久保田直己 不撤不散
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ヘイトの挙句の自爆訴訟

2/11/2019

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2019年3月、ツイッターで「ヘイトの先頭に立っていた」と指摘されていた「凪論」なる人物が名誉毀損の民事訴訟を起こしたが、東京高裁は2019年9月、その主張をすべて退ける判決を下した。
東京高裁の判決は「凪論」の目論見に反し、ヘイトスピーチ解消法(判決内では「差別的言動解消法」)に基づいて、原告である「凪論」のヘイトスピーチを指弾する画期的な内容となってしまった。
最高裁へ上告する2週間の期限が過ぎ判決が確定したため、このほど入手した判決文に沿って詳細に紹介していきたい。
なお個人情報に配慮し、「凪論」を含め関係者の本人特定につながる情報には可能な限りマスクをさせていただいている。

1. 訴状の概要

対象となったツイートの内容は次のようなものである。
あろうことかaaaのbbbの職員、「凪論」ことccc某がヘイトの先頭に立っていたことが発覚。きっちり社会的責任取ってください。ブログ削除して逃亡程度では落とし前つかんよ。
dddddddd

(注 原文にはそれぞれ、aaa: 地域名、bbb: 職場名、ccc: 「凪論」の実際の姓、dddddddd: ブログのリンク が記載されている。)
要は当ツイートでの「ヘイトの先頭に立っていた」との記述、およびブログのリンクを張り付けた行為が名誉毀損に当たるから損害賠償を払えという告訴である。
なお以下の判決文引用において判りやすくするために、原告である「凪論」を「N」、被告を「H」、上記ブログの持ち主を「B」として記載させていただくこととした。

2. 東京高裁の判断

東京高裁は、以下に引用するように、Nの主張を「すべて理由がないもの」として退けた。
違法性阻却ないし責任阻却事由が認められ、また評価を述べた部分も論評としての域を超えた人身攻撃であるとまでは認められず、違法な侮辱により名誉感情を侵害したとはいえないから、NのHに対する請求はすべて理由がないものと判断する。

3. 判断の理由

東京高裁は上記のような判断に至った理由を、ツイートの内容と趣旨、およびリンク先のブログの内容に大別して列挙している。
ツイートについてはNが「ヘイトの先頭に立っていた」ことを「事実を摘示したもの」と認めた。その根拠は、Bがブログで指摘していたN自身によるブログの内容そのものであった。まさに告訴したら返り討ちに会ったというしかない。
また何より重要なのは、Nのブログの内容について「本邦外出身者を不当に差別し、地域社会から排除することを扇動することにつながりかねない言動として、差別的言動解消法のヘイトスピーチに該当する可能性がある」として、ヘイトスピーチ解消法に基づく判断を下した箇所であろう。
以下、判決文から引用する。
「本件ツイートの趣旨・内容はいかなるものか」

本件ツイートの「ヘイトの先頭に立っていた」との記載は、閲覧者の普通の注意と読み方によれば、Nが率先してヘイトスピーチを行っていたとの事実を指摘していると読むことができる。

そして、そのことは、本件ツイートにリンクして一帯となるB投稿中の「一定の研修を経てもなお差別意識を持つ者」、「N氏がまさにそのような性向の人物である」、「ヘイト暴力の被害者を揶揄する姿勢」であり、N氏は、「ブログで民族差別暴言をも書いています」との記述によって、Nがヘイトスピーチを率先して行っている人物であるとの事実を摘示していることがより明確となる。

すなわち、「ヘイトの先頭に立っていた」という記述は、より具体的な裏付けとなる上記各事実の記載により、証拠等をもって決することができるものとして、事実を摘示したものということができる。
(なお、この点は、上記のとおり摘示する事実が、差別的言動解消法の差別的言動に該当する法的な意味を有する事実であるとしても、異ならない。)
「事実の真実性、又は真実と信じることについて相当の理由があるか」

本件ツイートが公開された前年の平成25年頃より、在特会等によるヘイトスピーチが社会問題となり、新聞等のメディアでも大きく取り上げられていたこと、Nが作成した「凪論」のブログには、「京都朝鮮第一初級学校街宣名誉毀損裁判傍観記」、「西村斉氏の父親=エロ仙人氏という誤りはなぜ発生したか ~在日特権を許さない市民の会と体質が変わらない京都朝鮮学校と原告弁護団~」、「李明博大統領がいわゆる従軍慰安婦問題の解決を要求 ~また始まった韓国の反日カードの時代~」等の記事があり、その中には「彼ら(京都朝鮮学校及びその弁護団のこと)は、在日特権を許さない市民の会などに対する怒りや憎悪の果てに自らもまた同じダークサイドに陥ったと言えよう」との記載があり、また、「日本を憎むことでしかアイデンティティを保つことができない韓国人の気質」との記載もあること、そのような「凪論」の筆者であるNが子どもの人権を護るべきbbbの職員であること、Nの勤務するaaa市bbbやaaa市長に対して、「凪論」の記載などを理由に市会議員であるBから抗議があったこと、以上の事実を認めることができる。
​
そして、上記の認定の「凪論」の記載のうち、ヘイトスピーチの被害者について、在特会などに対する怒りや憎悪の果てに自らもまたダークサイドに陥ったとの記載は、同被害者を揶揄し、貶めている記載であるということが可能であるし、また、「日本を憎むことでしかアイデンティティを保つことができない韓国人の気質」との記載は、本邦外出身者を不当に差別し、地域社会から排除することを扇動することにつながりかねない言動として、差別的言動解消法のヘイトスピーチに該当する可能性があるということができる。

4. ツイートに関する結論
​
前述したように、東京高裁はツイートの「ヘイトの先頭に立っていた」との記載について「真実性があるか、又は真実と信じるについて相当の理由がある」と断じた。
本件ツイートの「ヘイトの先頭に立っていた」との記載は、Nが率先してヘイトスピーチを行っていた事実を摘示するものであるが、上記「凪論」の記載が、ヘイトスピーチに該当する可能性があるということができるから、真実性があるか、又は真実と信じるについて相当の理由がある。

5. Bブログに関する結論

またBによるブログでのNに関する記述も悉く「真実性があるか又は真実と信じるについて相当の理由がある」とされている。
ヘイトスピーチの被害者に対し酷薄な感情しかもっていない事実およびその被害者をブログで貶めている事実を摘示しているが、上記「凪論」の記載が、同被害者を揶揄し、貶めている記載であるということが可能であるから、真実性があるか又は真実と信じるについて相当の理由がある。

Nが一定の研修を経ても差別意識を持ち差別人権侵害問題に対し酷薄な感情しか持てないという事実を摘示しているが、上記「凪論」の記載が、同被害者を揶揄し、貶めている記載であるということが可能であるから、真実性があるか又は真実と信じるについて相当の理由がある。

