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米ミネソタ州で2020年5月、46歳のアフリカ系アメリカ人男性ジョージ・フロイド氏の首に9分29秒にわたってひざまずき、「息ができない」との悲鳴を無視して殺害した元警察官のデレク・ショーヴィンに対して、有罪の評決が下った。
CNNによると、デレク・ショーヴィンは第2級殺人、第3級殺人、第3級過失致死の3つの罪状で訴追されていたが、陪審はすべてを有罪と判断した。 これらの禁錮刑を合算すると、最大で75年となる。 この評決を受けて、人種の属性やジャンルを超えて、幅広いロッカーたちが歓迎の意を表している。
アフリカ系米市民として被差別当事者でもあるラッパーたちは、ストレートに感情を爆発させた。
LL・クール・Jの "Hell year" は「やった、ざまあ」といったところか。
ギタリストとしてはジャンルもタイプもまったく異なるヴァーノン・リードに対して、スティーヴ・ルカサーが同意のリプライを返している。
またレニー・クラヴィッツの「歴史はどちら側にあるのか」というツイートに、セバスチャン・バックがリツイートで自分の見解を加えている。
ジェーンズ・アディクションのペリー・ファレルは「あなたは天国から微笑んでいるでしょう」とツイートした。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシンは当然ながら有罪を歓迎。
アダム・ランバートもその気持ちを一連のタグの列挙で表した。
メタル系でも、クイーンズライクのトッド・ラ・トゥーレや、テスタメントのアレックス・スコルニックが歓迎を示す画像を投下している。
特にアレックスは、昨年からのBlack Lives Matterのデモの写真を数多くツイートした。
今回の件に限らず、ロッカーたちが率先して政治的なメッセージを出すことは、米社会では当たり前となっている。
翻って、日本はなんと幼稚な国であろうか。
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