Photo by Luis Graterol on Unsplash 2020年に東京で予定されていたオリンピックとパラリンピックは、コロナ禍のため2021年に延期された。 しかし、そもそも酷暑の東京で開催は可能だったのだろうか。 そこで、環境省の報告書「全国の暑さ指数(WBGT)の観測状況及び熱中症による救急搬送者数と暑さ指数との関係について」を用いて検証してみたい。 環境省は全国11都市の日々の「暑さ指数(WBGT)」を週次で公表している。 「暑さ指数(WBGT)」とは、人間の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた暑さの厳しさを示す指標で、熱中症を予防するために考案された。 国際的にもISO7243として規格化されている指標である。 日本では「暑さ指数(WBGT)」を用いて、日本スポーツ協会が「熱中症予防運動指針」を定めており、さらに日本生気象学会は「日常生活における熱中症予防指針」を定義している。 運動に関する指針 日常生活に関する指針 それでは、オリンピックが開催されるはずだった2020年7月22日(水)から8月9日(日)までの期間の、東京での「暑さ指数(WBGT)」を見てみよう。 「暑さ指数(WBGT)」と屋外競技の日程をマッピングしてみたのが、このチャートである。 * 陸上競技のうち、9月6日から9日のマラソンや競歩は会場が札幌であるため、グレーアウトして検証から除外した。 * サッカーは宮城や福島の会場もあるが、並行して首都圏での開催もあるため、検証に含めた。 一目でわかるように、8月に入ってからは真っ赤であり、「運動は原則中止」のレベルであった。
日常生活での指針でも「外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する」状況であるため、屋外での観戦やボランティア活動も極めて危険だったと言わざるを得ない。 また比較的涼しかった7月でさえほぼオレンジで埋め尽くされている。 これは、運動については「厳重警戒(激しい運動は中止)」すべき状態で、日常生活も「外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する」必要がある。 こんな天候の東京でオリンピックを強行していたら、選手、観客、ボランティアなど関係者にどれだけ健康被害が出たことになったのだろうか。 このように、熱中症の観点だけでも、真夏の東京でのオリンピックは不可能である。 そしてコロナ禍の状況がどのようであっても、来年も実施してはいけないことは明白だ。
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Photo by Rap Dela Rea on Unsplash 広島と長崎に原爆が投下されて75年目の今年2020年、首相・安倍晋三は両市を訪れ、平和祈念式典で挨拶を行った。 昨年の両市での挨拶は、実に九割以上がコピペ使いまわしの酷いものだったが、今年もまったく改善されることはなかった。 まず8月6日の広島分から見てみたい。 こちらは首相官邸のサイトにある「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式あいさつ」から引用した。 長崎での挨拶と重なる部分を赤くしてみたが、1134文字中、1049文字も同じだった。 コピペ使いまわし率は 92.5% に達している。 本日ここに、被爆75周年の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式が挙行されるに当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。 そして8月9日の長崎分である。 9日正午時点では官邸から正式に全文公開されていないため、テレビ長崎での放映から書き起こしてみた。 長崎分でも1119文字のうち1039文字が広島と同じで、コピペ使いまわし率はさらに高く92.9%である。 本日ここに、被爆75周年の長崎原爆死没者慰霊式典に当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。 コピペでない部分に関しても、冒頭部分の表現が若干異なること、広島と長崎を入れ替えていることだけで、実際にはほぼ全てが使いまわしと言っても過言ではない。
広島と長崎に対するそれぞれの思いがまったく込められていない不誠実さである。 さらに安倍は、広島での式典後の会見もわずか15分で切り上げ、メディアからの追加質問を認めず、さっさと東京へ帰ってしまった。 追加質問をしようとした朝日新聞の記者の腕を官邸職員が掴んで制止するという事態まで報じられている。 いったいどんな独裁国の何様なのであろうか。 Photo by Markus Winkler on Unsplash 首都圏と北海道の緊急事態宣言が解除される5月25日の前日、折しもアベノマスクが我が家の郵便受けに投函されていた。 早速開封してみる。 巷で伝えられていたような昆虫や髪の毛などの異物混入、あるいは「都こんぶ」臭などの異臭は観察されなかった。 しかし上下が縫製されていない。 どうやら一枚のガーゼを折りたたんで紐を縫い付けたようである。 なおガーゼは中で折れ曲がっていた。 それにしても小さい。 圧倒的に小さい。 鼻から顎まですっぽり包み込むサージカル・マスクと並べてみると、一目瞭然である。 「小型マスク」と称して市販されているマスクよりさらに小さい。 実際に装着すると、こんな状態になるのは確かであった。 さて洗濯したらどうなるか。 一回目の洗濯では 140mm x 93mm となり、意外に縮まなかった。 開封していない分と比較してみる。 二回目の洗濯でも、大きさは変わらず 140mm x 93mm のまま。 ただしこの時点で既にかなりのほつれが発生。 上下を縫製していないからであろう。 三回目の洗濯では、禁断の乾燥機にかけてみた。 マスクに付いてきた説明書によると「乾燥機は使わず、陰干しで自然乾燥してください」とのことなので、これは禁じ手である。 130mm x 90mm まで縮んでしまった。 乾燥機は厳禁だ。 ところで、ちょうどこのタイミングで報道各社から内閣支持率が発表された。