Nがヘイトスピーチを行う勢力により暴力に遭った被害者を揶揄している事実及びNがヘイトスピーチによる被害者に対して思いを馳せたり気の毒に思ったりすることのない人物であるということが可能であるから、真実性があるか又は真実と信じるについて相当の理由がある。
​
Nが、徳島県教組事務所襲撃事件の被害者を突き放す態度を示している事実、他人の恐怖や苦しみを感じ取れない人物であるという事実及び民族差別を行う人物であるという事実を摘示したものというべきであるが、上記「凪論」の記載が、ヘイトスピーチの被害者を揶揄する記載であるということが可能であり、また、ヘイトスピーチに該当する可能性がある記載もあることから、被害者を突き放すとか、他人の恐怖や苦しみを感じ取れないという記載については、真実性があるか又は真実と信じるについて相当の理由がある。

6. 総合的な結論

以上のように、「凪論」ことNにとって完膚なきまでの敗訴となった。
本件ツイート及びそれにリンクする本件B投稿中の本件各B記述の内容は、名誉侵害の不法行為の違法性ないし責任を欠くものというべきで、NのHに対する損害賠償請求は理由がない。

​なお、侮辱として名誉感情を害するとの主張もするが、上記の認定判断によれば、社会通念上許される限度を超える侮辱行為があったとも認めることもできず、名誉感情の侵害を理由とする不法行為の主張も理由がない。
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安倍応援団の自爆攻撃

22/10/2019

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Photo by JuniperPhoton on Unsplash

国民民主党・参院議員の森ゆうこ氏による質問内容が事前に漏れ、質問が予定されていた予算委員会よりも前にネット・メディアで公開されたうえ批判を受けるという事態が発生した。
まず当件のおおよその流れを整理するため、10月19日の朝日新聞の紙面から引用させていただく。
国民民主党の森ゆうこ参院議員が政府側に事前通告していた質問内容が外部に流出していたとされる問題で、野党側の「質問通告漏洩問題調査チーム」が18日、内閣府からの聞き取り調査の結果を発表した。
内閣府の説明によると、15日の参院予算委員会での森氏の質問内容について、内閣府の事務局が11日夜、森氏が参考人招致を求めていた国家戦略特区ワーキンググループの原英史・座長代理に対し、原氏に関連しない質問も含めたすべての質問内容をメールで送付した。原氏はその後、知り合いの大学教授に質問内容を電話とメールで連絡したという。
大学教授にどの範囲の質問内容が示されたかは不明だが、この大学教授は14日に放送されたDHCテレビのネットニュースで森氏の「質問通告を見た」と発言し、森氏への批判を展開した。
記事内では実名を伏せられているが、この大学教授とは嘉悦大学の高橋洋一氏である。
右派論客、あるいは安倍晋三応援団として知られている人物だ。
当の高橋氏は10月18日にツイッターで次のように吠えている。

質問通告項目を守秘なんていう国会議員は、質問したことがないか、いじめのためにしか質問しないヤツだな。そんなの不要だよ

— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) October 18, 2019

​「いじめのための質問」なのかはさておき、実は高橋氏のこの主張はあながち間違っているわけでもない。
某国会議員のベテラン元秘書に確認したところ、実は質問通告に関しては明確な規定がないとのことである。規定がないから罰則もない。
特に野党側の質問には、所轄省庁から民間に問い合わせを求めるものも含まれるため、省庁から外部へ関係ない質問内容が送られてしまうことは従来もあったそうだ。
とても法治国家とはいいがたいが、与野党ともに紳士協定として運営してきた。
それを国会よりも前にネットで晒しものにするという形で踏みにじる人物が現れたのだから、たまったものではない。
この件を踏まえて自民党側でも民間側に守秘義務や罰則を課す動きがあるようだが、当然であろう。

ところで野党側の質問についてあれこれ言われているようだが、自民党が野党だった時の質問内容はどうだったのか。
これについては、立憲民主党の有田芳生・参院議員が、小泉進次郎氏の質問要旨を実例として公開している。

自民党が野党だったときの質問通告。小泉進次郎、菅原一秀、河井克行の各議員(それぞれ現大臣)は、こんな手法で政権を追及していたのか。驚くばかりだ。河井法務大臣への野党の質問が近いのだが……。 pic.twitter.com/RooA9WxiFv

— 有田芳生 (@aritayoshifu) October 17, 2019


1. 政権交代について

2. 政治不信について
​
3. その他
いやあ酷い。
これで政府や省庁側は、どうやって回答を準備しろというのか。

そして環境大臣に就任した当の本人はこのありさまである。
10月7日のサンスポから引用する。
事前に用意した答弁資料を読み上げる無難なデビューを選択したようだ。
官僚が用意した文面を読み上げるだけの答弁。
「無能」の誹りを受けても反論のしようがあるまい。

こうした事態を受けて、野党側の怒りも限界を超えてしまったようである。
10月17日のテレビ朝日は次のように伝えている。
野党の統一会派は、政府側に事前に通告した国会での質問内容が外部に漏れていた疑いがあるとして、今後は詳細な質問内容を通告しないと決めました。
当面、質問の詳細な内容は事前通告されないことになってしまった。
石炭火力発電をどのように減らしていくのかと国連で質問されて答えに窮するような環境大臣・小泉進次郎をはじめ、閣僚として居座る安倍内閣の無能な面々は、官僚による事前の準備無しで、これからどのように答弁するつもりなのだろうか。
高橋洋一氏が不用意にも与党側へ加えてしまった傷はあまりにも深い。
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次のノーベル賞候補は杉田水脈センセーかもしれない

13/10/2019

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Photo by Arnel Hasanovic on Unsplash

2019年のノーベル化学賞を吉野彰氏が受賞した。
吉野氏らによるリチウムイオン電池の開発がスマホの普及に大きく貢献したことは、私ごときが言うまでもない。

しかし、リチウムイオン電池も軽く吹っ飛ぶ驚くべき技術を体験した方がいる。
自由民主党所属の衆議院議員である杉田水脈氏である。
なんと電源を切ってあるスマホからデータを丸ごと抜くことができるのだそうだ。
とりあえずご本人の弁を記録した動画をご覧いただきたい。

してますよ〜。笑 pic.twitter.com/wP8yEQ7Sif

— ノンタン (@wLQlYunUFn7rWcZ) October 12, 2019

​以下、動画から肝心のポイントを抜粋しておく。
でももう仕方がないじゃないですか。
で、家においておきました、もう。
で、その他の先生たちも空港で、空港まで来ている秘書さんに預けて、それでもう皆、中国に行ったんですね。
と言うのも、やっぱり今ねえ、スマホを電源を切って鞄の中に入れておいても、空港なんかをこう通過したりとかするときに、全部データを抜かれるんだと。
非常に恐ろしいということなんで、スマホも持っていかないでください、携帯も持っていかないでください、とこういうふうなことだったんですね。
一言で「スマホのデータ」と言っても当然ながらサイズは様々であるが、とりあえず私自身のiPhoneの環境で杉田氏のご高説を検証してみたい。
機種は iPhone X で、ストレージの容量は256GBである。
このうちOSも含めて、現在はおよそ60GBの領域を使用している。
ビットに換算すると480Gbitになる。

キャリアはソフトバンクでLTE回線なので、理論上の最大速度は150Mbpsとなっている。
しかし「データを抜かれる」速度を計算するためには、実際のアップロードの速度が必要だ。
10月13日15時時点での、私のiPhoneからのアップロード実測値は24.2Mbpsであった。
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この環境でiPhoneに入っているデータをすべて抜くためには、5時間30分の時間を要する。
空港でチェックインして搭乗するまでの時間では収まらないだろう。

なお現在導入が進められている5Gでは、速度が桁違いに速くなる。
2019年4月に、Verizonの広報担当であるDavid Weissmann氏が計測したところ、ダウンロードで762Mbpsもの速度が出たとのことだ。 

Thrilled to be in Minneapolis as @verizon 5G UWB makes history!

