久保田直己 不撤不散
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真夏の東京でオリンピックは開催可能だったのか

29/8/2020

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Photo by Luis Graterol on Unsplash
2020年に東京で予定されていたオリンピックとパラリンピックは、コロナ禍のため2021年に延期された。
しかし、そもそも酷暑の東京で開催は可能だったのだろうか。
そこで、環境省の報告書「全国の暑さ指数(WBGT)の観測状況及び熱中症による救急搬送者数と暑さ指数との関係について」を用いて検証してみたい。

​環境省は全国11都市の日々の「暑さ指数(WBGT)」を週次で公表している。
「暑さ指数(WBGT)」とは、人間の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた暑さの厳しさを示す指標で、熱中症を予防するために考案された。
国際的にもISO7243として規格化されている指標である。
日本では「暑さ指数(WBGT)」を用いて、日本スポーツ協会が「熱中症予防運動指針」を定めており、さらに日本生気象学会は「日常生活における熱中症予防指針」を定義している。
運動に関する指針
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日常生活に関する指針
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それでは、オリンピックが開催されるはずだった2020年7月22日(水)から8月9日(日)までの期間の、東京での「暑さ指数(WBGT)」を見てみよう。
「暑さ指数(WBGT)」と屋外競技の日程をマッピングしてみたのが、このチャートである。
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* 陸上競技のうち、9月6日から9日のマラソンや競歩は会場が札幌であるため、グレーアウトして検証から除外した。
* サッカーは宮城や福島の会場もあるが、並行して首都圏での開催もあるため、検証に含めた。
一目でわかるように、8月に入ってからは真っ赤であり、「運動は原則中止」のレベルであった。
日常生活での指針でも「外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する」状況であるため、屋外での観戦やボランティア活動も極めて危険だったと言わざるを得ない。
また比較的涼しかった7月でさえほぼオレンジで埋め尽くされている。
これは、運動については「厳重警戒(激しい運動は中止)」すべき状態で、日常生活も「外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する」必要がある。
こんな天候の東京でオリンピックを強行していたら、選手、観客、ボランティアなど関係者にどれだけ健康被害が出たことになったのだろうか。
このように、熱中症の観点だけでも、真夏の東京でのオリンピックは不可能である。
そしてコロナ禍の状況がどのようであっても、来年も実施してはいけないことは明白だ。
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安倍晋三はコピペを止めろ

9/8/2020

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Photo by Rap Dela Rea on Unsplash
広島と長崎に原爆が投下されて75年目の今年2020年、首相・安倍晋三は両市を訪れ、平和祈念式典で挨拶を行った。
昨年の両市での挨拶は、実に九割以上がコピペ使いまわしの酷いものだったが、今年もまったく改善されることはなかった。