いずれの結果でも支持率は激しく下落しており、30%を切る事態となっている。 緊急事態宣言解除に続く国会閉会で、安倍晋三はここぞと外遊などで支持率回復を図るのだろうが、そうは問屋が卸すまい。 既にドラッグストアなどにマスクが潤沢に陳列されるようになった状況の中で、遅れに遅れたアベノマスクがようやく全国に届くのだ。 466億円もの税金をつぎ込んだアベノマスクの「何をいまさら」感が、内閣支持率下落に追い打ちをかけるであろう。 究極の自己責任、自業自得である。 Photo by Brina Blum on Unsplash コロナウイルス COVID-19 に対する日本政府の対応が迷走を極めている。 既に「コロナウイルス禍での安倍晋三 会食日記」で書いたように、大量の感染者が発生したクルーズ船が横浜に接岸している最中の2月ですら、最高責任者である総理大臣・安倍晋三は連日の会食を止めることもなく、緊張感の無さをさらけ出していた。 3月に入ると事態はさらに悪化してウイルス禍は全国に広がってしまい、4月7日に緊急事態宣言を発令したものの、ここに至っても官邸主導で打ち出された政策はグダグダとしか言いようのないものばかりであった。 言うまでもなく、その代表格は「アベノマスク」と揶揄されるマスク配布である。 4月1日の政府の対策本部にて、各世帯あたり2枚の布マスクが配布されるという方針が明らかにされた。 しかし世帯あたりの枚数が少なすぎる上、実際に先行して配布されたものの中には髪の毛や昆虫の混入、あるいは変色したもの、さらにはカビが生えたものまで発見された。 しかも総予算466億円もかけておきながら、5月18日時点での配布数は全国の総世帯の11%程度に過ぎない約1450万枚に留まっていることを、官房長官・菅が明らかにしている。 また「10万円給付金」についても申請書面の配布が遅れているうえ、マイナンバーカードを利用したオンライン申請もトラブルが続出し、郵送に一本化する自治体が相次ぐ始末だ。 こうした政策の中身の「いわば」グダグダぶり「の中において」、「まさに」この期間の安倍晋三自身の仕事ぶりはどうだったのであろうか。 そこで、この人物の仕事量を定量的に計るパラメータとして、土日および祝日の公務の時間で計測してみることにした。 なお公務の時間は、官邸に到着してから、官邸を出るまでの「官邸滞在時間」とした。 安倍晋三の土日や祝日の典型的な過ごし方はこんな感じだ。 まず午前中は私邸でごろごろ。 ようやく午後遅い時刻に官邸へ出向き、いくつかの会議に顔を出しては、さっさと私邸へ帰宅する。 4月4日から5月17日の間の土日および祝日の公務の時間の平均は、わずか1時間47分に過ぎない。 (4月29日は終日国会出席となっており、また5月4日は記者会見があったため、この二日間は平均算出から除外した。なお5月4日分を含めても平均は2時間である。) 首相なのだから休日返上でフルに働けとまでは言わないが、それにしても緊急事態宣言の下で余りにも短すぎるのではないか。 首相としての職責を貫徹する気がないのであれば、一日も早く職を辞すべきであろう。 なお下記に記す安倍晋三の行動の詳細は、時事の「首相動静」から引用させていただいた。 4月4日(土) 官邸滞在時間:2時間46分 午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後2時44分、私邸発。 午後2時54分、官邸着。 午後5時40分、官邸発。 午後5時55分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 4月5日(日) 官邸滞在時間:1時間40分 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時41分、私邸発。 午後3時54分、官邸着。 午後5時34分、官邸発。 午後5時45分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 4月11日(土) 官邸滞在時間:1時間47分 午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後2時42分、私邸発。 午後2時53分、官邸着。 午後4時40分、官邸発。 午後4時52分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 4月12日(日) 官邸滞在時間:1時間42分 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時40分、私邸発。 午後3時51分、官邸着。 午後5時33分、官邸発。 午後5時46分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 4月18日(土) 官邸滞在時間:55分 午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時38分、私邸発。 