Speed test here in front of US Bank Stadium

Impressive! pic.twitter.com/jvW4YlYPMA

— David Weissmann (@djweissmann) April 3, 2019

​残念ながらアップロードのデータは公開されていないが、ダウンロードとほぼ同じ速度が出ると仮定して計算してみたい。
その結果、10分強の時間で私のiPhoneのデータを転送可能であることが判った。
それにしても10分以上も送信しっぱなしであればスマホ本体がかなり発熱するので、注意深い人であれば、スマホが何か不審な挙動を執っていることに気づくだろう。

さらにキャリアの回線以外でデータを抜く手段としては、WiFiのアクセスポイントを悪用することが考えられよう。
ちなみに私の自宅のネットワーク環境は、2Gの光回線にIEEE802.11ac対応の無線ルータで構成されている。
個人ユーザーのスペックとしては、高速の部類に入るであろう。
実際にアップロードの速度を測ったところ、401Mbpsであった。
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この環境でiPhone内のすべてのデータをアップロードすると、およそ20分の時間を要することになる。
LTEほどの長さではないが、先ほどの5Gの場合と同様に、スマホ本体が発熱するレベルである。

なお、2019年7月にリリースされたiOS 12.4以降のOSを搭載したiPhone同士であれば、ネットワークを経由せずにデータを移行することも可能である。
しかし2台のiPhoneをペアリングさせるなど、いくつかの手順を踏む必要があるため、他人のiPhoneの中身をコピーすることは不可能だ。
またApple製品の専門誌であるMacRumorsの検証によると、iPhone同士のデータ転送は「iCloudよりは速かった」ということなので、WiFiより多少速い程度と思われる。

ここまでiPhoneのケースで検証してみたが、Androidはどうだろうか。
Androidの場合、あらかじめバックドアを仕掛けておけば、データを抜くことは技術的に可能である。
実際フォーブス誌は、一部のAndroid系廉価スマホに出荷時点で "Triafa" なるバックドアが仕込まれていたことを報じている。
しかしバックドアを悪用したデータ伝送でも、先ほど計算したような時間が必要であることには何ら変わらない。
そして何といっても大前提となるのは「スマホに電源が入っていること」である。

ここで話を杉田水脈議員に戻したい。
彼女によると「スマホを電源を切って鞄の中に入れておいても、空港なんかをこう通過したりとかするときに、全部データを抜かれる」技術が存在するそうだ。
このような技術があれば、5Gすら不要であろう。
しかも当のAppleやGoogle自身も持ち合わせていない技術である。

とにかく極右やネトウヨの皆さんは、前代未聞・驚天動地の技術を数々ご存知のようで、まったく驚かされるばかりである。
例えば、ツイートの文面だけで相手の国籍を読み取ってしまう「国籍透視」能力も、広く普及しているようだ。
一般社会ではまったく知る由もない技術だが、ここはひとつノーベル賞でも目指してもらいたいものだ。

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アビー・ロード 50周年スーパー・デラックス・エディション 開封の儀

28/9/2019

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Photo by Melissa Van Gogh on Unsplash

「アビー・ロード」50周年記念のボックスセットが到着した。
2017年の「サージェント・ペパーズ」、2018年の「ホワイト・アルバム」に続く企画である。
早速アマゾンの段ボールを開封したところ、ボックスセットの上にミニ・ポスターが張りつけられていた。
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​ひっくり返してボックスの裏面を見ると、セットの内容が一目でわかるようになっている。
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​セット自体はLPサイズで、リミックスのCD 1枚とアウトテイクやデモが収録されたCD 2枚、さらにオーディオのBlu-rayで構成されている。
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​また写真集を兼ねたボックス本体ですべての曲が詳細に解説されており、さらに日本盤では付属のライナーで翻訳を読むことが可能だ。
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​なお開封の儀はビートルズの公式YouTubeチャネルでも公開されているので、こちらも参考にしてほしい。

肝心のリミックスの音だが、オーバーダビングされたコーラスやギターなどの分離がはっきりして、定位もクリアになった。
特にピアノやパーカッションなど、今まで気づかなかったような音まで聴こえるようになっており、オリジナルから50年も経っているのに新たな発見があることに驚かされる。
ボックスセットのリリースに合わせて "Here Comes The Sun" のプロモ動画が9月27日に公開されているが、特にこの曲で楽器の輪郭が顕著に改善されているのが判るので、聴いてみてほしい。

​ところでApple Musicでは、このスーパー・デラックス・エディションのリミックスのみならず、アウトテイクやデモも含めた全曲を試聴できるようになっている。
ボックスセットの購入を検討する際には、こちらも是非利用いただければと思う。

​いよいよ来年2020年は、怒涛の1970年から50年目に当たる。
これから10年は50周年記念商法に付き合うことになりそうだが、こうなったらとことん付き合うしかあるまい。
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1971年 レッド・ツェッペリン初来日の全音源

7/9/2019

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Photo by Fezbot2000 on Unsplash

"Led Zeppelin III" をリリースした翌年の1971年、遂にレッド・ツェッペリンが待望の初来日を果たした。
ライブ会場は東京と大阪だけでなく、バンド側の強い希望で広島が加えられている。
広島に着いたレッド・ツェッペリン一行は原爆ドームと原爆資料館を訪れ、また広島でのギャラをすべて原爆の被害者に寄贈した。
こうした彼らの思いであろうか、広島はもとより、東京や大阪でも長時間にわたって緊張感の高い演奏が繰り広げられた。

1971年は歴史的名盤 "Led Zeppelin IV" がリリースされており、レッド・ツェッペリンにとっても頂点のひとつを極めた年でもある。
ここでは東京、広島、大阪での全5公演の他、この年のライブ音源をブートで辿ってみることとしたい。
また1969年の音源は「1969年のレッド・ツェッペリン」、そして1970年については「ブートで辿る1970年のレッド・ツェッペリン」を併せて参照いただければ有難い。
なおセットリストなどの詳細な情報は、ledzeppelin.com を参照した。

1970年9月まで怒涛の全米ツアーを繰り広げたレッド・ツェッペリンは、1971年3月5日から北アイルランドのベルファストを皮切りに、ヨーロッパ・ツアーを開始した。
半年ぶりのライブは、前年にリリースされた "III" に収録されている "Immigrant Song" で開幕。
さらにこの時点では未公開だったアルバム "Led Zeppelin IV" から "Black Dog" "Stairway to Heaven" "Rock and Roll" が初めてライブ演奏されている。