まず8月6日の広島分から見てみたい。
こちらは首相官邸のサイトにある「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式あいさつ」から引用した。
長崎での挨拶と重なる部分を赤くしてみたが、1134文字中、1049文字も同じだった。
コピペ使いまわし率は 92.5% に達している。
本日ここに、被爆75周年の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式が挙行されるに当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。
そして、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が世界を覆った今年、世界中の人々がこの試練に打ち勝つため、今まさに奮闘を続けています。
75年前、
一発の原子爆弾により廃墟と化しながらも、先人たちの努力によって見事に復興を遂げたこの美しい街を前にした時、現在の試練を乗り越える決意を新たにするとともに、改めて平和の尊さに思いを致しています。
広島と長崎で起きた惨禍、それによってもたらされた人々の苦しみは、二度と繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた国際社会の努力を一歩一歩、着実に前に進めることは、我が国の変わらぬ使命です。
現在のように、厳しい安全保障環境や、核軍縮をめぐる国家間の立場の隔たりがある中では、各国が相互の関与や対話を通じて不信感を取り除き、共通の基盤の形成に向けた努力を重ねることが必要です。
特に本年は、被爆75年という節目の年であります。我が国は、非核三原則を堅持しつつ、立場の異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促すことによって、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取組をリードしてまいります。
本年、核兵器不拡散条約(NPT)が発効50周年を迎えました。同条約が国際的な核軍縮・不拡散体制を支える役割を果たし続けるためには、来るべきNPT運用検討会議を有意義な成果を収めるものとすることが重要です。我が国は、結束した取組の継続を各国に働きかけ、核軍縮に関する「賢人会議」の議論の成果を活用しながら、引き続き、積極的に貢献してまいります。
「核兵器のない世界」の実現に向けた確固たる歩みを支えるのは、世代や国境を越えて核兵器使用の惨禍やその非人道性を語り伝え、継承する取組です。我が国は、被爆者の方々と手を取り合って、被爆の実相への理解を促す努力を重ねてまいります。
被爆者の方々に対しましては、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、原爆症の認定について、できる限り迅速な審査を行うなど、高齢化が進む被爆者の方々に寄り添いながら、今後とも、総合的な援護施策を推進してまいります。
結びに、永遠の平和が祈られ続けている、ここ広島市において、核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げます。原子爆弾の犠牲となられた方々のご冥福と、ご遺族、被爆者の皆様、並びに、参列者、広島市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。
そして8月9日の長崎分である。
9日正午時点では官邸から正式に全文公開されていないため、テレビ長崎での放映から書き起こしてみた。
長崎分でも1119文字のうち1039文字が広島と同じで、コピペ使いまわし率はさらに高く92.9%である。
本日ここに、被爆75周年の長崎原爆死没者慰霊式典に当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。
そして、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が世界を覆った今年、世界中の人々がこの試練に打ち勝つため、今まさに奮闘を続けています。
75年前の今日、一木一草もない焦土と化したこの街が、市民の皆さまのご努力により、このように美しく復興を遂げたことに、私たちは改めて乗り越えられない試練はないこと、そして平和の尊さを強く感じる次第です。
長崎
と広島で起きた惨禍、それによってもたらされた人々の苦しみは、二度と繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた国際社会の努力を一歩一歩、着実に前に進めることは、我が国の変わらぬ使命です。
現在のように、厳しい安全保障環境や、核軍縮をめぐる国家間の立場の隔たりがある中では、各国が相互の関与や対話を通じて不信感を取り除き、共通の基盤の形成に向けた努力を重ねることが必要です。
特に本年は、被爆75年という節目の年であります。我が国は、非核三原則を堅持しつつ、立場の異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促すことによって、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取組をリードしてまいります。
本年、核兵器不拡散条約(NPT)が発効50周年を迎えました。同条約が国際的な核軍縮・不拡散体制を支える役割を果たし続けるためには、来るべきNPT運用検討会議を有意義な成果を収めるものとすることが重要です。我が国は、結束した取組の継続を各国に働きかけ、核軍縮に関する「賢人会議」の議論の成果を活用しながら、引き続き、積極的に貢献してまいります。
「核兵器のない世界」の実現に向けた確固たる歩みを支えるのは、世代や国境を越えて核兵器使用の惨禍やその非人道性を語り伝え、継承する取組です。我が国は、被爆者の方々と手を取り合って、被爆の実相への理解を促す努力を重ねてまいります。
被爆者の方々に対しましては、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、原爆症の認定について、できる限り迅速な審査を行うなど、高齢化が進む被爆者の方々に寄り添いながら、今後とも、総合的な援護施策を推進してまいります。
結びに、永遠の平和が祈られ続けている、ここ長崎市において、核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げます。原子爆弾の犠牲となられた方々のご冥福と、ご遺族、被爆者の皆様、並びに、参列者、長崎市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。
コピペでない部分に関しても、冒頭部分の表現が若干異なること、広島と長崎を入れ替えていることだけで、実際にはほぼ全てが使いまわしと言っても過言ではない。
広島と長崎に対するそれぞれの思いがまったく込められていない不誠実さである。

さらに安倍は、広島での式典後の会見もわずか15分で切り上げ、メディアからの追加質問を認めず、さっさと東京へ帰ってしまった。
追加質問をしようとした朝日新聞の記者の腕を官邸職員が掴んで制止するという事態まで報じられている。
いったいどんな独裁国の何様なのであろうか。
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1979年 ネブワースでのレッド・ツェッペリン

