたま発見して購入できた。
こういう類のものは剥離で崩壊されてしまうと本当に困るが、取り合えずこの一枚は無事だった。

さて、CD単品をある程度ピックアップしてチェックした後は、ボックスセットの状態を確認することにした。
数あるボックスセットの中でも、個人的に最も貴重なのは Derek and the Dominos の Layla 20周年記念盤である。
これは1990年に販売されたものなので、既に29年が経過している。
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予想もしていなかった事態だが、ボックス内のスポンジが経年劣化し、粉状になって崩れ落ちていた。
不幸中の幸いでCD自体は問題なく、また崩れたスポンジが融着するような状態にもなっていなかった。
セットのCD一枚目は現在も通常の販路で容易に購入することができるものだが、二枚目と三枚目はアウトテイクやセッション音源なので、腐食は本当に困る。
(余談だが、できれば2020年になったら、50周年記念盤として再発してほしい。)

湿気や直射日光を避けることがCDを剥離から防ぐ予防策になるようだが、いずれにせよ物理的な媒体である以上、CDの経年劣化は避けられない。
最も確実な対策は、バックアップを取っておくことであろう。
ただし著作権法第30条に違反しないように、あくまでも個人使用のためと気を付けなければならない。
さらに数百枚、数千枚のCDのバックアップ作業は現実的でないので、メジャー・タイトルは買いなおせると割り切って、貴重盤に絞るしかない。
もはやこうなってくると、情報システムのバックアップとあまり変わらない気がしてくるが、仕方ない。
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<![CDATA[自衛官募集ポスターの劣化]]>Sun, 24 Feb 2019 10:37:27 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/sdfrecruit
Photo by Ashley Jurius on Unsplash

この数年、自衛官募集ポスターの劣化が著しい。
いわゆる「萌え」系のイラストが席巻しているのである。
徳島地方協力本部に至っては「萌える就職先」と断言する始末だ。
さらに防衛省自体も、こうしたポスターをまとめて紹介するページまで作成している。
自衛隊の“チホン”と呼ばれる各地の地方協力本部(地本)が話題になる機会のひとつが独自に作成している自衛官募集ポスターです。特にマンガ・イラストのポスターは人気で、キャラクターを一般から公募、選ばれた作品で自衛官募集ポスターを展開しています。 
「萌え」系イラストを配したポスターを制作する真意についてネット上でも様々な憶測が飛んでいるが、おそらく「何も考えていない」のが正解ではないだろうか。
一例として、2015年の神奈川地方協力本部による入札公告を見てみたい。
1 趣旨 自衛隊神奈川地方協力本部(以下、「神奈川地本」という。)では、陸・海・空自衛隊のイメージアップ及び自衛官の志願者アップを図るため、自衛官募集ポスター等を作成します。
このため、皆様の関心を引くようなポスターデザイン等を公募により募集します。
2 募集内容(採用基準)
①萌キャラ、ゆるキャラ、その他なんでも可
②陸・海・空自衛隊がイメージできるものであること。
③特に若手層の関心を引くものであること。
採用基準のトップが「萌キャラ、ゆるキャラ、その他なんでも可」とは、いったい何なのか。
脱力するしかない。
そして採用されたのが、テレビアニメ「ハイスクール・フリート」とのコラボ企画だった。
同様の企画は全国の地方協力本部にも広がっていた。
特に茨城地方協力本部では、2014年から「I☆P's(アイピース)」なるキャラクターを全面的に展開し続けている。
キャラクターは三人設定されており、それぞれ「小梅」は陸上自衛隊、「のばら」は海上自衛隊、「ひばり」は航空自衛隊を表しているらしい。
改めてI☆P'sメンバーの名前を紹介します!
3人それぞれが茨城県にちなんだ名前なのでおぼえてくださいね☆

小 梅:県の木「梅」
のばら:県の花「バラ」
ひばり:県の鳥「ヒバリ」

これからもI☆P'sをよろしくお願いします。
また東京地方協力本部では、アニメ「ゲート」とのコラボになっている。
こちらは一応自衛隊をテーマにしたアニメであるが、女性のヘソだしの必然性は全く無いだろう。
そして極めつけは滋賀地方協力本部である。
こちらはカドカワの「ワールドウィッチーズ」10周年イベントとのコラボだそうだ。
さすがにこれは一線を超えてしまっている。
ミニスカートの女性が下着を見せている意味がまったくわからない。(なおアニメに詳しい人によると、これは水着とのことだが、水着であっても問題の本質は何も変わらない。)
一般企業の新卒募集でこんなイラストを使ったら、セクハラとして指弾され、一発でアウトだ。
防衛省は「何も考えていない」のを通り越して、「社会通念上許される常識的な範囲」についてすら考えていないのではないか。
武力を持った組織の人権感覚がこんな状態とは、本当に恐ろしいことだ。

