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5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が無抵抗のアフリカ系男性の首に肘を押し当てて殺害するという事件が発生した。
その現場の動画がSNSで拡散されることによって多くの人々が怒り、アメリカ中に抗議行動が広がっている。 NBCによると、犯行に及んだ警官デレク・ショーヴィンは過去にも、少なくとも10件以上ものヘイト・クライムに関与していたとのことだ。 この残虐なヘイト・クライムに対して、アメリカの多くのミュージシャンたちが抗議の声を上げた。 例えば自らもアフリカ系市民であるレニー・クラヴィッツ。
何人死んだか知ってるか?
そしてリヴィング・カラーのツイートも同じ画像を使用している。
この数年モータウンのカバーに注力しているポール・スタンレーは、ツイッター140文字の制限を超える声明を出すため、画像を使うという手段を執った。
露骨な偏見や人種的プロファイリングの最近の動画や事件、そしてどう見ても黒人男性に対する冷血な殺人としか言いようがないことには、げっそりする。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシンのトム・モレロは、逮捕された抗議者を運ぶことを拒否したバス運転手に関するツイートに、「これこそ連帯だ」とのコメントを付けてリツイートした。
またマドンナは、トランプを名指しで非難している。
ジョージ・フロイド虐殺に抗議して、アメリカ中でデモが起きている。
若手も続々と声をあげている。アダム・ランバートは警察機構を強く批判。
法執行機関のトレーニング、規約、心理スクリーニングの全面的な改革を要求する必要がある。警察官として働いているいじめ野郎が多すぎる。我々は行動違反に対する説明責任と法的手段を要求するべきだ。
テイラー・スウィフトは、この事件に対するトランプの政治姿勢を激しく罵倒し、今年の大統領選挙での落選運動を宣言している。
大統領職の間中ずっと、白人優越主義や人種差別をさんざん煽っておきながら、暴力で脅す前に道徳的に優れているふりをする神経くらいないのか。略奪が起きたら銃撃を始める?11月の選挙で落選させてやる。
ビリー・アイリッシュに至っては、インスタグラム上でトランプに対し「お前、本気か?クソ野郎!」と面罵した。
さて、ここで思い出しておきたいのは、日本でも先般、検察官の定年延長を可能にする法案への抗議に、きゃりーぱみゅぱみゅ等をはじめ、多くの芸能人が参加したことだ。
とは言え、ツイッター上で「#検察庁法改正案に抗議します」とのタグを使用する程度のことであり、テイラー・スウィフトやビリー・アイリッシュに比べれば極めて穏健なものである。 しかし、これくらいのことに対してすら、一部の幼稚な連中は「芸能人は政治に口を出すな」と喚きたてた。 こうした連中に対するきゃりーぱみゅぱみゅの回答が、こちらのラップだ。
でも私はアニメのキャラじゃない
政治を忌避し、正義を嘲笑する幼稚な日本人はいい加減目を覚ましたほうがよい。
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