2/8/2020

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Photo by Nick Page on Unsplash
これまで1969年から1973年までのレッド・ツェッペリンのライブ音源を整理してきたが、ネブワースに出演した季節になったので、今回は1979年の音源について整理してみたい。
​
1973年のマディソン・スクェア・ガーデンでのライブを最後にツアーを停止したレッド・ツェッペリンは、1975年になって漸くライブ活動を再開した。
しかしロバート・プラントがギリシャで自動車事故を起こして両足骨折の重傷を負ったため、ツアーは全面キャンセルとなってしまう。
さらに不幸なことに1977年の全米ツアー中、ロバートの長男が感染症で亡くなってしまい、その後ツアーは無期限延期となった。
ネブワース出演は2年ぶりのライブであり、また母国イギリスでのライブとしては実に4年ぶりのものであった。

なお今回も詳細な情報は、ledzeppelin.com を参照させていただいている。
また1969年から1973年までの音源は、下記を参照していただきたい。

  • 1969年のレッド・ツェッペリン
  • ブートで辿る1970年のレッド・ツェッペリン
  • 1971年 レッド・ツェッペリン初来日の全音源
  • 1972年 レッド・ツェッペリン最後の来日6日間の音源
  • 1973年 レッド・ツェッペリン絶頂期のライブ音源

1979年2月にアルバム "In Through the Out Door" のミキシング作業を完了させたレッド・ツェッペリンは、8月のネブワース・フェスティバルで久しぶりのライブを行うことになった。
この年のネブワースにはトッド・ラングレンやニュー・バーバリアンズなどが出演しているが、事実上レッド・ツェッペリンの復活の舞台と見てよいだろう。

ネブワースのおよそ二週間前の7月23日と24日、ウォーミング・アップを兼ねて、デンマークのコペンハーゲンでライブが行われた。
いずれもオーディエンス録音のブート音源が残っているが、演奏はむしろネブワースよりもクオリティが高いと思われる。
なおネブワースのアンコールで加えられた "Whole Lotta Love" と "Heartbreaker" は、ここでは省略されている。

ネブワース・フェスティバルでのレッド・ツェッペリンの出演は、8月4日と11日の2回にわたって行われた。
両日共にプロショットの動画が撮影されているため、おそらく公式に編集して世に出す予定だったのだろう。
実際、レッド・ツェッペリンの公式YouTubeチャネルでは "Kashmir" と "Rock And Roll" の映像が公開されているが、残念ながらライブの全貌は流出物のブートに頼らざるを得ない。

初日の8月4日の演奏は後年言われるように、相当に悲惨なものであった。
一曲目の "The Song Remains The Same" ではジミー・ペイジがギターを弾き切らずに適当にごまかしているのが丸わかりで、さらにロバートも声が出ていない。
二回目となる8月11日は、初日と比べて相当改善されている。
ライブでの演奏の出来に大きな波があるのが、レッド・ツェッペリンの音源漁りの醍醐味でもあると言っておきたい。
80年代に出回ったネブワースのブートを購入して、緊張感のない演奏にがっかりした記憶がある。
現物を手放してから既に30年近く経っているため、今となっては確かめるすべがないが、おそらく8月4日の分だったのではなかろうか。
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ローリング・ストーンズ "Scarlet" セッションのジミー・ペイジの記憶

24/7/2020

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Photo by vale arellano on Unsplash
7月22日、ローリング・ストーンズの「山羊の頭のスープ (2020)」に収録される予定の未発表曲 "Scarlet" の動画が公開された。
ジミー・ペイジがギターで参加していることから大きな話題になっているが、ジミー自身が当時のことを鮮明に記憶しており、ツイッターで投稿してくれているので翻訳してみたい。

On this day in 2020, Scarlet by @RollingStones, featuring me, is released.https://t.co/5XhT53U8vj
⠀
I was invited to Ronnie Woods’ house in Richmond to do a session in October 1974. It was said that Keith Richards and Ian Stuart (Stu) would be there. pic.twitter.com/jdNJEpZQO9

— Jimmy Page (@JimmyPage) July 22, 2020
2020年の今日、私をフィーチャーしたローリング・ストーンズの "Scarlet" がリリースされる。
⠀
1974年10月にリッチモンドのロニー・ウッズの家に招待されてセッションを行った。
そこにはキース・リチャーズとイアン・スチュアート(スチュ)がいると言われていた。
昔の友達に追いつく良い機会だと聞こえたんだ。
⠀
エレクトリック・ギターにはキース・リチャーズ、さらにエレクトリック・ギターに私自身、ベースにはリック・グレッチ、そしてそれまで会ったことのないドラマーやエンジニアがいた。
キースが弾き始めたので、私はキースのギター・パートの周りにリフを固め始めて、アレンジを強化した。
それですぐにミュージシャン達をがっちり固めたんで、その晩、成功したテイクを手にすることができた。
キースと一緒に仕事をするのは楽しかった。 ⠀
⠀
彼らは翌日の夜もロンドンのアイランド・ナンバー2スタジオで作業を続けると言われていた。

