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2018年の前半も、多くの才能あるミュージシャンを失う結果になってしまった。 ここでは国内外合わせて、鬼籍に入った方々を振り返ってみたい。(以下、敬称略)
1月5日 藤岡幹大
BABYMETALを支える「神バンド」のギタリスト。 2017年12月に発生した転落事故の療養中に様態が急変し死去。享年わずか36才。
1月10日 エディ・クラーク
モーターヘッドのオリジナル・ギタリスト。 2015年にフィル・テイラーとレミー・キルミスターが亡くなっているため、エディの死によりモーターヘッドのオリジナル・メンバーは全員いなくなってしまった。 肺炎で入院中の他界。67才。
1月15日 ドロレス・オリオーダン
アイルランド出身のクランベリーズのボーカル。 アルバムのセールスは4,000万枚を超えている。 滞在中のロンドンのヒルトン系ホテルで、亡くなっている姿が発見された。46才。
ドロレスの死に対して、バンドのメンバー達のコメントに続き、アイルランドの大統領も「深い悲しみ」とのメッセージを発表している。
1月16日 デイヴ・ホーランド
ジューダス・プリーストの元ドラマーで、1979年から1989年の10年間叩き続けた。 80年代のNWOBHM時代の代表作 "British Steel" 制作などに貢献している。 ジューダス・プリースト脱退後はトラピーズを再結成し活動していた。 死因は発表されていない。 享年69才。
2月7日 パット・トーピー
Mr. Bigのドラマー。 2014年にパーキンソン病を患っていることを公表していたが、2014年と2017年の来日では病を圧してバンドに同行し、パーカッションとコーラスでライブに参加した。 パットの音楽への熱い思いに観客が感動した矢先の、合併症による様態急変だった。64才。
4月24日 森田童子
70年代にアンダーグラウンドな人気を集め、引退後、テレビドラマに楽曲が使用されることで広く知られるようになった。 本名は一貫して公表せず、引退後の生活も明らかになっていない。 4月に亡くなっていたことも、6月のJASRAC会報に掲載されて初めて世の中に知られるようになった。 65才だった。
5月16日 西城秀樹
言うまでもなく、日本を代表するアイドル歌手の草分け。 「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」をはじめ、数々のヒット曲で知られているが、ライブではキング・クリムゾンなどのカバーを歌い、またテレビ番組でドラマーとしての腕を披露することもあった。 2003年に脳梗塞を発症し、懸命のリハビリで復帰を果たしたものの、2011年に再発してしまった。 4月25日に自宅で倒れ、意識不明のまま心不全で亡くなった。63才。
6月23日 ヴィニー・ポール
パンテラのドラマーで創立メンバーの一人だった。 ラスベガスの自宅で心臓発作で倒れ、帰らぬ人となった。54才。
60代で亡くなった方が多いが、70才を超えている人はいない。
旅立つには若すぎる。 藤岡さんにいたっては30代だった。合掌。
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