午後3時49分、官邸着。 午後4時44分、官邸発。 午後4時45分、公邸着。 午後4時48分、公邸発。 午後5時2分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 4月19日(日) 官邸滞在時間:50分 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時42分、私邸発。 午後3時54分、官邸着。 午後4時44分、官邸発。 午後4時58分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 4月25日(土) 官邸滞在時間:1時間7分 午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時44分、私邸発。 午後3時56分、官邸着。 午後5時2分、報道各社のインタビュー。 午後5時3分、官邸発。 午後5時17分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 4月26日(日) 官邸滞在時間:36分 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時42分、私邸発。 午後3時53分、官邸着。 午後4時29分、官邸発。 午後4時43分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 4月29日(水) この日は衆院予算委員会、衆院本会議、参院予算委員会に出席。 午前7時1分、公邸発。 午前7時2分、官邸着。 午前7時23分、官邸発。 午前7時25分、国会着。 午前7時30分、衆院予算委員会開会。 午前10時55分、衆院予算委散会。 午前10時59分、官邸着。 午前11時51分、官邸発。 午後0時2分、衆院本会議開会。 午後0時55分、衆院本会議散会。 午後0時59分、官邸着。 午後1時52分、官邸発。 午後2時、参院予算委員会開会。 午後5時27分、参院予算委散会。 午後5時32分、官邸着。 午後7時41分、官邸発。 午後7時55分、東京・富ケ谷の私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 5月2日(土) 官邸滞在時間:1時間48分 午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時41分、私邸発。 午後3時50分、官邸着。 午後5時38分、官邸発。 午後5時52分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 5月3日(日) 官邸滞在時間:2時間16分 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時41分、私邸発。 午後3時55分、官邸着。 午後6時11分、官邸発。 午後6時25分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 5月4日(月) 官邸滞在時間:5時間27分 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後2時3分、私邸発。 午後2時14分、官邸着。 午後3時57分、官邸発。 午後3時58分、自民党本部着。 午後4時32分、同所発。 午後4時35分、官邸着。 午後8時19分、官邸発。 午後8時33分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 5月5日(火) 官邸滞在時間:2時間9分 なお、ニコ動収録などは、公務ではない。 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後2時1分、私邸発。 午後2時14分、公邸着。「ニコニコ動画」とヤフーの特別番組向けのビデオメッセージ収録。 午後2時56分、公邸発。 午後2時58分、官邸着。 午後5時7分、官邸発。 午後5時21分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 5月6日(水) 官邸滞在時間:3時間34分 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後も来客なく、私邸で過ごす。 午後5時32分、私邸発。 午後5時42分、官邸着。 午後9時16分、官邸発。 午後9時30分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 5月9日(土) 官邸滞在時間:1時間55分 午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時41分、私邸発。 午後3時52分、官邸着。 午後5時47分、官邸発。 午後6時2分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 5月10日(日) 官邸滞在時間:1時間32分 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時40分、私邸発。 午後3時49分、官邸着。 午後5時21分、官邸発。 午後5時34分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 5月16日(土) 官邸滞在時間:44分 午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時43分、私邸発。 午後3時52分、官邸着。 午後4時36分、官邸発。 午後4時46分、東京・渋谷の美容室「HAIR GUEST」着。散髪。 午後6時32分、同所発。 午後6時42分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 5月17日(日) 官邸滞在時間:1時間26分