ところで最近、首相・安倍晋三は憲法改悪を強引に推し進めるため、自衛官の子供が「お父さんは憲法違反なの」と訊いて泣いたとの出所不明な与太話をオハコにしている。
子供が泣いたらいちいち憲法を変えるのかよと突っ込みたくなるが、まず「お父さんはこんなポスターで応募したの」と言われないようにすべきではないのか。
訳の分からない与太話よりも、よっぽど現場の自衛官が不憫である。
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<![CDATA[怒りの可視化 #AbeOut0223]]>Fri, 15 Feb 2019 13:01:31 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/abeout0223
Photo by Tim Gouw on Unsplash

「アベノミクス」を盛るための恣意的な統計値の操作、辺野古に反対する沖縄の民意踏みにじりなど、安倍政権は混迷しながらも、いよいよ剥き出しのファシズムを隠そうともしなくなった。
こうした中、安倍政権に対する怒りを表明するためのデモが企画されたが、なんと主催者がツイッターで概要をアナウンスしたと同時に、アカウントが凍結されてしまったのである。
あからさまなヘイト・ツイートは放置する一方、政権に批判的なアカウントを次々と凍結し、その理由すら明かさないツイッター日本法人に対する抗議の意味も込めて、主催者のFacebookページで公開されたデモ告知を全文紹介しておきたい。
写真撮影とバナー制作:木村夏樹氏

#AbeOut0223

2月23日(土)
12時 日比谷公園中幸門集合
12時15分 出発
13時ごろ 楓川弾正橋公園終点、解散

安倍政権の終わりの始まりにする2019年、デモ二発目になります。今回もコールは「安倍は辞めろ」のみになります(一部エリアでは例外あり)。安倍晋三が辞めなくてはいけない理由は山ほどありますが、皆さんが考える最も辞めるべき理由をプラカ、ゲートフラッグ、ダンマクに託して来てください。

沖縄の県民投票前日、故翁長元県知事が過去にネトウヨの罵倒に晒された銀座のど真ん中で安倍にダメ出しすることで、沖縄で安倍政権と戦う人たちへのエールになると考えてこの日に設定しました。そういうプラカ等がたくさんあったら嬉しいです。

また、311からまもなく8年、どうせ日比谷公園出発ならと、東京電力本社前を通過するルートを設定しました。フクイチの事故は安倍晋三の責任でもありますから。なので、日比谷公園から東電前までは原発反対のコールになります。予めご了承ください。

みんなで安倍を終わらせましょう。
写真撮影とバナー制作:木村夏樹氏

[注意事項]

1.団体の幟や旗などをお持ちの方は、デモ隊の後方部にてご参加をお願いいたします。
2.主催よりゲートフラッグの用意があります。持ち手を現地で募集しますので、ご協力よろしくお願いします。
3.極左のプラカなど、主催が問題ありと判断したものは下げていただくこともございます。予めご了承ください。
4.言うまでもなく極左、極右、ネトウヨ、顕正会は見つけ次第排除します。
5.その他不明な点がありましたら、当日腕章をしたスタッフまでお尋ねください。

怒りの可視化
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<![CDATA[憲法違反疑念に沈黙するセキュリティ業界]]>Fri, 01 Feb 2019 15:00:00 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/illegal_access
Photo by NeONBRAND on Unsplash