​翌日3月6日のダブリンでは、"Rock and Roll" がアンコール曲となった。

3月9日から4月1日まで全英ツアーをこなし、一か月後の5月3日と4日にデンマークでライブを行っている。
5月3日もアンコールの "Rock and Roll" で〆られた。 

5月10日にリバプールで、また7月5日にはミラノで散発的にライブを行った後、8月7日のスイスに上陸したレッド・ツェッペリンは、続けて大規模な北米ツアーを開始した。

​ロサンゼルスでのライブは8月21日と22日と二回続けて行われた。
いずれも最終曲はジョン・ポール・ジョーンズのオルガン・ソロに続く "Thank You" となっている。

​23日のテキサス州フォート・ワース、31日のフロリダ州オーランドでのセットリストもほぼ同様。



​9月4日、カナダのトロントでは、ライブ前に "Led Zeppelin III" に対するゴールドを受賞した。

9月9日のヴァージニア州ハンプトンでの音源は、残念ながら "Moby Dick" の途中で切れてしまっている。

アンコール曲は、9月11日のニューヨーク州ロチェスターまで "Thank You" だったが、13日のカリフォルニア州バークレーでは再び "Rock and Roll" となった。
14日にもバークレーでライブが行われているが、この日は "Whole Lotta Love" で終了している。





​そして9月23日、ついにレッド・ツェッペリンが日本に上陸した。
初日の武道館では、バンドが登場する前に司会者によるMCがあり、「レッド・ツェッペリンの演奏会、今日は第一部も二部もありません」などと話していて、現代とは違う時代の空気を感じさせる。
しかしバンドが登場するやいなや "Immigrant Song" でロバートが吠え、"Heartbreaker" でジミーが炸裂。
"Since I've Been Loving You" も、その後公開されたマディソン・スクェア・ガーデンでの演奏を凌ぐ凄まじさである。
さらに30分にわたる "Whole Lotta Love" では、"How Many More Times" "You Shook Me" なども交えた変幻自在のアドリブ大会。
こんな演奏を突き付けられた当時の観客は、腰を抜かしたであろう。
なおこの日のアンコールは "Communication Breakdown" だった。

武道館の二日目は、初日に無かったジョン・ポール・ジョーンズによるオルガンのソロと "Thank You" で終了し、その後アンコールの "Communication Breakdown" へ突入。

9月27日、東京に続く広島でのライブ。
武道館でのライブも凌ぐ緊張感で演奏されている。
アンコールの "Communication Breakdown" の途中で演奏をいったん停め、ロバートが観客に「ステージに押し寄せるな。落ち着け。そこで座れ」となだめたうえで演奏を再開した様子が判る。

9月28日、大阪の初日ではビートルズの "Please Please Me" と "From Me to You" のサワリを歌って "Celebration Day" に突入するという遊びを見せている。
さらにアコースティック・セットの中では "We Shall Overcome" や "Down by the Riverside" を交え、また最後の "Communication Breakdown" の前に "C'mon Everybody" をカバー。

翌29日、大阪の二日目では "Thank You" に続けて "Rock and Roll" が演奏されるという豪華なセットリストとなった。



来日後およそ一か月の休暇を取り、11月8日に "Led Zeppelin IV" をリリースしたレッド・ツェッペリンは、11月11日のニューキャッスルから全英ツアーを開始する。



​11月16日は初めて "Gallows Pole" でライブを終了してみせた。 

​11月24日、マンチェスターでは再び "Thank You" を最後に持ってきている。



​12月21日のサリズビュリーでのライブで、1971年のツアーは終了した。
翌年1972年は、二回目にして最後となった再来日が行われる。
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メールアドレスとパスワードの漏洩の確認

1/9/2019

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Photo by CMDR Shane on Unsplash

昨年末あたりから、楽天やアマゾンなど実際のサービスを装った偽装メールが蔓延しており、内閣サイバーセキュリティセンターや警視庁が注意を呼び掛ける事態になっている。

【注意喚起】(1/2)
「 あなたのパスワードが侵害されました 」という件名で、ビットコインを要求する不審なメールが拡散中だとして、JC3(日本サイバー犯罪対策センター)が注意喚起をしています。
迷惑メールの一種と考えられますので、仮想通貨の支払いに応じないよう注意してください。

(続く)

— 内閣サイバー(注意・警戒情報) (@nisc_forecast) March 11, 2019

また現実には、さらに多くの英語スパム・メールが飛び交っていると思われる。
幸い、そのほとんどがスパム・フィルターによって隔離されているため、目にすることは少ない。
試しに隔離されたものからサンプルを拾ってみたところ、メールのタイトルがパスワードになっており、差出人は受信者のものを偽装していたものがあった。
あたかも「お前のメールアドレスもパスワードも知っているぞ」と脅さんばかりである。
Hello!

I am a representative of the hacker group.
In the period from 03/06/2019 to 25/08/2019 we got access to your account <メールアドレス> by hacking one of <プロバイダー名> mail servers.

You already changed the password? 
Sumptuously! But my program fixes this every time. And every time I know your new password!

Using access to your account, it turned out to be easy to infect the OS of your device.

At the moment, all your contacts are known to us. We also have access to your messengers and to your correspondence.
All this information is already stored with us.

We are also aware of your intimate adventures on the Internet.
We know that you adore adult sites and we know about your sexual addictions.
You have a very interesting and special taste (you understand what I mean).

While browsing these sites, your device's camera automatically turns on.
Video-record you and what you watch is being save.
After that, the video clip is automatically saved on our server.

At the moment, several analogy video records have been collected.
From the moment you read this letter, after 60 hours,
all your contacts on this email box and in your instant messengers will receive these clips and files with your correspondence.

If you do not want this, transfer 700$ to our Bitcoin cryptocurrency wallet: <ビットコインのウォレット情報>
I guarantee that we will then destroy all your secrets!

As soon as the money is in our account - your data will be immediately destroyed!
If no money arrives, files with video and correspondence will be sent to all your contacts.

You decide... Pay or live in hell out of shame...

We believe that this whole story will teach you how to use gadgets properly!
Everyone loves adult sites, you're just out of luck.
For the future - just cover a sticker your device's camera when you visit adult sites!