午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。 午前中は来客なく、私邸で過ごす。 午後3時39分、私邸発。 午後3時49分、官邸着。 午後5時15分、官邸発。 午後5時32分、私邸着。 午後10時現在、私邸。来客なし。 新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言を受けて、2020年のゴールデン・ウィークは全国でほぼ全ての商業施設が閉鎖された。
前年の11月13日に開業してからまだ半年しか経っていない南町田グランベリーパークも例外ではない。 特に「こどもの日」である5月5日は、本来であれば多くの子ども連れの家族で賑わったはずであろうが、この日見ることができたのは、犬の散歩で訪れた僅かな近所の住民と、警備員の姿だけであった。 以下、記録のためグランベリーパーク内を一周して撮影した写真を、敢えて解説を付けずに掲載しておく。 Photo by "My Life Through A Lens" on Unsplash コロナウイルス対策で、安倍政権が見るも無残な姿をさらけ出してる。 マスク二枚もまともに配布することができないし、そもそも感染者数すら正確に把握できていない無能ぶりだ。 さらに人々に外出自粛を呼びかける一方、給付金配布で迷走し、もはや「飢えて死ね」と言わんばかりの有様である。 このように政府がまともに機能しなくなった時、人々は「相互扶助」を自発的に開始する。 「相互扶助」が社会の発展に大きく寄与するという概念は、19世紀末に活躍したアナキストのピョートル・クロポトキンが著作「相互扶助論」にて解き明かしたものだ。 そして災害時の「相互扶助」の数々の事例は、レベッカ・ソルニットの「災害ユートピア」にて紹介されている。 コロナウイルス COVID-19 の蔓延が世界的な災害であると観れば、世界中で「相互扶助」が立ち上がると考えるのは、アナキストの立場では当然であろう。 コロナウイルス禍でのアナキストとしての心構えは、CrimethInc. の記事 “Surviving the Virus: An Anarchist Guide” にて紹介されており、さらにこれを名波ナミ氏が「ウイルス禍を生き延びるアナキスト・ガイド:危機の資本主義と台頭する全体主義――抵抗の戦略」として日本語に翻訳してくれている。 ここではこれらを受けて、クロポトキン研究家であるロングソロー大学教授のRuth Kinna氏による論考 “This anarchist thinker helps explain why we feel so driven to help each other through the coronavirus crisis” を翻訳し、コロナウイルス禍と「相互扶助」の関係性を考える一助としてみたい。 なお、人々の自発的な「相互扶助」がどれほど大きくなろうとも、日本政府の無能無策が免責される理由には一切なり得ないことは強調しておく。 空になったスーパーマーケットの棚やパニックに陥った政府の会見が、コロナウイルス危機の決定的なイメージになっている。 しかし、コミュニティの反応は、もっと永続的な機能であるかもしれない。 ウイルスと社会的孤立の強制が、不確実性と不安を引き起こしている。 一方、ローカルなボランティアが運営する相互扶助のネットワークの範囲も拡大しているのだ。 これらのグループに関わる人々の多くは、「相互扶助」という用語が19世紀のアナキストであるピョートル・クロポトキンによって有名になったことを知っている。 クロポトキンは、自然は利己的な個人間の競争的な戦いだと見做した社会ダーウィニストを攻撃するために「相互扶助」を使用した。 「適者生存」はキャッチフレーズとなり、人々、人種、国家の間の敵対的な関係を説明するために使用された。この考え方は、欠乏に対する当然の反応として攻撃性を正当化した。 現在の文脈では、手指消毒剤の最後のボトルやトイレットペーパーの最後のロールの確保が予めプログラムされた、避けられない対応であるということになる。 最強の者のみが生き残るのであれば、他人はライバルあるいは敵とさえ見なされるべきであり、私たちは他人に対して身を守るために必要なすべての手段をとる権利がある。 クロポトキンは競争が生物学的適合性を決定する要因であることを受け入れたが、彼の主張は協力もしくは相互援助も同様に重要であるというものだった。 倫理的な考え方として、相互扶助は、報酬を求めることなく人々が他者を助けるために行う努力であると説明される。 それはローカルで自発的な組織で成功する。 難破船の犠牲者を救うための国家機関設立を支援するためにウィリアム・ヒラリーによって英国で開始された救命艇協会は、クロポトキンが考えていた倫理的な自己組織化の一例だった。 ヒラリーは1825年に彼のプロジェクトを支持するように国王へ訴え、彼の目的は「平和であれ戦争であれ、あらゆる国の人々と船」を支援することであると説明した。 彼の動機には「個人的、国家的、そして普遍的」なものが同居していた。 彼は英国の協会の設立が、世界中の姉妹組織の設立を促すであろうと想像した。 クロポトキンは、救命艇協会が「協力…熱意…ローカルの知識」に依拠していたため、救命艇協会を気に入っていた。 救命艇協会は困窮している人を救う。 しかもローカルの行動に依拠しているため、どこでも簡単にまねをすることができた。 連帯を築くためのグローバルなネットワーキングのテンプレートであった。 危機の時に共に働く これは、人々がコロナウイルスの蔓延に直面するにつれて拡大しているサポート・ネットワークの中に見られる精神である。
