久保田直己 不撤不散
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南町田グランベリーパーク 地元住民のためのガイド

26/1/2020

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​2019年11月13日、南町田グランベリーパークがオープンした。
2017年2月に閉店したグランベリーモールの跡地に、隣接した鶴間公園を合わせる形で建設された施設である。
全店舗数は234に及び、またスヌーピーミュージアムなど目玉となる設備も作られている。
町田市と東急電鉄の共同運営の「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」によって進められてきたため、私企業の商業施設に税金を投入することはどうなのかと考えてもいたが、完成してみれば地元住民としても中々便利であった。
話題のショップの紹介などは公式サイトや出店ウォッチのような記事に任せることにし、ここでは地元住民として有難いと感じたポイントに焦点を当ててみたい。

1. タリーズコーヒー
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いきなりのタリーズだが、実はこの地域で、改札を出たところに喫茶店があるのは画期的なことなのだ。
田園都市線の駅は始発の中央林間から、つきみ野、南町田グランベリーパーク、すずかけ台、つくし野、長津田と続くが、これまで駅前の喫茶店といえば中央林間のサンマルクカフェと長津田駅構内のヴィ・ド・フランスくらいであった。
ちなみに隣のつきみ野とすずかけ台の駅前はこんな具合である。
はっきり言うと、駅前で打ち合わせ一つできないような沿線なのである。
「鳥取県に初めてスタバができた」みたいなニュースは他人事ではない。

2. QBハウス
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​私のようなおっさんにとって、QBハウスもまた必須の生活インフラだ。
以前は小田急線の中央林間駅に直結した店舗があったのだが、残念ながら2019年に閉店したため、近隣では長津田駅構内の店舗だけになってしまっていた。
あとは都心から帰宅する途中に溝の口で下車して、駅構内の店舗に寄るくらいしか手立てがなかったのである。
たいへん失礼ながら、グランベリーパーク店はQBハウスとは思えないお洒落な外観や内装で、驚かされる。

3. グランベリーパーク郵便局
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郵便局についてもこの地域は壊滅的と言っていいだろう。
なにしろ横浜市分になる長津田、田奈、青葉台まで行かないと駅前に郵便局がない。
町田市の南部にももちろん郵便局がないわけではないのだが、車を必要とする距離に点在しているのが実情だった。
銀行に関しても、三菱UFJ、みずほ、横浜、セブン各行のATMが設置されたので、たいへん便利になった。

4. 東急ストア
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スーパーとしては特に大きな特長があるわけでもないが、駅前で23時まで営業しているので、帰宅時にちょっとした買い物ができるようになった。
とりわけ夕刻以降になると惣菜や弁当などが破格の値段になるので、ちょくちょく利用させていただいている。

5. 109シネマズグランベリーパーク
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​109シネマはグランベリーモール時代の建物を壊さず、内装を変えただけで再利用している唯一の設備である。
映画館については町田市全体が不毛の地で、JR町田駅周辺も含め、ここ以外には存在しない。
もう何十年も前だが、JR町田駅近くにエロ映画館が一軒、小田急町田駅前にVシネマ系の小さなスクリーンが一軒あったものの、これらもとっくの昔に潰れてしまった。
2019年のヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」を見るにも、わざわざ電車を乗り継いで横浜市都筑区のセンター北まで行かざるを得なかったのである。
あとは二子玉川や南大沢、新百合ヶ丘まで行くしかない。
なお、つきみ野にもイオンシネマがあるにはあるが、駅から遠いので車がないとどうにもならないし、車ではビールを飲むわけにもいかない。
しかしグランベリーパークなら、23:30くらいに映画が終わってもサクっと歩いて帰ることができる。
なにより地元の数少ない文化的インフラである。

6. 銀座山野楽器
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改札を出て右手の「セントラルコート」の二階にまさかの山野楽器。
グランベリーパークの新しいテナントの中では、これが一番びっくりした。
楽器店もまた町田は不毛の地であり、JR町田駅前にあった石橋楽器も数年前に撤退してしまっている。
ギター弦やピックを買うにもわざわざ渋谷まで出なければならなかったのだ。
地元でアーニーボールのベース弦が買える日が来るとは夢にも思わなかった。

7. リブロ
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​大型書店は青葉台にブックファーストがあり、また中央林間や長津田にも駅直結で小型の書店がある。
グランベリーパーク内のリブロは特に際立った特徴があるわけではないように見えるが、たいへん重要なことに気が付いた。
あの実に不愉快な嫌韓・嫌中本、ヘイト本がまったく無いのである。
しかも1月27日のアウシュビッツ解放記念日に合わせた特別コーナーまで設置されていたのには驚いた。
神保町の大型書店でもなかなか目にできない企画である。
海外からのお客様が多い商業施設の中の店舗であるし、また近隣に東京工業大学の大学院があるため、様々な国の留学生たちが居住している地域でもあるので当然の配慮ともいえるが、多くの書店の悲惨な棚の状況を考えると、高い見識を持った店員の方がいらっしゃるのだろうと思われる。
「韓国はxx」「中国がxx」のような表紙を見るのもおぞましいヘイト本を平積みにしているつくし野駅前の●教堂は、リブロの爪の垢を煎じて飲んでほしい。

地元住民にしてみれば、毎日毎週のようにCOACHで買い物をしたりスヌーピーミュージアムに行ったりするわけでもない。
そうした中で、地元住民の日々の生活に欠かせないインフラとなる店舗が揃ったことは有難いことだ。
近年移り住んで来た方々には信じてもらえないだろうが、隣のすずかけ台駅の駅前に郵便ポストが初めて設置されたことすら、当時のこの地域では驚嘆すべき出来事だったのである。
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