私はそれに出かけて、ギター・ソロを演奏しようと言った。

私はその夜、早めの時間に到着して、すぐに数テイクでやらなければならなかった。
私には良さそうに聴こえたので、あとは彼らに任せたんだ。
⠀
ミックが最近私に連絡をしてきて、完成したバージョンを聴くことができた。
とても素晴らしくて、本当にしっかりした音だった。⠀
⠀
まもなくリリースされる "Goats Head Soup 2020" のアルバムの一部として選んでくれたのが嬉しい。
これは70年代のレッド・ツェッペリンの外での、私の非常にレアな活動だ。

On this day in 2020, Scarlet by @RollingStones, featuring me, is released.
⠀
I was invited to Ronnie Woods' house in Richmond to do a session in October 1974. 
It was said that Keith Richards and Ian Stuart (Stu) would be there.
It sounded a good opportunity to catch up with old friends.⠀
⠀
There was Keith Richards on electric guitar, myself on electric guitar, Rick Grech on bass and a drummer and engineer I had not met before. 
Keith kicked it off and I began to mould a riff around his guitar part to augment the arrangement. 
It began to lock-in pretty soon with the musicians and we all got a successful take that evening. 
I'd had a good time working with Keith. ⠀
⠀
It was said they were continuing the following night at Island Number 2 Studios in London.

I said I'd go and play some guitar soloing on it. 

I arrived early on that evening and got to do it straight away within a few takes. 
It sounded good to me and I left them to it.⠀
⠀
Mick made contact with me recently and I got to hear the finished version.

It sounded great and really solid.⠀
⠀
I'm happy they chose to release it as part of the forthcoming Goats Head Soup 2020 album. 
It's an ultra-rare appearance of me outside Led Zeppelin in the '70s.
リフもソロもジミーの手によるものであったこと、ベースはビル・ワイマンではなくリック・グレッチであったことなどが明らかにされており、非常に興味深い。
なおNew York Post紙によると、"Scarlet" とはジミーとフランス人のモデルのシャルロット・マーティンとの間に生まれた当時2才の娘で、現在は写真家で活躍中のスカーレット・ペイジのことのようである。
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ヘイトを放置するSNSへの広告出稿停止が拡大中

28/6/2020

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Photo by Barefoot Communications on Unsplash
トランプによる暴力扇動やヘイトスピーチの取り扱いに正面から取り組もうとしない Facebook に対して、広告出稿を停止するキャンペーンが拡大している。
当初はパタゴニアやREI、エディー・バウアーといった小売業から始まった動きが瞬く間に広がり、6月末になるとユニリーバやコカ・コーラのような巨大ブランドまでがキャンペーン参加を表明し始めた。
ここでは、この数日間に発表のあった各社のステートメントについて、抜粋・翻訳して紹介してみたい。

  • ユニリーバ

6月26日、イギリスとオランダを本拠地とする巨大な消費財メーカーのユニリーバが、FacebookやInstagramのみならず、Twitterも含めた広告出稿停止を、2020年の年末まで継続するとのプレスリリースを発表した。
当社の責任のフレームワークと米国における分断された情勢を鑑み、当社はこれから少なくとも年末まで、ソーシャルメディア・ニュースフィード・プラットフォームである Facebook、Instagram および Twitter でのブランド広告を掲載しないことを決定した。
現時点でこれらのプラットフォームは、人々や社会に付加価値を提供していない。
当社は継続的に監視し、必要に応じて現在の位置を再検討する予定である。

Given our Responsibility Framework and the polarized atmosphere in the U.S., we have decided that starting now through at least the end of the year, we will not run brand advertising in social media newsfeed platforms Facebook, Instagram and Twitter in the U.S. 
Continuing to advertise on these platforms at this time would not add value to people and society. 
We will be monitoring ongoing and will revisit our current position if necessary.