1月25日、総務省が予定しているIoT機器への無差別侵入と脆弱性調査について、NHKが取り上げた
サイバー攻撃対策の一環として、総務省は家庭や企業にあるインターネット家電などのいわゆる「IoT機器」に無差別に侵入して対策が不十分な機器を洗い出す、世界でも例のない調査を行うことになりました。(中略)
調査では予想されるIDとパスワードを実際に入力して機器に侵入する計画で、本来は不正アクセス禁止法で禁じられている行為だけに専門家からは懸念の声もあがっています。
続けて2月1日には、詳細が総務省から発表された。
ここでは、ZDnetの記事から引用させていただく。
総務省と情報通信研究機構(NICT)は2月1日、脆弱なIoT機器の調査とユーザーにセキュリティ対策を促すプロジェクト「NOTICE(National Operation Towards IoT Clean Environment)」を2月20日に開始すると発表した。NICTがネットワーク経由で調査するが、総務省は「セキュリティが目的であり、通信の秘密は侵害せず、調査などで得られた情報は厳格な安全管理措置を講じる」と主張している
昨今、いわゆるIoT機器の導入が爆発的に広がり、それらを踏み台にしたサイバー攻撃が相次いでいることから、政府が対策の音頭を取ること自体は何ら不自然なことではない。
しかしNHKの記事も指摘しているように、「予想されるIDとパスワード」で実際に機器へのアクセスを実施するというのであれば、それはパスワード攻撃そのものであり、不正アクセス行為になってしまう。
最高刑では懲役を含む刑事罰を科せられるほどの重大なことだ。
不正アクセス行為の禁止等に関する法律
不正アクセス行為の用に供する目的で、他人の識別符号(パスワード等)を取得してはならない。違反者は1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられる。
こうした事態を避けるため、2018年3月6日に関連法規が変更されていた。
NICTが不正アクセス禁止法の構成要件から除外されたのである。
5年間という期間限定ではあるが、NICTは堂々とIoT機器へのアクセスが行えることになった。
しかし関連法規を変えても、「通信の秘密の侵害」を禁じた日本国憲法第21条に抵触する可能性が極めて高い。
日本国憲法第21条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
先ほどのZDnetの報道によると、総務省は「セキュリティが目的であり、通信の秘密は侵害せず、調査などで得られた情報は厳格な安全管理措置を講じる」と主張している。
しかしまったく同じ2月1日、総務省は、基幹統計である「小売物価統計調査」で不適切な調査が行われていたと発表した。
厚労省で発覚した、賃金統計不正に次ぐものだ。
自分たちが実施したい法案を裏付けるために、国の根幹となる基幹統計まで胡麻化すような人たちの主張を、性善説で鵜呑みにすることはできない。

ところで非常に奇妙なことに、情報セキュリティに関する重大な懸念に対して、当のセキュリティ業界からは何の声も聞こえてこない。
私が調べた限りでは、独立系のITジャーナリストとして知られる三上洋氏が「国がやるべきことではない」と懸念を表明しているだけである。
ここで総務省が1月に公開した資料「国立研究開発法人情報通信研究機構法(平成11年法律第162号) 附則第8条第2項に規定する業務の実施に関する計画の認可申請の概要」を参照してみたい。
一番最後のページの一番下に、このような記載がある。
​電気通信事業者への通知に関する業務を、認定送信型対電気通信設備サイバー攻撃対処協会に委託する等
非常に分かりにくいが、今回のIoT機器への無差別侵入と脆弱性調査によって発覚した情報の連絡は、「認定送信型対電気通信設備サイバー攻撃対処協会」として認定された団体に外注するということだ。
そして1月8日、一般社団法人ICT-ISACが「認定送信型対電気通信設備サイバー攻撃対処協会」として認定されていた。
総務省が「無差別侵入と脆弱性調査」を行うと発表する、わずか2週間前のことである。
なんと手際のよいことか。
2月2日現在、「認定送信型対電気通信設備サイバー攻撃対処協会」の認定を受けている団体はICT-ISACだけだ。
これは明らかにICT-ISACへ競争入札なしに発注することを前提として、様々な準備が進められてきたということであろう。

