Photo by Neenu Vimalkumar on Unsplash COVID-19の蔓延が一向に収まる気配を見せず、東京五輪の開催が危ぶまれている。 そもそもCOVID-19以前から散々指摘されていた東京の真夏の酷暑や、トライアスロン会場として予定されているお台場地域の水質の問題は、何も解決されていない。 さらにリスク管理の観点から考えておかなければならない重大な要素がもう一つある。 東京は、毎年夏に必ず台風に襲われるということだ。 気象庁は、関東甲信越地方に接近した台風の数を、年次ごとに記録して公開している。 ここでは、台風の中心が茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都(島しょ部を除く)、神奈川県、山梨県、長野県のいずれかの気象官署等から300km以内に入った場合を「関東甲信地方(伊豆諸島および小笠原諸島を除く)に接近した台風」としている。 この中から、過去20年(2001年~2020年)の7月、8月、9月のデータを拾ってみた。 なお、東京でのオリンピックは7月23日から8月8日まで、パラリンピックは8月24日から9月5日までの期間に予定されている。 一目瞭然であるが、過去20年間で7~9月の間に、台風に襲われなかった年はひとつもない。 さらに続けて、関東地方に甚大な被害を及ぼした台風に関する、気象庁や内閣府の記録を見てみたい。
死者・行方不明者8名、負傷者51名
死者6名、行方不明者1名、負傷者39名
負傷者10名
死者1名、行方不明者2名、負傷者90名
死者1名、負傷者150名 ほんの2年前に関東を襲った第15号規模の台風が、今年は襲来しないという保証はどこにもない。
さらに五輪期間中に大災害が発生した場合のプランが、国民として共有された記憶もない。 もし万が一の事態が生じても、この無能な政権では何もなす術がないであろう。
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