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1月6日、米大統領選の選挙人投票集計を行っている連邦議会を、トランプに煽られた極右のデモ隊が襲撃した。
議会は一時中止を余儀なくされ、死者5名、逮捕者54名に達する前代未聞の事態となってしまった。 次期大統領に選出されたバイデン氏や民主党はもとより、共和党の一部も激しく非難しており、また産業界からも強い批判の声があがっている。
こうした事態に対し、ロック・ミュージシャンたちも即座に非難を開始した。
ポール・スタンレーは「これはトランプに煽動されたテロだ。恥を知れ」と指弾している。
スコット・イアンは「南軍、ナチ、トランプは多くの点で共通している。そして負け犬野郎だ」とトランプ支持者たちの本質を喝破。
ディー・スナイダーは「無法のクソ野郎」と吐き捨てている。
トム・モレロは議会での窃盗行為を非難した翌日、「ナチの命なんか知るか」との画像をアップした。
トミー・リーは "GTFOH (Get The Fuck Outta Here)" など最大限の汚い言葉を使い、「おいウイルス野郎、帰れ。ここから出ていけって言ってんだ」と罵倒している。
さらに1月9日、トランプのツイッター・アカウント凍結を受けて、「もたもたしやがって、お前らもあのピエロ野郎と同じくらいクソだ」と、今までトランプの発言を見て見ぬふりをしてきたツイッター社を批判した。
またセバスチャン・バックは、トランプ凍結に関するトランプ長男の「言論弾圧だ」というツイートに対して、「おいバカ、Orwell's ではなくて Orwells だ。あと free と speech の間に '-' は要らない。中学一年からやり直せ」と手厳しく罵倒した。
レディ・ガガは「テロを煽動したトランプを弾劾すべきだ」と主張している。
一方、このテロ行為を擁護する声も、極めて少ないながら見受けられた。
筋金入りのトランプ支持者として知られるテッド・ニージェントは、Facebookにて「アンティファの仕業だ」とのデマ画像をアップした。
しかしこの投稿にはFacebookによって「虚偽の情報」とのフラグが立てられており、「理由を見る」のリンクをクリックすると POLITIFACT の「首都を襲ったのはアンティファではない」との記事が表示されるようになっている。
なおNME誌によると、議会に乱入した暴徒に、アイスド・アースのリード・ギタリストであるジョン・シェイファーが参加していたことが明らかになっている。
ジョン・シェイファーは2020年、トランプ陣営の選挙集会にも参加していた。 1月9日現在、FBIはジョン・シェイファーを指名手配して行方を追っている。 こんな奴にギターを弾く資格なんかない。
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