Photo by Paul Stollery on Unsplash
ポール・マッカートニーの来日ツアーが無事終了した。 最新アルバム "Egypt Station" からの曲のみならず、ビートルズやウイングス時代のヒット曲も惜しみなく大量に演奏し、あらゆる年齢層のファンを楽しませてくれた。 バンドのメンバーである、Rusty Anderson、Brian Ray、Paul Wickens、Abe Laboriel Jr. の顔ぶれも、前回の来日から変わっていない。 ところで、究極のエンターテイメントを見せてくれた彼らのツイッター・アカウントを覗いてみると、実は音楽に関する書き込みはほとんど無く、逆に政治的発言にあふれていることに驚かされる。 ここでは、今回の来日前後のタイミングでの彼らのツイートをいくつか紹介してみたい。
Rusty Anderson(ギター)
アメリカ人である彼は、来日中の期間ですら、母国のファンに中間選挙での投票を呼びかけていた。
日本公演の初日前日となった10月30日には、カリフォルニア州で自身が支持する民主党候補への投票を促していた。
そして、選挙後もトランプ界隈を徹底的に批判し続けている。
Brian Ray(ギター)
Brianもアメリカ人だが、音楽活動に関するツイートは全くと言っていいほどない。 Rustyと比べると、自身によるツイートは少なくRTが多めであるが、それもトランプ政権批判のものばかりだ。 例えば、トランプ就任後にヘイト・クライムが増加したことを伝えるAFPの報道をRTしている。
Paul Wickens(キーボード)
バンドの中では唯一のイギリス人。 来日を挟んだ期間はツイート数が減っているが、11月14日にはジンバブエの密漁対策チームに対しイギリスの入国許可が出なかったことを批判する記事をRTしている。
Abe Laboriel Jr.(ドラム)
アメリカ人である彼もまた、徹底的にトランプをdisりまくっている。
ステージでの演奏からは伺い知れないことであるが、ポール・マッカートニーのバンド・メンバー全員が極めて政治的、しかもリベラルであることを隠そうともしない人たちであった。
日本で時折見かける「ポールの音楽の話に政治を持ち込むな」みたいな発言は、彼らにしてみれば幼稚で、あり得ないものなのだ。
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