  • リーヴァイ・ストラウス

アパレル大手のリーヴァイ・ストラウスも6月26日、チーフ・マーケティング・オフィサーのジェン・セイ氏の名前で、Facebookでの広告停止に関する声明を出している。
誤情報やヘイトスピーチの拡大を終了させ、有権者を抑圧する政治的な広告やコンテンツへの対応を改善するために、意義のある進展を見たいと考えている。
これが #StopHateForProfit キャンペーンに参加する理由であり、「ヘイトを停止」するために、世界中のすべてのブランドで Facebook および Instagram の有料広告をすべて停止する。
少なくとも7月末までは広告を停止する予定だ。
いつ再開するかは、Facebookの対応次第である。

Specifically, we want to see meaningful progress towards ending the amplification of misinformation and hate speech and better addressing of political advertisements and content that contributes to voter suppression. 
That’s why we are joining the #StopHateForProfit campaign, pausing all paid Facebook and Instagram advertising globally and across all our brands to “hit pause on hate.” 
We will suspend advertising at least through the end of July. 
When we re-engage will depend on Facebook’s response.

  • コカ・コーラ

6月27日、土曜日であるにもかかわらず、コカ・コーラの会長兼CEOであるジェイムス・クインシー氏が、SNSでの広告出稿を少なくとも7月いっぱい停止するとの声明を出した。
世界のどこにも人種差別の場所はないし、ソーシャルメディアにも人種差別の場所はない。
コカ・コーラは、すべてのソーシャルメディア・プラットフォームにおける有料広告を、全世界で少なくとも30日間停止する。
この時間を利用して広告ポリシーを再評価し、修正が必要かどうかを判断する。
併せてソーシャルメディア・パートナーからの説明責任と透明性の向上も期待している。

There is no place for racism in the world and there is no place for racism on social media. 
The Coca-Cola Company will pause paid advertising on all social media platforms globally for at least 30 days. 
We will take this time to reassess our advertising policies to determine whether revisions are needed. 
We also expect greater accountability and transparency from our social media partners.

  • アメリカ・ホンダ

ホンダのアメリカ法人は6月27日、Facebookでの広告出稿を停止するとのツイートを公開した。
7月の間、アメリカ・ホンダは Facebook と Instagram での広告を停止する。
当社は、ヘイトと人種差別に反対する人々と団結することを選択する。
これは人間の尊重に基づく当社の価値観と一致しているのだ。
​#StopHateForProfit

For the month of July, American Honda is withholding its advertising on Facebook and Instagram. We choose to stand with people united against hate and racism. This is in alignment with our company’s values, which are grounded in human respect. #StopHateForProfit

— HondaInclusion (@HondaInclusion) June 26, 2020

ブルームバーグによると、ユニリーバのプレスリリース公開の直後、Facebook と Twitterの株価が急落し、いずれも8%以上の下げ幅となったとのことだ。
プラットフォーム企業がヘイトを放置することは、もはや社会も市場も許さないのである。
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1973年 レッド・ツェッペリン絶頂期のライブ音源

17/6/2020

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Photo by Colton Duke on Unsplash.
1972年12月に全英ツアーを開始したレッド・ツェッペリンは、クリスマス休暇を挟んでそのままツアーを継続した。
そして1月30日に全英ツアーを終了した後は一か月の休養を取り、早くも3月2日からヨーロッパ・ツアーに乗り出している。
4月2日のパリでのライブを最後に再び一か月間休暇を取った後、5月4日からは全米ツアーに突入した。
この全米ツアーの最後の三日間はニューヨークのマディソン・スクェア・ガーデンで行われ、その模様は映画「永遠の詩」として記録されることになった。
正にレッド・ツェッペリンのライブの絶頂期と言える年であるが、マディソン・スクェア・ガーデンでのライブ以降はツアーを停止し、翌1974年はまったくライブ活動を行っていない。
彼らのライブが再開されるのは一年半後の1975年1月のことであった。

以下、ライブ会場やセットリストなどの情報は、ledzeppelin.com を参照させていただいた。
なお1969年から1972年までの音源は、下記のリンク先にそれぞれ整理しているので参照いただきたい。

  • 1969年のレッド・ツェッペリン
  • ブートで辿る1970年のレッド・ツェッペリン
  • 1971年 レッド・ツェッペリン初来日の全音源
  • 1972年 レッド・ツェッペリン最後の来日6日間の音源