Take care of yourself!
これをざっくり翻訳すると、こんなところだろう。
お前のメールアドレスをハッキングした。
パスワードを変えても無駄である。
既にOSに感染しており、メッセンジャーなどの連絡先を窃取した。
ところでお前はエロサイトを見ているようだが、Webカメラを使ってエロサイト鑑賞中のお前の姿も録画してある。
これをばら撒いてほしくなければ、ビットコインで700ドル払え。
払わなければ、すべての連絡先に送り付けてやる。
支払うか、一生恥をかくか、よく考えろ。
なんとも効率の悪い犯罪である。
スパム・フィルターを通り抜けたとしても、日本人の多くは見知らぬ相手からの長文の英語メールなんかそのままゴミ箱行きにするだろうし、ビットコインで送金できる人も限られているだろう。
なお、私のPCはデスクトップなので、そもそもWebカメラは付いていない。アホか。

しかしメールアドレスとパスワードの組み合わせが漏洩している事態は看過できない。
例えば、ビジネスSNSとして日本でもユーザーの多いLinkedInは、2012年にハッキングされ、1億6,000万以上ものメールアドレスとパスワードの組み合わせが窃取されている。
もしこの組み合わせをLineやAmazonなど他のサービスでも使いまわしをしていたなら、簡単にアカウントを乗っ取られてしまうだろう。

では、どのサイトからメールアドレスが流出し、その中に自分のものが含まれているかどうか、チェックするにはどうすればいいのだろうか。
こうした情報を、マイクロソフトのTroy Hunt氏が "have i been pwned?" というサイトで提供してくれている。
このサイトによると、情報漏洩を起したサイト数は398、漏洩したアカウントは延べ84億にも及んでいる。
最大の漏洩は2019年1月に発生した Collection #1 からのもので、実に7億7,000万ものメールアドレスとパスワードが窃取されている。

また、メールアドレスやパスワードが漏洩したものに含まれているかどうか、簡単にチェックすることもできる。
メールアドレスが漏洩している場合は、このような結果が表示される。
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漏洩していないメールアドレスの場合は、グリーンになる。
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パスワードについては、こちらのURLで同様に確認できる。
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メールアドレスの漏洩が確認できた場合、それをIDとしているすべてのサービスで別のアドレスに変更、もしくはパスワードを直ちに変更すべきだ。
またパスワードを変更する場合は、英数小文字だけのシンプルなものは避けなければならない。
また単純な英単語を使うと辞書攻撃で突破されるリスクが高いが、単語の中のいくつかの文字を特殊文字に置き換えればリスクは大きく低減する。
例えば "beatles123" や "be@tles" だけではなく、"be@tle$_123" くらいにはしておきたい。
さらに各サービスごとに多要素認証の設定もしておくべきであろう。
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今年もコピペだった安倍晋三の原爆慰霊挨拶

11/8/2019

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Photo by Terence Starkey on Unsplash

今年も8月6日の広島と9日の長崎で、原爆慰霊式典が開催された。
首相として出席した安倍晋三は両日とも挨拶したが、その内容はまたもコピペの使いまわしであった。

まず首相官邸のサイトに掲載されている「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式あいさつ」から見てみたい。
フォントを赤くしている部分は、9日の長崎でのあいさつと同じである。
今から74年前の今日、原子爆弾により、十数万ともいわれる貴い命が失われました。街は焦土と化し、人々の夢や明るい未来が容赦なく奪われました。一命をとりとめた方々にも、筆舌に尽くし難い苦難の日々をもたらしました。
 原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで、哀悼の誠を捧(ささ)げます。
 そして、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
 核兵器によってもたらされた
広島と長崎の悲劇を決して繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力をたゆまず続けること。これは、令和の時代においても、変わることのない我が国の使命です。新しい時代を平和で希望に満ち溢(あふ)れた時代としなければなりません。
 近年、世界的に安全保障環境は厳しさを増し、核軍縮をめぐっては各国の立場の隔たりが拡大しています。
 我が国は、「核兵器のない世界」の実現に向け、非核三原則を堅持しつつ、被爆の悲惨な実相への理解を促進してまいります。核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、双方の協力を得ながら対話を粘り強く促し、国際社会の取組を主導していく決意です。
 明年は、核兵器不拡散条約(NPT)発効50周年という節目の年を迎え、5年に1度のNPT運用検討会議が開催されます。この会議において、意義ある成果を生み出すために、一昨年、
ここ広島から始まった核軍縮に関する「賢人会議」の提言等を十分踏まえながら、各国に積極的に働きかけていく決意です。
 私たちには、唯一の戦争被爆国として、核兵器の非人道性を、世代や国境を越えて伝え続ける務めがあります。
 被爆者の方々から伝えられた被爆体験を、しっかりと、若い世代へと語り継いでいく。
 そして、
広島や長崎を訪れる世界中の人々が、被爆の悲惨な実相に触れることで、平和への決意を新たにすることができる。そうした取組を我が国として、着実に推し進めてまいります。
 被爆者の方々に対して、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、
今後も、被爆者の方々に寄り添った援護施策を総合的に推進してまいります。特に、原爆症の認定について、引き続き、一日も早く結果をお知らせできるよう、できる限り迅速な審査を行ってまいります。
 結びに、「国際平和文化都市」として発展を遂げた、ここ
広島市において、「核兵器のない世界」と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げます。原子爆弾の犠牲となられた方々のご冥福と、ご遺族、被爆者の皆様、並びに、参列者、広島市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。
全文1091文字中、長崎と異なる箇所はわずか37文字。
実に96.6%もコピペ再利用されていたことになる。

続いて、9日の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典あいさつ」。
こちらも6日の広島での挨拶と重なる部分を赤いフォントにしてみた。
本日、被爆74周年の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで、哀悼の誠を捧(ささ)げます。
 そして、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
 今から74年前の今日、
一発の原子爆弾により、一瞬にして街は焦土と化し、7万ともいわれる貴い命が失われました。人々の夢や明るい未来が容赦なく奪われ、一命をとりとめた方々にも、筆舌に尽くし難い苦難の日々をもたらしました。
 核兵器によってもたらされた
長崎と広島の惨禍を決して繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力をたゆまず続けること。これは、令和の時代においても、変わることのない我が国の使命です。新しい時代を平和で希望に満ち溢(あふ)れた時代としなければなりません。
 近年、世界的に安全保障環境は厳しさを増し、核軍縮をめぐっては各国の立場の隔たりが拡大しています。
 我が国は、「核兵器のない世界」の実現に向け、非核三原則を堅持しつつ、被爆の悲惨な実相への理解を促進してまいります。核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、双方の協力を得ながら対話を粘り強く促し、国際社会の取組を主導していく決意です。
 明年は、核兵器不拡散条約(NPT)発効50周年という節目の年を迎え、5年に1度のNPT運用検討会議が開催されます。この会議において、意義ある成果を生み出すために、昨年
11月にここ長崎で開催された核軍縮に関する「賢人会議」の提言等を十分踏まえながら、各国に積極的に働きかけていく決意です。
 私たちには、唯一の戦争被爆国として、核兵器の非人道性を、世代や国境を越えて伝え続ける務めがあります。
 被爆者の方々から伝えられた被爆体験を、しっかりと、若い世代へと語り継いでいく。
 そして、
長崎や広島を訪れる世界中の人々が、被爆の悲惨な実相に触れることで、平和への決意を新たにすることができる。そうした取組を我が国として、着実に推し進めてまいります。
 被爆者の方々に対して、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、被爆者の方々に寄り添
いながら、今後とも、援護施策を総合的に推進してまいります。特に、原爆症の認定について、引き続き、一日も早く結果をお知らせできるよう、できる限り迅速な審査を行ってまいります。
 結びに、
市民の皆様のたゆみない御努力により、「国際文化都市」として見事に発展を遂げられた、ここ長崎市において、「核兵器のない世界」と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げます。
 原子爆弾の犠牲となられた方々のご冥福と、ご遺族、被爆者の皆様、並びに、参列者、
長崎市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。
長崎では1152文字中、95文字が異なってはいるが、91.8%もの部分が広島からの使いまわしであった。
広島と異なる箇所も、単に「広島」と「長崎」を入れ替えただけであったり、若干の文言を加えた程度である。
もはや手抜きというレベルを超えて、敢えて嫌がらせとしてやっているとしか思えない。