隣人を助ける隣人。家を離れることができる人々は、弱者のために処方箋や生活必需品を集めている。 町々や都市間にまたがるグループはリソースをプールしているため、誰も取り残されることはない。 コミュニティのサポートは常に人間の社会生活の中心的な側面であった。 人々が日常のさまざまなタスクに取り掛かる方法を調べた調査では、私たちが想像するよりもはるかに長い時間が、無給のコミュニティ支援に費やされていることが示されている。 互いの子供たちの世話をしたり、互いの車の修理を手伝ったりするといった、相互扶助と協力が社会を駆け巡る。 利益の見込みが私たちの行動を動機づけると考えるのは間違いなのだ。 相互扶助は、危機や恐ろしい大災害の時によく観察される。 たとえば、米国のハリケーン・サンディとロンドンでのグレンフェル火災の余波である。 相互扶助の出現は今や、日常の連帯の能力に関するクロポトキンの観察を裏付けている。 彼は問うであろう。 私たちの社会組織を再考するため、これらの実践をどのように拡張できるだろうか。 クロポトキンは救命艇協会を「完全に自発的」であると説明した。 クロポトキンが救命艇協会は計画が無かったと考えていたわけではない。 法律によって強制されたのではないという意味である。 信頼と実践は、ローカルの自己決定への協力と尊敬を通じて再生された世界に関するビジョンに不可欠であった。 リソースが限界まで拡大しているため、世界中の政府は相互扶助のネットワークに依存することによって、孤立して最も危険にさらされている人々のために買い物をしたり、士気低下を防ぐためにサポートの事実上のメッセージを送っている。 おそらく、そうすれば、コロナウイルス後の世界で、コミュニティ・ベースの組織を維持する方法について考え始めることができる。 相互扶助の政治と、公共サービスの民営化を目的とした新自由主義のプロジェクトとの間には大きな違いがある。 クロポトキンは、大企業や資金に縛られたボランティアに委ねられた公共サービスの責務を望んでいなかった。 彼の目的は、既存の権力構造を攻撃することであった。 相互扶助は平等の条件のもとで広がり、それは分散した連合体を目指すアナキスト運動の必要なパートなのである。 危機後に通常の緊縮財政が復活すれば、相互扶助の豊かな土台は枯渇するだろう。 対照的に、ベーシック・インカムの維持と拡大は、草の根の社会的変化を長期的に維持し、促進することを助けるだろう。 Photo by Martin Sanchez on Unsplash これを書いている2020年4月19日時点で、コロナウイルス COVID-19 の収拾はまったく目途が立っていない。 しかし一か月前の出来事を振り返ってみるには、早すぎるということもなかろう。 2月上旬、世界中にあっという間に広がったCOVID-19の対応に、日本社会も巻き込まれていった。 中国・武漢から邦人移送のためのチャーター便が飛び交い、そして大量の感染者が発生したクルーズ船が横浜港に接岸されたのである。 特にクルーズ船内には多くの乗客・乗員が船内に軟禁状態になったまま、遂に亡くなる方も出てしまった。 しかしこの期に及んで、首相・安倍晋三は連日連夜の会食を続けていたのだ。 安倍晋三が2月の平日に会食を行わなかった晩はたった3日しかない。 しかも、そのうち2日は私邸への早帰りである。 唯一仕事と言えるのは、2月10日のエストニア大統領との首脳会談だけというありさまだ。 また、その会食の内容や相手にも呆れるしかない。 クルーズ船で2人が亡くなった2月20日は子飼いの自民党・極右議員を集めての鉄板焼き、翌21日は前日に61才になった稲田朋美の誕生会である。 ちょうど北海道で感染が拡大しつつあるタイミングでもあった。 そして安倍晋三が突然の小中高全面休校宣言を出して全国が大混乱に陥った2月28日、最後の会食での同席者は、百田尚樹と有本香。 不要不急の極みと言うしかない。 下記の安倍晋三の行動は、時事の「首相動静」から引用させていただいている。 またウイルス関連の報道は、朝日新聞のものを使わせていただいた。 なお土日や祝日の行動に関しては省略したが、安倍晋三はせいぜい1~2時間程度の会議に顔を出すだけで、私邸でゴロゴロしていただけだ。 首相としての仕事をする気がないのなら、さっさと辞めればよろしい。 2月3日(月) 安倍:午後6時2分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。宴会場「鳳凰」で自民党と各種団体の懇談会に出席し、あいさつ。午後6時21分、東京・築地のふぐ料理店「つきじやまもと」着。森喜朗元首相、青木幹雄元自民党参院議員会長と会食。 ウイルス:新型肺炎患者がいたクルーズ船 横浜港に着岸せず再検疫 2月7日(金) 安倍:午後6時43分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」着。ホテル内の飲食店「鉄板焼 さざんか」で稲田自民党幹事長代行、JXTGホールディングスの渡文明名誉顧問、川田順一副社長と会食。 