では、ICT-ISACとはどのような団体なのだろうか。
Webサイトによると、「サイバーセキュリティに関する情報収集・調査・分析」などを目的とするとされている。
そして会員企業のリストを見てみると、実にほぼすべてのセキュリティ・ベンダー、通信キャリア、テレビキー局などが名前を連ねているのである。
アルテリア・ネットワークス株式会社
株式会社インターネットイニシアティブ
インターネットマルチフィード株式会社
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
NTTセキュリティ・ジャパン株式会社
エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社
株式会社NTTドコモ
株式会社FFRI
沖電気工業株式会社
株式会社カスペルスキー
株式会社QTnet
株式会社ケイ・オプティコム
KDDI株式会社
株式会社KDDI総合研究所
KDDIデジタルセキュリティ株式会社
株式会社サイバーディフェンス研究所
株式会社シマンテック
株式会社ジュピターテレコム
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
ソフトバンク株式会社
株式会社TBSテレビ
株式会社テレビ朝日
株式会社テレビ東京
トレンドマイクロ株式会社
西日本電信電話株式会社
日本電気株式会社
日本電信電話株式会社
日本放送協会
ニフティ株式会社
日本テレビ放送網株式会社
株式会社日本レジストリサービス
パロアルトネットワークス株式会社
東日本電信電話株式会社
株式会社日立製作所
ビッグローブ株式会社
富士通株式会社
株式会社フジテレビジョン
マカフィー株式会社
またICT-ISACの定款には、このような記述がある。
第9条 社員が次の各号のいずれかに該当する場合には、社員総会の決議によって除名することができる。
(2)当法人の名誉を傷つけ、又は目的に反した行為をしたとき
これでは、会員企業は批判を封じ込められているも同然ではないか。
しかしこうした「鞭」だけではなく、しっかり「飴」も用意されている。
降って湧いたような、2億台近くに及ぶIoT機器のセキュリティ対策需要だ。
飴と鞭を用意されたセキュリティ業界は、これからも憲法違反の疑念に対して沈黙を続けるのだろうか。
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<![CDATA[もうレットイットビーは二度と聞かない]]>Mon, 14 Jan 2019 03:42:39 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/brianmay
Picture
1月2日、沖縄にルーツを持つハワイ在住の日系米国人 Rob Kajiwara 氏がホワイトハウスに対して、沖縄県民投票が完了するまで辺野古埋め立て工事を延期することを求める署名を開始した。
日本国内からはローラさんや所ジョージさんらが次々と賛同を表明して話題になったが、6日にはなんとクイーンのブライアン・メイ氏が「緊急!」というツイートをしたのだった。

​これが報道され広く知られるやいなや、例によってネトウヨの皆さんが噛みつきはじめたが、あまりにも頓珍漢で、各所で自爆を重ねていった。
Picture
「クイーンが反日バンドだったとかショックだわ」といつもの如くの「反日」認定であるが、「もうレットイットビーは二度と聞かない」とは。。。
いくら何でもネタであろうと思いたいところだが、このアカウントの人は某アマチュア楽団のトランペット奏者であることが知られており、しかもツイートの翌日には鍵アカウントになってしまったため、実は本気の書き込みだったのだろう。
なお単純に「反日」「親日」という二項対立で相手を位置づけるのは思考停止と言うしかないが、敢えてその図式に乗ったとしても、クイーンほど筋金入りの「親日」バンドはいないのである。


​そしてなぜか「反日」認定はビートルズへ飛び火。

​残念ながらクイーンは1人ではない。

​ブライアン・メイがなぜ「売名行為」をする必要があるのか。

​ブライアン・メイは日本共産党と何の関係もない。

​ましてや映画「ボヘミアン・ラプソディ」は中国共産党と何の関係もない。

そして極めつけは百田尚樹さんである。


​62才の百田さんが同時代のクイーンを知らないはずはなかろうが、悔しさだけは十分伝わってこようというものだ。

ところで署名は2019年1月14日正午現在で20万筆を超え、あと数千筆でサイトのトップに常時掲載されるところまで来た。
しかし今も沖縄では自民系首長が住民投票の実施を無視し、防衛省はさらに辺野古の西部の埋め立てを狙っている。
わずかな力かもしれないが、さらに署名数を積み重ねていきたい。

​署名はこちらからどうぞ。
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<![CDATA[時代の転換期だった1969年]]>Mon, 31 Dec 2018 02:17:28 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/1969
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Photo by Haley Lawrence on Unsplash

1969年から50年が経過した。
1969年は、アポロ11号による人類初の月面有人着陸で歴史に刻まれた年である。
一方この頃、ベトナム戦争は解決の目途がないまま泥沼化していった。アメリカでリチャード・ニクソンが大統領に就任し、また南ベトナムでは解放戦線側が全土解放を目指して臨時革命政府を樹立する。
日本では、年を越した大学紛争が東大安田講堂攻防で頂点を迎え、さらに秋には国際反戦デーや佐藤首相訪米阻止闘争で全国各地が騒乱状態となった。
また1969年は、映画「男はつらいよ」が初めて製作され、テレビで「コント55号の裏番組をブッ飛ばせ!」「8時だョ!全員集合」「サザエさん」の放送が開始された。
社会的にも文化的にも、来るべき1970年代が予感される年であった。