1973年、レッド・ツェッペリンは早くも1月2日にシェフィールドから全英ツアーを再開させている。
このツアーでは全部で12公演が行われているが、残念ながらブート音源はあまり残されていない。
まずツアー2日目のオックスフォードでの演奏。
1月22日のサウスハンプトン大学でのライブは、複数の音源が存在する。
1月25日のアバディーンでのライブの後に3公演行って、全英ツアーが終了する。

ヨーロッパ・ツアーは3月2日のデンマークの首都コペンハーゲンを皮切りに開始。
3月6日のストックホルムでのセットリストは、後のマディソン・スクェア・ガーデンでのものとほぼ同じ内容になっている。
3月16日のウィーンでの音源は複数残っているもよう。
3月17日のミュンヘン。"Whole Lotta Love" のメドレーが凄まじく長い。
3月19日はベルリン。この頃は必ず "The Ocean" が演奏されているのが興味深い。
3月22日はドイツのエッセン。この直後の3月28日、アルバム "House of the Holy" が全世界同時発売になる。
そして4月1日のパリがヨーロッパ・ツアーの最終公演となった。
全英ツアーで喉を傷めたと言われるロバートのボーカルはパリで再び炸裂しており、ジミーとボンゾの演奏も鬼気迫るものがある。

ヨーロッパ・ツアーから一か月後の5月4日、三か月にわたる歴史的な全米ツアーがアトランタから開始された。
翌5月5日はフロリダのタンパで6万人近くを動員。
13日のアリゾナのライブでは地元紙が「あまりにもヘヴィだった」とのレビューを残している。
5月16日はアンコールの最後が "Communication Breakdown" になっている。
5月18日と19日は、隣町であるダラスとフォトワースで行われた。残っている音源はダラスのみ。
5月26日はソルトレイク・シティ。
5月28日のサン・ディエゴでは "Moby Dick" が披露された。
6月3日、ロサンゼルスの The Forum では久しぶりに "Thank You" がアンコール最後の曲になった。
シカゴでは7月6日と7日の二日間行われ、そのいずれも音源が残されている。
デトロイトでも7月12日と13日に行われた。こちらは12日分の音源のみである。
7月15日のニューヨーク州バッファローでのライブは3時間近くに及んだ。
再び西海岸に戻り、7月17日はシアトル。
7月21日のローズ・アイランドでは、チケットを持たない群衆が会場へ突入を図ったため警察が出動する騒ぎとなり、13人が逮捕された。
そして7月27日から29日の三日間、ニューヨークのマディソン・スクェア・ガーデンでのライブとなる。
全米ツアー終了後、帰国したレッド・ツェッペリンは映画「永遠の詩」の追加撮影などの作業を行い、11月から "Physical Graffiti" のレコーディングを開始する。
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人種差別主義者の彫像に対するテイラー・スウィフトの見解

13/6/2020

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Photo by Hussain Badshah on Unsplash
ジョージ・フロイド氏虐殺を契機とした抗議行動に続き、人種差別主義者たちの彫像を倒す動きが欧米で広がっている。
アメリカではクリストファー・コロンブスが先住民を虐殺した先兵とみなされ、全米各地で彼の像の撤去が始まった。
ヨーロッパでも、ベルギー王だったレオポルド2世の像が倒されている。この人物はアフリカのコンゴを私有地として支配し、ゴムの収穫のノルマを達成できなかった奴隷に対して、彼らの子どもたちの手足を切断して懲罰するという残虐行為をはたらいていた。彼の支配の期間、数百万の現地人が亡くなったとみられている。

Belgian city of Antwerp removes a statue of late King Leopold II - who is said to have reigned over the mass death of 10 million Congolese - after it was graffitied by anti-racism protesters. pic.twitter.com/h975c07xTc

— Al Jazeera English (@AJEnglish) June 9, 2020

This Congolese man is staring at the severed hand and foot of his 5 year old daughter - punishment for not collecting enough rubber for Belgian King Leopold II. Today people are complaining because a statue of King Leopold has been taken down in Antwerp. pic.twitter.com/7FeMoIVIbb