ウイルス:チャーター便第4便、羽田に到着 日本国籍以外の人も 2月13日(木) 安倍:午後7時3分、東京・丸の内のパレスホテル東京着。ホテル内の宴会場「芙蓉」で精神科医らでつくる首相の後援会「晋精会」の会合に出席し、あいさつ。午後7時40分、東京・平河町の中国料理店「赤坂四川飯店」着。自民党細田、麻生両派の衆院当選3回議員らの懇親会に出席。 ウイルス:クルーズ船、新たに44人の感染判明 計218人に 2月17日(月) 安倍:午後7時25分、公邸着。玉木康裕タマホーム会長、倉井敏磨三菱ガス化学会長、山名昌衛コニカミノルタ社長、松沢幹夫電気興業社長らと会食。 ウイルス:クルーズ船から帰国へ、豪州や香港もチャーター機手配 2月18日(火) 安倍:午後6時39分、東京・六本木のホテル「グランドハイアット東京」着。ホテル内の中国料理店「CHINAROOM」で赤羽一嘉国土交通相、公明党の太田昭宏前代表、斉藤鉄夫幹事長、石井啓一幹事長代行、高木陽介国対委員長、佐藤茂樹選対委員長らと会食。 ウイルス:国内イベント中止続々 五輪関連や就活・ビジネス 2月20日(木) 安倍:午後7時1分、東京・六本木の京料理、鉄板焼き店「花郷 六本木店」着。評論家の金美齢氏、自民党の城内実、池田佳隆、石川昭政、長尾敬、簗和生、山田賢司各衆院議員、小野田紀美参院議員らと会食。 ウイルス:クルーズ船乗客、80代の2人死亡 職員2人新たに感染 2月21日(金) 安倍:午後6時57分、東京・芝公園のホテル「ザ・プリンスパークタワー東京」着。ホテル内の「中国料理 陽明殿」で自民党の山口泰明組織運動本部長、稲田朋美幹事長代行、三ツ林裕巳、神山佐市両衆院議員と会食。 ウイルス:クルーズ船客の下船、夕方にも完了 濃厚接触者は対象外 2月26日(水) 安倍:午後6時57分、公邸着。佐治信忠サントリーホールディングス会長、岡田裕介東映グループ会長、高居隆章日本カルミック社長らと会食。 ウイルス:新型肺炎、北海道で初の死者 高齢者、死後に感染確認 2019年11月13日、南町田グランベリーパークがオープンした。 2017年2月に閉店したグランベリーモールの跡地に、隣接した鶴間公園を合わせる形で建設された施設である。 全店舗数は234に及び、またスヌーピーミュージアムなど目玉となる設備も作られている。 町田市と東急電鉄の共同運営の「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」によって進められてきたため、私企業の商業施設に税金を投入することはどうなのかと考えてもいたが、完成してみれば地元住民としても中々便利であった。 話題のショップの紹介などは公式サイトや出店ウォッチのような記事に任せることにし、ここでは地元住民として有難いと感じたポイントに焦点を当ててみたい。 1. タリーズコーヒー いきなりのタリーズだが、実はこの地域で、改札を出たところに喫茶店があるのは画期的なことなのだ。 田園都市線の駅は始発の中央林間から、つきみ野、南町田グランベリーパーク、すずかけ台、つくし野、長津田と続くが、これまで駅前の喫茶店といえば中央林間のサンマルクカフェと長津田駅構内のヴィ・ド・フランスくらいであった。 ちなみに隣のつきみ野とすずかけ台の駅前はこんな具合である。 はっきり言うと、駅前で打ち合わせ一つできないような沿線なのである。 「鳥取県に初めてスタバができた」みたいなニュースは他人事ではない。 2. QBハウス 私のようなおっさんにとって、QBハウスもまた必須の生活インフラだ。 以前は小田急線の中央林間駅に直結した店舗があったのだが、残念ながら2019年に閉店したため、近隣では長津田駅構内の店舗だけになってしまっていた。 あとは都心から帰宅する途中に溝の口で下車して、駅構内の店舗に寄るくらいしか手立てがなかったのである。 たいへん失礼ながら、グランベリーパーク店はQBハウスとは思えないお洒落な外観や内装で、驚かされる。 3. グランベリーパーク郵便局 郵便局についてもこの地域は壊滅的と言っていいだろう。 なにしろ横浜市分になる長津田、田奈、青葉台まで行かないと駅前に郵便局がない。 町田市の南部にももちろん郵便局がないわけではないのだが、車を必要とする距離に点在しているのが実情だった。 銀行に関しても、三菱UFJ、みずほ、横浜、セブン各行のATMが設置されたので、たいへん便利になった。 4. 東急ストア スーパーとしては特に大きな特長があるわけでもないが、駅前で23時まで営業しているので、帰宅時にちょっとした買い物ができるようになった。 とりわけ夕刻以降になると惣菜や弁当などが破格の値段になるので、ちょくちょく利用させていただいている。 109シネマはグランベリーモール時代の建物を壊さず、内装を変えただけで再利用している唯一の設備である。 映画館については町田市全体が不毛の地で、JR町田駅周辺も含め、ここ以外には存在しない。 もう何十年も前だが、JR町田駅近くにエロ映画館が一軒、小田急町田駅前にVシネマ系の小さなスクリーンが一軒あったものの、これらもとっくの昔に潰れてしまった。 2019年のヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」を見るにも、わざわざ電車を乗り継いで横浜市都筑区のセンター北まで行かざるを得なかったのである。 あとは二子玉川や南大沢、新百合ヶ丘まで行くしかない。 なお、つきみ野にもイオンシネマがあるにはあるが、駅から遠いので車がないとどうにもならないし、車ではビールを飲むわけにもいかない。 