ロックにおいてもまた、1969年は大きな転換期であった。
1960年代最後のエポックとして、初の大規模なフェスであるウッドストックが開催された。
しかしビートルズは事実上の解散状態になってしまい、ローリング・ストーンズはブライアン・ジョーンズを失ってしまう。
こうした1960年代の終焉と裏腹に、レッド・ツェッペリン、キング・クリムゾン、イエス、EL&Pなど、1970年代に活躍するバンドが次々と登場していった。

1/2     ビートルズ、レット・イット・ビーのプロジェクト開始
1/13  キング・クリムゾンがロンドンでリハーサル開始
1/17 「レッド・ツェッペリン」リリース

1/18 - 19 東大安田講堂攻防戦、600名以上逮捕
1/20   リチャード・ニクソンが米大統領就任
1/30   ビートルズがアップル・ビル屋上でライブ演奏
2/8     ブラインド・フェイス結成
2/24   ジミ・ヘンドリックス最後の英国公演
3/1     ジム・モリスンが公然猥褻罪で逮捕
3/2     中ソ国境紛争(ダマンスキー島事件)
3/12   ポール・マッカートニーとリンダ結婚
3/20   ジョンとヨーコ結婚
3/22   ジョンとヨーコ「ベッド・イン・ピース」開始
3/30   フランシーヌ・ルコント、パリで焼身自殺
4/7     永山則夫、連続射殺事件容疑で逮捕
4/9     キング・クリムゾン、スピークイージーでライブ・デビュー
4/21   ジャニス・ジョプリン、ロイヤル・アルバートでコズミック・ブルースとステージ・デビュー
4/26   ハンブル・パイ結成
4/27 「コント55号の裏番組をブッ飛ばせ!」放送開始
5/13   ビートルズ、赤盤・青盤のジャケット撮影
6/7     ブラインド・フェイス、ハイドパークでデビュー

​6/8     南ベトナム解放民族戦線が臨時革命政府樹立
6/9     ミック・テイラーがローリング・ストーンズに加入
6/28   CSN&Yデビュー
7/3     ブライアン・ジョーンズ死亡
7/20   アポロ11号、人類初の月面有人着陸
7/25   イエス、デビュー

​8/14   北アイルランド宗教紛争にイギリス軍介入
8/15 - 17   ウッドストック・フェスティバル

8/27  「男はつらいよ」公開
9/13    ジョン・レノンらトロントでロックンロール・リバイバル・ショー出演

​9/15    ディープ・パープルがロイヤル・フィルと共演ライブ
10/1    ビートルズ「アビーロード」リリース

10/4    「8時だョ!全員集合」放送開始
10/5    「サザエさん」放送開始
10/12  「クリムゾン・キングの宮殿」リリース

10/17    レッド・ツェッペリン、三回目の全米ツアー開始
10/21    国際反戦デーで1594人逮捕
11/5      赤軍派53人逮捕
11/11    ジム・モリソン、機内泥酔で逮捕
11/15    ジャニス・ジョプリン、ライブで卑猥発言をしたとして逮捕
11/16    佐藤首相訪米阻止闘争で2,500人逮捕
12/6      オルタモントの悲劇

​12/16    ジョン・レノンが世界12か国で「ウォー・イズ・オーヴァー」の看板広告、EL&P結成
12/27  「レッド・ツェッペリンII」全米一位七週

何はともあれ、2019年は50周年記念盤商法に思い切り付き合わざるを得ない年になりそうである。
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<![CDATA[2018年後半の自民党不祥事を振り返る]]>Sat, 29 Dec 2018 04:00:08 GMThttp://naomikubota.tokyo/blog/2h2018_dirtyldp
Photo by Konstantinos Papadopoulos on Unsplash

2018年は、森友・加計疑惑や財務省次官のセクハラなど、政府の底なしのモラル崩壊で始まった年であった。
そしてこれらの恥ずべき事態は、年末に至っても何一つ解決していないどころか、まともに説明すらもされていない。
さらに夏以降には、入管法強行採決や辺野古土砂投入など、剥き出しの強権的な体質が民意を踏みにじり、国の破壊が本格的に始まってしまったのである。
また自民党によるファシズムが進行する中、個々の閣僚や議員たちの無能っぷりや不祥事も、次々と発覚した年でもあった。
こうした自民党のデタラメが余りにも多すぎて、もはや何が何だか訳が分からなくすらなっているので、年の納めにきちんと整理しておきたいと思う。
なお2018年の前半については、「2018年も留まることのない自民党と安倍政権の不祥事」をご覧いただきたい。

