久保田直己 不撤不散
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#0714年金返せ渋谷ハチ公前大抗議集会

14/7/2019

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画像は「年金返せデモ」告知用ツイッター・アカウントから借用

7月14日、渋谷のハチ公前広場で「年金返せ渋谷ハチ公前大抗議集会」が開催された。
抗議は特定の団体が主催や後援をしたわけではなく、個人有志の集まりによって行われたものである。
雨が降る中、18時から20時までの2時間、広場は多くの人でびっしりと埋め尽くされた。

「俺らの年金□をちょろまかすな□」#争点は年金#0714年金返せ渋谷ハチ公前大抗議集会 pic.twitter.com/n6K5QTDG4E

— 小池 桟 (@audrey_biralo) July 14, 2019

抗議はコールとスピーチが交互に行われる形で進行していったが、ここでは年金の専門家である全厚生労働組合書記長の川奈氏と、被保険者の代表として立った中田氏(ファンクバンド「オーサカ=モノレール」メンバー)のスピーチを書き起こして紹介してみたい。
なお全厚生労働組合とは、厚生労働省およびその関係機関(日本年金機構を含む)で働く職員で組織される組合である。
(ご両者のスピーチで聞き取れない箇所を一部省略させていただいた。)
私は19才の時からずっと社会保険事務所で働いています。先ほど司会の方も言っていましたが、今回の2000万円の話、職場でも怒りの声があがっています。年金事務所でも「いくら丁寧に年金相談をしても、あんなこと言われたら全部お終いだよ。」と、そんな怒りの声が職員からもあがっています。
思い起こせば1994年、それから2004年と、年金が大改悪をされてきました。すべて政府与党が国民の大きな反対を押し切っての改悪です。特に2004年の年金大改悪では、今大きな問題になっているマクロ経済スライド、それから段階的に保険料を引き上げていく、こんなことを強制的に、強行採決をしました。
その時の標語は「100年安心」でしたね、皆さんもご存じかと思います。それが15年経ったら2000万ないと足りない。こんなことが許されていい、こんなことはないと思います。
改めて今の自民党、公明党の与党に、この参議院選挙で怒りの審判を下す、このことが求められているというふうに思います。
それから年金の専門家として一言言わせてください。公的年金はとても大事です。老後だけではなくて、遺族年金や事故を起こした時の障害年金も公的年金の中できちんと制度化されています。老齢年金も亡くなるまでずっと払われ続けます。だからこそ安心した老後の生活を送るために公的年金制度の充実が求められていると思います。ぜひ私たちの声で年金制度を充実させていく、このことが大事だと思います。
当面やれることは非正規を正規に変えて、厚生年金の被保険者を増やすことです。
もう一つ、高齢者所得者層の保険料が優遇されています。年間1000万円の人も2000万円の人も保険料は同じです。まず2000万の人を2000万に(ふさわしい保険料に)引き上げるだけでも、30万円の給料をもらっているひとの4人分になるんです、一人で。100人いたら400人分になるということです。まずこのことをやる。
そして何といっても年金積立金です。年金積立金は、2001年に144兆円ありました。2017年には164兆円。20兆円も増えているんです。これでいて何で年金額を減らすんでしょうか。私には理解できません。
また、もう一つ大事なのは2001年、144兆円のうち39兆円が株に運用されていました。2017年はどうなったかと言えば、164兆円のうち158兆円が株として運用されています。政府の株価の操作のために年金積立金が使われている。このこともしっかり止めさせる。
この三つをやるだけで大きく年金制度は変わると思います。
そして何といっても、物価が上昇しても必ず0.9%マイナスにする、下がることしか想定されていないマクロスライドを廃止させることが、なんといっても老後の生活のためには重要です。
21日に選挙がありますが、改めて与党の国民無視の政治から私たちの年金を取り戻す、そのためにも全厚生も全力をあげて闘っていきたいと思います。
選挙だけではありません。これから秋に向けて、年金をしっかり国民のために取り戻す、こんな運動を皆さんといっしょに進めていきたいと思います。
​
(全厚生労働組合書記長 川奈氏)
僕もめっちゃ怒ってますよ。これ本末転倒ですよ。ちゃいますか。
また怒らなあかん局面なんですよ。
何に怒っているかと言うたら、まず年金が崩壊しているっていうことでしょう。崩壊の危機に瀕しているってことでしょう。グリーンピアに何千億円だか使い込んで、僕らのお金がどんどん無くなってっているんですよ。不安で不安でしょうがないんですよ。
この不安を解消する責任は誰にあるかというと、政府にあるんですよ。僕らにあるんじゃないんですよ。だから怒っているんですよ。
不安で不安でしょうがないから、この不安を誰にぶつけたらいいんですか。政府にこの怒りをぶつけないとだめなんですよ。僕らが怒らなあかん局面です。
たまにね、「怒りからは何も生まれない」とか言う人がいるんですよ。お願いしますよ。怒らんかったら何も始まらないんですよ。そうでしょう。
とにかくねえ、政府がそれをやらんとあかんのです。僕らがお金貯めんとあかんのとちゃいますよ。2000万円貯めてくださいとか、3000万円足りませんとか、そういうことじゃないんですよ。
政府が不安を解消する。そのために僕らが政府を作ったんです。そうでしょう。それが政府の仕事でしょう。不安になるのが僕らの仕事ですか、違います。僕らの仕事は怒ることです。
なんか政府がありがたい存在で、僕たちにお金を配ってくれるとか、道路作ってくれるとか、年金払ってくれるとか、そういう存在と思ったら大間違いなんですよ。
僕たちが政府を作ったんです。だから政府がそれをやらないと絶対だめ。僕らはそれをやらなくてもいいんですよ。僕たちがやらないとあかんことは、怒ることと投票することです。
だから年金を争点にしていきたいと思います。年金を争点にしないとあきません。政治家がみんな逃げてるんですよ。いま争点にされたら大変なことになるから逃げてるんですよ。だから僕らは追いかけないとあきません。年金を争点にしないと絶対だめです。そういうわけで政府がそれをやらないと絶対だめ。

(オーサカ=モノレール 中田氏)

​年金問題は、7月21日に実施される参議院選挙の最大の争点として、よく考えておきたいところである。

#0714年金返せ渋谷ハチ公前大抗議集会#参院選2019 #選挙に行こう pic.twitter.com/80wxRKsSj8

— 西原孝至 (@tk_ns) July 14, 2019
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