— Rupert Wingfield - H (@wingcommander1) June 9, 2020
こうした中、テネシー州出身のテイラー・スウィフトが州内に残る人種差別主義者の彫像に関する見解を表明した。
ここでは彼女の一連のツイートを翻訳のうえ紹介してみたい。
テネシー人として、邪悪な行為をはたらいた人種差別主義の歴史上の人物を祝う記念碑が私たちの州に立っていることに私はうんざりしている。エドワード・カーマックとネイサン・ベッドフォード・フォレストは私たちの州の歴史の中で特に卑劣な人物であり、そのように扱われるべきである。
エドワード・カーマックの像は、先週の抗議行動で取り壊されるまで、州議会議事堂に鎮座していた。テネシー州はこれを再建することを誓った。
ちなみに、彼は白人至上主義の新聞編集者としてリンチに好意的な社説を出版し、アイダ B.ウェルズ(彼女こそジャーナリズムと公民権における先進的な業績のために英雄の像に値する)の事務所への放火を扇動した。
エドワードの像を再建することは、州の予算の浪費であり、正しいことをする機会の浪費である。
次に、この怪物に行ってみよう。ネイサン・ベッドフォード・フォレストは残忍な奴隷商人であり、南北戦争中にメンフィスで数十人の黒人北軍兵士を虐殺したKu Klux Klanの最初のグランドウィザードだった。
彼の像はまだ立ったままで、さらに7月13日は「ネイサン・ベッドフォード・フォレスト・デー」である。社会的圧力により、州はこれを取りやめようとしているため、テネシー人はもうこれ以上むかつく必要はないかもしれない。成功を祈る。
彫像を倒しても、黒人が耐えなければならなかった何世紀にもわたる構造的な抑圧、暴力、そしてヘイトは解消されるわけではない。しかしすべてのテネシー人とテネシー州への訪問者 - 白人だけでなく – が、安全だと感じるための小さな一歩になるかもしれない。
人種差別の醜いパターンを永続させてきた連中の扱いを「ヒーロー」から「悪役」へ遡及的に変更する必要がある。そして悪役は彫像に値しない。
私は、議会とテネシー歴史委員会に、これらの記念碑のために戦い続けることがどれほど有害であるかについて、その影響を検討するように依頼中である。
あなたが人種差別主義者を称えるために戦うなら、テネシーの黒人とそのすべての同調者に対して自分の立ち位置を示すべきだ。あなたはこの傷のサイクルを続けているだけだ。歴史は変更できないが、あなたの態度は変更可能なのだ。

Then we get to this monstrosity. Nathan Bedford Forrest was a brutal slave trader and the first grand wizard of the Ku Klux Klan who, during the Civil War, massacred dozens of black Union soldiers in Memphis. https://t.co/n2DiEt9F3P

— Taylor Swift (@taylorswift13) June 12, 2020
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Black Lives Matter で立ち上がったロック・ミュージシャン

9/6/2020

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Photo in Atlanta by Maria Oswalt on Unsplash
5月25日にジョージ・フロイド氏がミネアポリス警察に虐殺されてから2回目の週末となった6月6日と7日、抗議行動は全米だけでなくヨーロッパ、オーストラリア、そして日本など世界各地へ広がった。
こうした中、ロック・ミュージシャンたちも自らデモに参加する姿があちこちで目撃されたほか、SNSや動画などで連帯の意志を表明している。

6月6日
マドンナは膝の怪我でライブをキャンセルせざるを得ない状態だったにもかかわらず、ロンドンでデモに参加した。

Peaceful Protest with the Fam in The U.K. We marched from Parliament to 10 Downing street.
It was an Honor for all of us to be there!! My children were thrilled to be there!! #davidbanda #mercyjames #estere #stella #ImarnK #london. pic.twitter.com/I5RoZCupSH

— Madonna (@Madonna) June 7, 2020

@Madonna in London at the #BlackLivesMatter protest! ♥️ pic.twitter.com/L936haKoGK

— Leo (@platinumgoldxo) June 6, 2020

I have never been more proud of stanning Madonna pic.twitter.com/MJk7a0tl0G

— Cautionriah ft. Godkira (@ProceedWithMC) June 7, 2020

□: A MADONNA DANÇA ATÉ DE MULETA MEU AMOR! pic.twitter.com/kH7XSrlotY

— □Império Madonna❌ (@imperioMadonna_) June 7, 2020
​ビリー・アイリッシュは、ロサンゼルスでのデモに参加している様子をツイートしている。