安倍晋三のふざけた態度は、広島市長や長崎被爆者代表の挨拶の時にも、露骨に表れていた。
広島市長の挨拶では終始しかめ面をして目を閉じ、「唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いをしっかりと受け止めて頂きたい」との市長の言葉に目を泳がせている。

報道ステーション
広島市長「唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いをしっかりと受け止めて頂きたい」

安倍、目が泳ぐ。 pic.twitter.com/UN6vkVEKy1

— ジョンレモン (@horiris) August 6, 2019

長崎では、被爆者代表の山脇氏の「この場で安倍総理にお願いしたい。被爆者が生きている間に世界で唯一の被爆国としてあらゆる核兵器保有国に核兵器を無くそうと語りかけてください。」との訴えに、安倍晋三は片目を閉じ、やはり目を泳がせていた。

長崎平和祈念式典 #nhk
被爆者代表、山脇さん
「この場で、安倍総理にお願いしたい。被爆者が生きている間に世界で唯一の被爆国としてあらゆる核兵器保有国に核兵器を無くそうと語りかけてください。核兵器廃絶の毅然とした態度を…」

安倍さん、片目だけ目が泳いでいるのがバレてるんですけど。 pic.twitter.com/Qx0DaJLM3C

— ジョンレモン (@horiris) August 9, 2019

​そんなに慰霊式典に出席するのが嫌なら、そして平和が嫌いなら、もう広島にも長崎にも沖縄にも、いっそ行かないほうが良いのではないか。
あまりにも失礼である。
そして残念ながら安倍政権下の日本は、2016年10月28日の国連総会にて、唯一の被爆国でありながら核兵器保有国と共に、核兵器禁止条約に反対した。
まったく恥ずべき事態だ。
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動員と暴力の自民党 秋葉原街宣

27/7/2019

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Photo by Kunal Sahu on Unsplash

参議院議員選挙投票前日、7月20日の東京・秋葉原。
自民党の最終演説会が、安倍晋三や麻生太郎ら党幹部を迎えて行われた。
この時、自民党・中央区議によって撮影された動画に、大量の日の丸を林立させた聴衆と、憲法改悪を叫ぶ街宣車の様子が記録されている。
もはやファシストぶりを隠そうともしない、本当に気持ちの悪い異様な光景である。

参議院選挙秋葉原駅ロータリー前、最終演説会 pic.twitter.com/jB1fG0Wsom

— 太田 太 (中央区 自民党) (@Chuo_Futoshi) July 20, 2019

しかし演説会の本当の姿は、この動画に映っていない。
実は、人垣の後方で自民党関係者あるいは自民党支持者による暴力行為が堂々と行われていた。
例えば「ここはてめえらの国じゃねえんだ、朝鮮野郎」と周囲を恫喝し、純度100%のヘイトを吐き散らす男。

安倍首相のサポーターやばすぎでしょ□□□□□こういう人って本気で、安倍首相に反対する人は全員日本人じゃないと思いこんでんのかな…。

pic.twitter.com/KFRflc2p27

— Farid Yasu☪︎ (@Yasu9412) July 20, 2019

​さらに市民の体を掴んで暴力的に排除するチンピラのグループ。
ヒトラー・ユーゲントと何が違うのか。

刺青をちらつかせて暴行でカウンターを排除するんだ。
秋葉原安倍街宣 pic.twitter.com/i0yi7WZyqJ

— aijin (@aijin81) July 20, 2019

別アングル pic.twitter.com/Bt08vvcWtv

— □金官サコミ□□□ (@kinkanSKM) July 20, 2019

自民党の支持者が大っぴらに「外国人の政治活動は禁止」というようなプラカを抗議する人達に掲げていました。安倍に抗議する奴はきっと日本人ではない、反日だ!という妄想なんだろうけど、これが怖い。

日の丸振って、反日とみなし、多数の支持者が平気でヤカラかましてくる。歪んだ熱狂、怖いです。 pic.twitter.com/UoK4s76lkC

— 暴れ太鼓❗️なまはげちゃん✨きらきら✨ (@Fudoumae1) July 21, 2019

あ、そうそうカウンターに殴りかかってきたこの人もあげとくね。 pic.twitter.com/Tqc7evrRlV

— takeuchi(選挙行こう)□□□□ (@takeuchi_gr) July 20, 2019

このオッさんが「おい、仕事はどうした?無職なのか?」とか突っかかってきた。
・・土曜の夜だろ。
#0720AKIHABARA pic.twitter.com/Xv378nNZQ9

— ジャポニスタン (@japonistan) July 20, 2019

自民党支持者が持ち込んだ数々のプラカードの内容もおぞましかった。
「核戦争には慣れている」「日韓断交」「外国人の政治活動は犯罪なんだよ」など、目を覆いたくなるような文言の数々。
これらのプラカードは自民党関係者によって咎められることも排除されることもなかった。
要するに自民党としては完全にOKということなのだろう。

“We are used to nuclear war. Why don’t you try?” Final LDP rally at Akihabara in Tokyo pic.twitter.com/CRpRKt2Mqh

— Motoko Rich (@motokorich) July 20, 2019

ちなみにこのような使い古したヘイトプラカを上げていたジジウヨ3名、自民党の人は全く止めなかったので、これは自民党応援として認められてるみたいです。 pic.twitter.com/5EyL9P8CwJ

— takeuchi(選挙行こう)□□□□ (@takeuchi_gr) July 20, 2019

おい、外国人のわたしの職場に、自民党候補のポスターを貼ってくれと送ってくるんやけどな、、、 pic.twitter.com/C2iWZAoMAO

— ナチュラル・ボーンべッド (@shiso_ume) July 21, 2019

報道各社は、自民党が参加者に配布していたこのプラカードについて、ちゃんと調査報道したほうがよいのでは?@tbs_houtoku @asahi @TVTOKYO_senkyo pic.twitter.com/dAt4kGBXcP

— takeuchi(選挙行こう)□□□□ (@takeuchi_gr) July 20, 2019

​そして、このようなプラカードは組織的に配布されていた。

不正の現場#akiba #参院選2019 #会いにいける国難 pic.twitter.com/L1uWQ1Y9SF

— だいなか〜る@明日なき戦い (@DynacarlSS) July 20, 2019

​しかも聴衆の多くは、バスを使った動員だったのである。

各所から続々と自民党応援団を乗せた貸切バスが秋葉原に到着。ホントに組織的なのはどちらかがわかる。#会いに行ける国難 #秋葉原 pic.twitter.com/3z4jFxN2d1