6月

沖縄県連会長、喧嘩で書類送検
自民党県連会長の国場幸之助衆院議員(45)が、那覇市の路上で酒に酔った状態で観光客男性とトラブルとなって重傷を負った件で、那覇署は10日午前、国場氏と男性の2人を、傷害容疑で身柄不拘束のまま那覇地検に書類送検した。
衆院厚生労働委員会で、受動喫煙対策を訴える肺がん患者に「いい加減にしろ!」とヤジ
受動喫煙対策が議論された衆院厚生労働委員会で、6月15日、参考人として招かれたがん患者が意見を述べている最中に、自民党の穴見陽一議員が「いい加減にしろ!」とヤジを飛ばしていた。

7月

西日本の豪雨を余所に「赤坂自民亭」と称する大宴会強行
あの酒盛りをしていた時間にも西日本では避難している人たちはたくさんいましたが、安倍晋三総理や上川陽子法務大臣(衆・静岡1区)などは楽しそうに記念写真を撮影していました。その結果、これほど大事な時に安倍晋三総理は二日酔いとしか思えないむくんだ顔で15分ほど対策会議をした後、私邸に帰りました。
5日夜は、東日本から西日本の広い範囲で記録的な大雨になる恐れがあると気象庁が発表していた。西村氏は東京・赤坂の衆院議員宿舎で開かれた「赤坂自民亭」に出席。首相のほか岸田文雄・党政調会長らが顔をそろえた。西村氏は懇親会終了後の午後10時ごろ、グラスを持った笑顔の集合写真とともに「和気あいあいの中、若手議員も気さくな写真を取り放題!」とツイッターに投稿した。
衆院議院運営委員長・古屋圭司、二重帳簿でパーティー券収入過少申告
自民党の古屋圭司・衆院議院運営委員長の事務所が政治資金パーティー券の販売実態をノートで管理し、政治資金収支報告書に実際の収入の半分程度に過少記載していた疑いのあることが分かった。朝日新聞は2016年7月のパーティーに関するノートのコピーを入手し、複数の事務所関係者から証言を得た。
総務相・野田聖子巡り、金融庁が総務省側へ事前に文書開示
野田聖子総務相の事務所秘書が仮想通貨関連会社の関係者を伴って金融庁から規制の説明を求めた問題で、金融庁が総務省側に対して開示決定通知書などを事前に渡していたことが25日、分かった。金融庁の幹部も了承していたという。
杉田水脈「新潮45」でのLGBT差別で大規模な抗議デモ、「新潮45」は事実上の廃刊に
7月18日(水)発売の月刊誌『新潮45』2018年8月号(新潮社)に、杉田議員が「LGBT」支援の度が過ぎる」というタイトルの文章を寄稿。7月27日(金):自民党本部前で抗議運動 自民党本部前で杉田水脈議員の辞職を求める抗議運動が行われ、約5000人が参加した。
自民党の二階俊博幹事長は2日夜、LGBT(性的少数者)をめぐる月刊誌への寄稿で党の指導を受けた杉田水脈衆院議員などをめぐり「こういうことは大げさに騒がない方がいい。この程度の発言があったからといって、帰国してからどうだっていう話ではない」と発言したことについて、「『この程度』とは、発言者(杉田氏ら)のことであり、LGBTの方々を指して言っているわけではない」との補足コメントを公表した。
だめだ、こりゃ。二階や杉田は、次のHUFFPOSTの記事を穴が開くまで読め。
差別煽動効果の問題。政治家の差別は、一般庶民の差別に比べて、非常に強力に差別を煽動してしまうこと。これが最大の問題である。
なお杉田は、ネットメディアの「No Hate TV」から「2018最悪ヘイト王第一位」に選出された。
写真は「No Hate TV」からキャプチャー