しかしグランベリーパークなら、23:30くらいに映画が終わってもサクっと歩いて帰ることができる。 なにより地元の数少ない文化的インフラである。 6. 銀座山野楽器 改札を出て右手の「セントラルコート」の二階にまさかの山野楽器。 グランベリーパークの新しいテナントの中では、これが一番びっくりした。 楽器店もまた町田は不毛の地であり、JR町田駅前にあった石橋楽器も数年前に撤退してしまっている。 ギター弦やピックを買うにもわざわざ渋谷まで出なければならなかったのだ。 地元でアーニーボールのベース弦が買える日が来るとは夢にも思わなかった。 7. リブロ 大型書店は青葉台にブックファーストがあり、また中央林間や長津田にも駅直結で小型の書店がある。 グランベリーパーク内のリブロは特に際立った特徴があるわけではないように見えるが、たいへん重要なことに気が付いた。 あの実に不愉快な嫌韓・嫌中本、ヘイト本がまったく無いのである。 しかも1月27日のアウシュビッツ解放記念日に合わせた特別コーナーまで設置されていたのには驚いた。 神保町の大型書店でもなかなか目にできない企画である。 海外からのお客様が多い商業施設の中の店舗であるし、また近隣に東京工業大学の大学院があるため、様々な国の留学生たちが居住している地域でもあるので当然の配慮ともいえるが、多くの書店の悲惨な棚の状況を考えると、高い見識を持った店員の方がいらっしゃるのだろうと思われる。 「韓国はxx」「中国がxx」のような表紙を見るのもおぞましいヘイト本を平積みにしているつくし野駅前の●教堂は、リブロの爪の垢を煎じて飲んでほしい。 地元住民にしてみれば、毎日毎週のようにCOACHで買い物をしたりスヌーピーミュージアムに行ったりするわけでもない。
そうした中で、地元住民の日々の生活に欠かせないインフラとなる店舗が揃ったことは有難いことだ。 近年移り住んで来た方々には信じてもらえないだろうが、隣のすずかけ台駅の駅前に郵便ポストが初めて設置されたことすら、当時のこの地域では驚嘆すべき出来事だったのである。 2020年、安倍政権を終わらせるために、みんなで新宿を埋め尽くしましょう。 日時:1月12日(日)13時集合 13時半出発 場所:新宿中央公園水の広場 参加梯団:
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2019年は、安倍晋三らの「桜を見る会」での不正行為で記憶される年になるだろう。 しかしこの一年間の自民党による悪事は、「桜を見る会」関連だけにとどまらない。 有権者への贈賄、そして暴行や準強制性交など、れっきとした犯罪行為が堂々と繰り返されてきた一年でもあった。 ここではこの一年間の自民党の国会議員による不祥事を列挙してみたい。 だがこれらは、あくまでも発覚したものだけであり、また国会議員に絞られている氷山の一角に過ぎないことに留意いただきたい。 未だ隠蔽されているもの(実際「桜を見る会」の不正は何年も見過ごされてきた)や、地方議員による不祥事も含めれば、とてもこんな分量では済まないはずだ。
2月
田畑毅衆院議員、準強制性交の疑いで告訴され辞職 田畑毅衆院議員(46)が衆院に議員辞職願を提出した。元交際相手の女性が準強制性交の疑いで愛知県警に告訴状を提出したことを受け、自民党を離党していたが、辞職に追い込まれた。 女性は昨年十二月の田畑氏との飲酒を伴う会食後、自宅で就寝中に乱暴されたとする告訴状を愛知県警に提出。田畑氏の携帯電話に女性の裸の画像が保存されていたとして、軽犯罪法違反容疑でも被害届を出した。二十八日発売の週刊誌でも女子高校生への淫行疑惑が報じられるもようだ。
4月
桜田義孝五輪相、「復興以上に議員大事」と失言し辞任 桜田氏は十日夜、東京都内での高橋比奈子衆院議員のパーティーであいさつし「復興以上に大事なのは高橋さんだ」と述べた。その後、官邸を訪れて首相に辞表を提出し、受理された。記者団に「被災者の気持ちを傷つけるような発言をして申し訳ない」と陳謝した。 数々の失言を重ねてきた桜田義孝五輪担当相が10日、ついに辞任に追い込まれた。新元号と新紙幣の相次ぐ発表による政権浮揚効果は完全に吹き飛んだ。
5月
桜田義孝前五輪相、「子供最低3人くらい産むように」発言で大炎上 桜田義孝前五輪相が、また我々市民の心を踏みにじるような、許しがたい発言をした。29日に千葉市市内で開かれた猪口邦子元少子化担当相のパーティーにて少子化問題に言及し「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と来場者に呼び掛けたのだ。同会合では彼は「結婚しなくていいという女性がみるみる増えちゃった」とも発言したという。 なぜ結婚・出産ができない社会になりつつあるのか.... 脳みそついてないの?
6月
大塚高司防災担当副大臣、周囲の制止にもかかわらず新潟・山形地震直後もホステスと飲酒 6月18日夜10時22分頃、最大震度6強を観測した新潟・山形地震。その発生直後、防災担当の国交副大臣・大塚高司衆院議員(54)が、周囲の制止にもかかわらず、赤坂の老舗クラブでホステスらと飲み続けていた。 国交省によると、震度6以上の地震が起きた場合、3段階ある警戒態勢のうち最高レベルの「非常態勢」をとり、災害対策本部を立ち上げて事務次官以下、関係幹部が集まることになっている。
7月
石崎徹衆院議員が秘書に「死ね」パワハラで雲隠れ 石崎徹衆院議員(35)が、自身に暴行を受けたとして30代の男性秘書に被害届を出された問題を受けて行われた同党新潟県連の聴取に対し、パワハラがあったと認めたことが分かった。 “死ねお前”“バカが”魔の3回生「石崎徹」代議士のパワハラ音声 デイリー新潮 石崎氏の秘書を務めていた30代の男性が、今年5月に石崎氏から複数回にわたり殴る蹴るの暴行を受けたとして、6月以降に複数回にわたって新潟県警に被害届を提出。