— アンチウエポン (@Az2ej0AJpoLWwsC) July 20, 2019

pic.twitter.com/SvHCVTseTP

— oh-my-ft2 (@Ft2Oh) July 20, 2019

​さらに「派遣」で集められてきたことを告白する「聴衆」。

自民動員「本当はやりたくない」
私「じゃあなんで?」
自民動員「派遣なんですよ」

弱い者を動員して演出する安倍自民党。 pic.twitter.com/5qcRqPxw8P

— 渡辺@潜伏中だっていちこくみん (@oredayo8) July 20, 2019

​こうした暴力と動員にもめげず、「安倍辞めろ」コールを最後まで貫いた市民には最大の敬意を払いたい。

Movilizacion Antifascista #0720AKIHABARA#Japon contra el imperialismo y el fascismo pic.twitter.com/lLau5nh4D4

— Sare Antifaxista (@Antifaxismoa) July 20, 2019

秋葉原駅前の自民党演説で起こったことを改めて書きたい。最初は反安倍勢力はまるで目立たなかったが丸川珠代の演説が始まった瞬間、駅前の集団が豹変。安倍辞めろコールの大合唱に。麻生、安倍の演説が終わるまでずーっと安倍やめろは鳴り止みませんでした。自民の動員勢力はやる気なく下向いてました pic.twitter.com/dC3wy3lFW3

— 清水栄助 (@galapgscom) July 20, 2019

​動員と暴力によるハリボテ細工。
これが自民党の秋葉原街宣の真の姿だ。
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#0714年金返せ渋谷ハチ公前大抗議集会

14/7/2019

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画像は「年金返せデモ」告知用ツイッター・アカウントから借用

7月14日、渋谷のハチ公前広場で「年金返せ渋谷ハチ公前大抗議集会」が開催された。
抗議は特定の団体が主催や後援をしたわけではなく、個人有志の集まりによって行われたものである。
雨が降る中、18時から20時までの2時間、広場は多くの人でびっしりと埋め尽くされた。

「俺らの年金□をちょろまかすな□」#争点は年金#0714年金返せ渋谷ハチ公前大抗議集会 pic.twitter.com/n6K5QTDG4E

— 小池 桟 (@audrey_biralo) July 14, 2019

抗議はコールとスピーチが交互に行われる形で進行していったが、ここでは年金の専門家である全厚生労働組合書記長の川奈氏と、被保険者の代表として立った中田氏(ファンクバンド「オーサカ=モノレール」メンバー)のスピーチを書き起こして紹介してみたい。
なお全厚生労働組合とは、厚生労働省およびその関係機関(日本年金機構を含む)で働く職員で組織される組合である。
(ご両者のスピーチで聞き取れない箇所を一部省略させていただいた。)
私は19才の時からずっと社会保険事務所で働いています。先ほど司会の方も言っていましたが、今回の2000万円の話、職場でも怒りの声があがっています。年金事務所でも「いくら丁寧に年金相談をしても、あんなこと言われたら全部お終いだよ。」と、そんな怒りの声が職員からもあがっています。
思い起こせば1994年、それから2004年と、年金が大改悪をされてきました。すべて政府与党が国民の大きな反対を押し切っての改悪です。特に2004年の年金大改悪では、今大きな問題になっているマクロ経済スライド、それから段階的に保険料を引き上げていく、こんなことを強制的に、強行採決をしました。
その時の標語は「100年安心」でしたね、皆さんもご存じかと思います。それが15年経ったら2000万ないと足りない。こんなことが許されていい、こんなことはないと思います。
改めて今の自民党、公明党の与党に、この参議院選挙で怒りの審判を下す、このことが求められているというふうに思います。
それから年金の専門家として一言言わせてください。公的年金はとても大事です。老後だけではなくて、遺族年金や事故を起こした時の障害年金も公的年金の中できちんと制度化されています。老齢年金も亡くなるまでずっと払われ続けます。だからこそ安心した老後の生活を送るために公的年金制度の充実が求められていると思います。ぜひ私たちの声で年金制度を充実させていく、このことが大事だと思います。
当面やれることは非正規を正規に変えて、厚生年金の被保険者を増やすことです。
もう一つ、高齢者所得者層の保険料が優遇されています。年間1000万円の人も2000万円の人も保険料は同じです。まず2000万の人を2000万に(ふさわしい保険料に)引き上げるだけでも、30万円の給料をもらっているひとの4人分になるんです、一人で。100人いたら400人分になるということです。まずこのことをやる。
そして何といっても年金積立金です。年金積立金は、2001年に144兆円ありました。2017年には164兆円。20兆円も増えているんです。これでいて何で年金額を減らすんでしょうか。私には理解できません。
また、もう一つ大事なのは2001年、144兆円のうち39兆円が株に運用されていました。2017年はどうなったかと言えば、164兆円のうち158兆円が株として運用されています。政府の株価の操作のために年金積立金が使われている。このこともしっかり止めさせる。
この三つをやるだけで大きく年金制度は変わると思います。
そして何といっても、物価が上昇しても必ず0.9%マイナスにする、下がることしか想定されていないマクロスライドを廃止させることが、なんといっても老後の生活のためには重要です。
21日に選挙がありますが、改めて与党の国民無視の政治から私たちの年金を取り戻す、そのためにも全厚生も全力をあげて闘っていきたいと思います。
選挙だけではありません。これから秋に向けて、年金をしっかり国民のために取り戻す、こんな運動を皆さんといっしょに進めていきたいと思います。
​
(全厚生労働組合書記長 川奈氏)
僕もめっちゃ怒ってますよ。これ本末転倒ですよ。ちゃいますか。
また怒らなあかん局面なんですよ。
何に怒っているかと言うたら、まず年金が崩壊しているっていうことでしょう。崩壊の危機に瀕しているってことでしょう。グリーンピアに何千億円だか使い込んで、僕らのお金がどんどん無くなってっているんですよ。不安で不安でしょうがないんですよ。
この不安を解消する責任は誰にあるかというと、政府にあるんですよ。僕らにあるんじゃないんですよ。だから怒っているんですよ。
不安で不安でしょうがないから、この不安を誰にぶつけたらいいんですか。政府にこの怒りをぶつけないとだめなんですよ。僕らが怒らなあかん局面です。
たまにね、「怒りからは何も生まれない」とか言う人がいるんですよ。お願いしますよ。怒らんかったら何も始まらないんですよ。そうでしょう。
とにかくねえ、政府がそれをやらんとあかんのです。僕らがお金貯めんとあかんのとちゃいますよ。2000万円貯めてくださいとか、3000万円足りませんとか、そういうことじゃないんですよ。
政府が不安を解消する。そのために僕らが政府を作ったんです。そうでしょう。それが政府の仕事でしょう。不安になるのが僕らの仕事ですか、違います。僕らの仕事は怒ることです。
なんか政府がありがたい存在で、僕たちにお金を配ってくれるとか、道路作ってくれるとか、年金払ってくれるとか、そういう存在と思ったら大間違いなんですよ。
僕たちが政府を作ったんです。だから政府がそれをやらないと絶対だめ。僕らはそれをやらなくてもいいんですよ。僕たちがやらないとあかんことは、怒ることと投票することです。
だから年金を争点にしていきたいと思います。年金を争点にしないとあきません。政治家がみんな逃げてるんですよ。いま争点にされたら大変なことになるから逃げてるんですよ。だから僕らは追いかけないとあきません。年金を争点にしないと絶対だめです。そういうわけで政府がそれをやらないと絶対だめ。