10~12月

10月に行われた内閣改造で初入閣した面々が、さっそくポンコツぶりを全開
【詳報】初入閣12人 自民内から「在庫一掃」の声
「全裸訪問」に「不法献金」、沖縄北方担当相・宮腰光寛
宮腰光寛沖縄・北方担当相は30日の記者会見で、2007年に東京都内の衆院赤坂議員宿舎で酒に酔って裸で他の議員の部屋を訪れたという週刊文春の報道について「深く反省し、ご迷惑をかけたみなさまには改めておわび申し上げたい」と陳謝した。
新たに宮腰光寛沖縄・北方担当相が談合で処分を受けた企業から献金を受けていたことが判明した。
PCを触ったことがないしUSBも知らない最強のポンコツ、サイバーセキュリティー担当相・桜田義孝
桜田義孝五輪相は5日の記者会見で、文部科学副大臣だった平成25年に東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含むごみ焼却灰などの指定廃棄物を「福島に置けばいい」と発言したことについて、改めて陳謝した。
日本政府でサイバーセキュリティー担当を兼務する桜田義孝五輪相が日常的にパソコンを使用していないと明らかにしたことについて、海外メディアは相次いで報道した。サイバー対策の責任者がパソコンを使わないことが驚きを持って受け止められている。
野党は「USBが何であるかもわからない」「USBは穴に入れるらしいですけれども、わからないので、官僚に聞いてください」といった前回の桜田大臣の答弁に言及。この発言は米ニューヨークタイムズ紙や、英ガーディアン紙をはじめとした世界中のメディアで報道され、失笑を買った。
人は自分の能力が不足していたり、自分がそれに適していないということを認識することが難しい。そのため能力が低い人ほど、自分を高く評価してしまうというダニング・クルーガー効果がおきやすい。
弱者たたきで名を馳せた地方創生担当相・片山さつき、底なしの不正発覚

条例違反の看板、各地に設置
看板の条例違反認める片山さつき地方創生担当相は21日の衆院内閣委員会で、さいたま市、浜松市、名古屋市にそれぞれ設置された自身の書籍の広告看板が条例に基づく市の許可を得ていなかった時期があり、条例違反だったことを認めた。「更新が切れていた時期はそうだった」と述べた。
政治資金で「入浴剤」爆買いと500万円不正計上疑惑
片山さつき地方創生担当大臣(59)の疑惑が噴出。特に政治資金をめぐる疑惑は尽きず、収支報告書の訂正は40カ所以上、総額は500万円を超えている。
政治資金不記載訂正 一回目
政治資金収支報告書によると、片山氏が参院で2度目の当選を果たした2016年、投開票日(7月10日)直前の6月下旬から7月上旬にかけて、8つの業界団体から片山氏が代表をつとめる政党支部、政治団体、片山氏個人に対し、「寄附」、「陣中見舞」などの目的で計200万円が支出されている。だが、受け取った片山氏側の収支報告書には、献金は一切記載されていないのだ。
政治資金不記載訂正 二回目
片山さつき地方創生担当相が代表を務める政治団体「自民党東京都参院比例区第25支部」が平成26年と28年の政治資金収支報告書を訂正していたことが6日、分かった。収入に10万円ずつの未記載があった。2日付。この政治団体は先月31日にも報告書を訂正している。
政治資金不記載訂正 三回目
片山さつき地方創生担当相の事務所は13日、関連する政治団体の政治資金収支報告書の訂正を総務省に届け出たと発表した。収入の記載漏れが34件(計450万円)、支出の記載漏れが6件(計90万3000円)あった。日付の訂正なども7件あったという。
政治資金不記載訂正 四回目
片山さつき地方創生相の関連の政治団体3団体が、2017年の政治資金収支報告書で、計約600万円分の資金の出入りを訂正していたことがわかった。
政治資金不記載訂正って「反射的」に起こるものなのですか
政治団体の政治資金収支報告書の訂正が相次いでいる片山さつき地方創生相は4日の閣議後会見で、3回目の訂正をした際に「それ以上ない」と国会で答弁しながら4回目の訂正があったことについて、「(過去3回の訂正で)繰り越しが増えるので反射的に増えてしまうものだ」と釈明した。相次ぐ訂正には「大変申し訳ない」と謝罪した。

追加

大晦日にとんでもないニュースが飛び込んできた。

前衆院議員・赤枝恒雄が東京医大の裏口入学で口利き
東京医科大の不正入試問題で、医学部看護学科の一般入試で特定の受験生を合格させるよう前理事長に依頼した国会議員について、同大職員が、同大出身の産婦人科医で自民党前衆院議員の赤枝恒雄氏(74)だと説明していることが大学関係者の話でわかった。


​2019年に行われる統一地方選や参院選の折には、ぜひとも思い出しておきたいものだ。
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