9月
上野宏史前厚労政務官、派遣会社に口利き疑惑、さらにライバル議員のポスター破壊 外国人在留資格を巡る口利き疑惑により、厚生労働政務官を辞任した自民党の上野宏史衆院議員(48)。 外国人在留資格を巡る口利き疑惑により、厚生労働政務官を辞任した自民党の上野宏史衆院議員が、同じ群馬を地盤とする中曽根康隆衆院議員のポスターを損壊していたことがわかった。
10月
菅原一秀経産相、支援者の葬儀に秘書が香典を持参し辞任 10月25日午前、菅原一秀経済産業大臣(57)が辞表を提出した。菅原大臣をめぐっては、地元有権者へのメロンやカニなどの贈答、そして支援者の葬儀に秘書が香典を持参していたことを「週刊文春」が報じていた。
河井克行法相、妻陣営の公職選挙法違反疑惑で辞任
週刊文春は30日、広島選挙区から立候補した案里氏の陣営が、選挙カーから名前などを連呼する運動員13人に対し、公職選挙法で定められた日当の上限額1万5千円を超える3万円を報酬として支払ったなどと報じた。 なお菅原一秀、河井克行・案里の三人は国会からバックれたまま、12月になっても説明責任を果たしていない。 「政治とカネ」をめぐる疑惑で辞任した菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相に対し、与野党からは5日、説明責任を果たすよう求める声が相次いだ。 1か月以上、国会に姿を現さず疑惑についての説明もない。菅原一秀前経産相、本人の姿をとらえ直撃した。 自民党に所属する河井案里参院議員、夫の河井克行衆院議員、菅原一秀衆院議員の3人の国会議員。週刊誌などで報道された疑惑について「説明責任を果たす」としながら、長い間、国会を欠席し続けています。本当に説明する考えはあるのでしょうか。
萩生田文科相、受験「身の丈」発言を陳謝
「裕福な家庭は回数受けてウオーミングアップできることはもしかしたらあるかもしれないが、そこは身の丈に合わせて、二回を選んできちんと勝負して頑張ってもらえば」などと発言。インターネット上などで高校生らの反発を招いた。
11月
また私物化疑惑…安倍首相「等身大パネル」選挙区内に設置 安倍首相のお膝元で、新たな公選法違反と公金私物化の疑惑が浮上した。総理大臣の在職日数が歴代最長となったのを記念して下関市内の複数箇所に設置された安倍首相の等身大パネルのことだ。
江藤拓農林水産大臣、松下新平参議院議員、長峯誠参議院議員が、宮崎県職員に政治資金パーティーを手伝わせる
東京都内であった宮崎県選出の松下新平参院議員(53)の政治資金パーティーで、県東京事務所の職員4人が受け付けや会場誘導を手伝っていたことが26日、わかった。議員側から頼まれたという。 地方公務員法は、特定の政党や団体を支持する目的の自治体職員による政治的な行為を禁止しています。
12月
だまされる人間が悪い? 衛藤消費者担当相の暴言が大炎上 この男は消費者庁の仕事が「消費者の保護」であることすらわからないのか? 衛藤晟一消費者担当相が、悪質なマルチ商法で多数の被害者を出した「ジャパンライフ」の元会長が安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の招待状を顧客勧誘に悪用していたとされる問題で、「だまされる人間が悪い」と言わんばかりの暴言だ。
萩生田文科相も公選法違反?!「桜を見る会」疑惑と同じ構造
グラウンドゴルフ大会などの赤字補填分が公選法に違反する疑い。
萩生田文科相の口利きで、都有地を特定の少年野球チームが独占的に使用
「萩生田大臣からのオーダーを実現するために、市役所が知恵を絞っておかしな形態をとったのでしょう」(地元に詳しい政界関係者)
小泉進次郎環境相 “幽霊会社”に高額発注で政治資金4300万円を支出
「ポスター1200枚であればせいぜい30~40万円が相場です。腕のいいデザイナーを使って高く見積もっても70~80万円。
IR事業を巡る贈収賄で衆議院議員・秋元司を逮捕
カジノを含むIR(統合型リゾート)担当の副大臣などを務めた自民党の秋元司衆議院議員(48)を東京地検特捜部は収賄の疑いで25日午前に逮捕しました。 民進党(当時)などの反対を押し切って法案の採決を強行した衆院内閣委員会で、委員長を務めていたのが秋元だった。
秋元司逮捕に絡み、白須賀貴樹と勝沼栄明の事務所もガサ入れ
東京地検特捜部が関係先として千葉県印西市にある自民党の白須賀貴樹衆議院議員の事務所を捜索したことが関係者への取材で分かりました。 衆院議員秋元司容疑者が収賄容疑で逮捕された事件に絡み、東京地検特捜部は25日、宮城県石巻市にある自民党の勝沼栄明前衆院議員の事務所を家宅捜索した。
こうした自民党の国会議員による不祥事に関する総括は、牧原出・東京大学先端科学技術研究センター教授の言葉をお借りしておきたい。
一つ一つは小さな綻びのように見えなくもない。だが、これら一連の不祥事は一つの線で結びついている。すなわち、長期政権が政権のまわりにいる一部の「サークル」へ利益供与を続けた結果、もはや国全体を見渡せなくなっているという実態である。
こんな状況で沈黙を続けるのは、彼らの悪事に加担することでしかない。
腐敗し切った自民党政権に対し、いまこそ多くの市民から「NO!!」の声を突き付けよう。
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