(オーサカ=モノレール 中田氏)

​年金問題は、7月21日に実施される参議院選挙の最大の争点として、よく考えておきたいところである。

#0714年金返せ渋谷ハチ公前大抗議集会#参院選2019 #選挙に行こう pic.twitter.com/80wxRKsSj8

— 西原孝至 (@tk_ns) July 14, 2019
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G20で露呈した「外交の安倍」の惨状

30/6/2019

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​Photo by Will Schulenberg on Unsplash

6月28日から29日、二日間にわたるG20大阪サミットが開催された。
安倍政権は参院選告示直前のタイミングでサミットを最大限に利用するつもりだったのだろうが、会場設営から安倍本人の発言に至るまで、ボロが目立つ事態になってしまった。

1. 杜撰な運営

まず初日となった28日の午後、「デジタル経済」をテーマにした首脳イベントが開催されたが、ここで驚いたのは会場の狭さである。
画像
NHKから引用
画像
TBSテレビ報道からキャプチャー
狭い会議室で、小さな机に押し込まれる各国の首脳たち。
企業主催の一般的な無料セミナーでも苦情が出るレベルである。
いったい事務方は何を考えてこんな会場設営にしたのであろうか。

そして外国人記者に配布された飲み物も意味不明だった。これにについては、日本経済新聞の記者が次のようにツイートしている。

外国人記者はG20会場で飲み物の表示がわからなくて難儀することがあるようです。
仏記者にこれはなんだ、お茶か?水か?と質問を受けました。確かにぱっと見ると表示は日本語ですもん ね。 pic.twitter.com/IBeBWyn70Y

— 白石透冴(日本経済新聞)Togo SHIRAISHI (@TogoShiraishi) June 28, 2019
水素水!
既に何年も前に、国民生活センターなどにより効能が否定されているものである。
販売元等のホームページや直販サイト、商品のパッケージに、飲用により健康保持増進効果等があると受け取れる記載がありました。医薬品医療機器等法や健康増進法、景品表示法に抵触するおそれがありますので、事業者に対し、表示の改善を指導するよう要望します (​国民生活センター)
事務方はどういう意図でこれを配布したのだろうか。
もしかして不良在庫の処分に協力したのですか?

さらに事務方だけではなく、警備側にも弛みが目立っていた。
拳銃の置忘れや弾倉の紛失など、G20の開催にかかわらず絶対にあってはならないことである。
大阪府警は28日、大阪で開かれている主要20カ国・地域(G20)首脳会議の警備の応援で大阪(伊丹)空港の警戒にあたっていた島根県警の20代の男性巡査が、実弾入りの拳銃などをトイレに置き忘れたと発表した。 (朝日新聞)
第5管区海上保安本部(神戸)は28日、ゴムボートでG20大阪サミットの警備に当たっていた舞鶴海上保安部(京都府舞鶴市)の40代の男性職員が、自動式拳銃から弾薬14発入りの弾倉1個を、主会場に近い大阪南港の海域で落としたと発表した。弾倉は見つかっていない。 (中日新聞)
高速道路を封鎖したり、遠く関東地方の駅のロッカーまで使用停止にするなど国民に不便を強いておきながら全く何をやっているのか、だらしないとしか言いようがない。

2. 相手にされない安倍晋三

首脳全員が集まってのフォトセッションでは、安倍晋三が待ちぼうけを食うことになってしまった。

各国の首脳を一人ずつ出迎える際、登場に時間がかかり安倍首相が待たされてしまう場面が何度かありました。 #G20summit #G20 pic.twitter.com/VnpRuxsTaQ

— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) June 28, 2019

​待ちぼうけは進行の不手際なので、責めを負うのは事務方であろう。
しかし首脳たちが続々と登場し互いに握手やハグ、会話を交わす中で、安倍晋三だけ1人取り残されているのだった。

2019年6月28日のG20大阪の初日、フォトセッションです。

突然ですが問題です。
国際舞台では存在感を消し去ることで有名な安倍さんですが、この時安倍さんは何回人と接触(会話や握手、ハグ等)するでしょう?

大ヒント。議長国です。最初から立っています。中央です。

↓答えはこちらで pic.twitter.com/xBhTL0PeDG

— 尾張おっぺけぺー ㊗️自民121連休□ (@toubennbenn) June 28, 2019

英語力の問題もあるのだろうが、議長国の首脳としてあまりにも情けない姿である。

3. 夕食会のあいさつで大滑り

28日の夕食会で、安倍晋三はホストとしてあいさつしたが、これもまた顰蹙を買ってしまった。
その全文がNHKで紹介されている。
150年前の明治維新の混乱で、大阪城の大半は焼失しましたが、天守閣は今から約90年前に、16世紀のものが忠実に復元されました。
しかし、1つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました。その大阪城を間近にのぞむこの場所で、さきほど、日本が誇る3名の演者が、皆さんのために心をこめて、それぞれ、舞い、演奏、そして歌を披露していただきました。
まず大阪城の天守閣は16世紀には存在していない。
そしてエレベーターをつけたことを「大きなミス」と言いのけてしまったのである。
バリアフリーが推進されているこの時代に、いったい何を言っているのだろうか。
ジョークとしても全く面白くないだけでなく、人権に対する配慮に欠ける彼の人間性を、各国の首脳を前に曝け出す結果となった。
ちなみに、現在も建設が続くサグラダファミリアにもエレベーターは設置されている。

4. そして記者会見から逃亡

G20が閉幕した29日午後、安倍晋三は記者会見を開いたが、指名された記者の質問に答えるやいなや、時間を余らせたまま逃げるように打ち切ってしまった。
安倍晋三首相は29日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議の閉幕後、議長として記者会見に臨んだが、予定の30分間を過ぎないうちに司会役が会見を打ち切り、報道陣からは不満も出た。 (毎日新聞)
あらかじめ仕込んだ質問と用意された原稿の読み上げ以外には対応ができないのであろう。
国会答弁でも常に見かける光景である。
こうして閉幕したG20は、日本として大きな成果を出すこともなく、また政治ショーとしても極めて情けないものになってしまった。
しょせんが「外交の安倍」の実体はこの程度のものなのである。

追記 (16:00 30/6/2019)

6月30日午後、米トランプ大統領と韓国・文大統領は板門店を訪問し、金正恩委員長と面会した。日本の外務省は知らされておらず、完全に蚊帳の外扱いである。G20は前座に過ぎなかった。

米トランプ大統領は、北朝鮮の金正恩党委員長と板門店で面会し、アメリカの現職大統領として初めて北朝鮮側に足を踏み入れました。 pic.twitter.com/Oz7TkNSxBj

— TBS NEWS (@tbs_news) June 30, 2019
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