Billie at a #BlackLivesMatter protest in Highland Park, Los Angeles today pic.twitter.com/2Vbvp7Ah5N

— Billie Eilish Updates (@eilishupdates) June 7, 2020
​ポール・マッカートニーは Black Lives Matter を支持するツイートの中で、ビートルズ時代にジャクソンヴィルでのライブで観客席の人種隔離に反対したことに言及している。
この時は、人種隔離を撤廃させることを契約に明記させたうえで演奏したとのこと。

pic.twitter.com/ToYWYwaZnB

— Paul McCartney (@PaulMcCartney) June 5, 2020
リヴィング・カラーは、全米各地での警察による暴力行為を集めた動画をリリースした。
ニール・ヤングはファン・サイトで  Black Lives Matter 運動に絡めてトランプを激しく非難する書簡を公開した。

6月7日
日本では、数千人規模となった大阪でのデモに、ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬氏が参加した。

素晴らしい行進でした。3000人はいたかな。参加してほんま良かった。差別を許すな。みなさんおつかれさま!#BLMKansai#blmkansaimarch#BlackLivesMatterKansai pic.twitter.com/XYW17MNpBW

— ソウル・フラワー・ユニオン (@soulflowerunion) June 7, 2020
ケンドリックス・ラマーは、カリフォルニア州コンプトンでデモに参加。

.@kendricklamar joined protesters at the Compton Peace Walk yesterday □ (IG: @saulopez) pic.twitter.com/gg3UO48TvT

— Fuse (@fusetv) June 8, 2020
プリンスの公式YouTubeチャネルは、2015年にボルティモアで警察によって虐殺されたフレディ・グレイ氏に捧げる "Baltimore" の動画をリリースした 。
トム・モレロは、96歳の母と共に写った写真を使って、Black Lives Matter 支持のメッセージをツイートした。
このTシャツのロゴがブラック・サバスのパロディであったため、ギザー・バトラーがさっそく賞賛のツイートで反応している。

Nice shirt & even nicer sentiment. #maryrocks https://t.co/XM588Klg2C

— Geezer Butler (@geezerbutler) June 8, 2020

6月8日
ABBAのビョルン・ウルヴァースが、抗議デモへの支持を表明。
デモに対する批判的な意見については「世の中はばか者であふれている」と一蹴した。
マイク・ポートノイも、警察による暴力シーンを集めた動画をリリースした。
この動画ではマイクが全楽器を一人で演奏し、ジョン・レノンの "Gimme Some Truth" をカバーしている。
ビリー・アイリッシュ、リアーナ、そしてアリアナ・グランデなど多くの人たちが、ニューヨーク警察法の改正を求めて公開書簡を発表した。
現状の警察法では、警察の不正行為の記録を第三者による監視から隠蔽することができるとしている。

new yorkers ! please support the repeal of 50 A, a new york law that blocks crucial information in the search for law enforcement accountability: https://t.co/hMm9nQPEq7 □ #repeal50a @nygovcuomo @andreascousins @carlheastie

— Ariana Grande (@ArianaGrande) June 8, 2020

一方このような状況下で本邦のNHKは、7日に放送した番組「これでわかった!世界のいま」で Black Lives Matter 運動を取り上げたものの、極めて差別的なアニメで揶揄し、駐日アメリカ大使館を含む各方面から多くの批判を浴びる事態になった。
謝罪文を出したものの、例によって「不快な思いをされた方にお詫びいたします」というテンプレートに過ぎず、問題の本質を理解していないことを露呈してしまった。
さらに英ガーディアンを皮切りに、独ドイチェベレ、仏AFP、ロイター、アル・ジャジーラなどで瞬く間に世界中で報道されてしまい、またも日本人の人種差別に対する認識の低さと政治への無関心を晒してしまったのである。
まったく恥ずかしいことだ。

Japan's NHK removes video about U.S. protests after online outrage https://t.co/z32NQNZ0o0 pic.twitter.com/rWv1y0QtzB

— Reuters (@Reuters) June 9, 2020
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#TheShowMustBePaused の記録

4/6/2020

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米ミネアポリスでアフリカ系男性のジョージ・フロイド氏が白人警官に虐殺された事件を受けて、全米で抗議活動が広がっている。
音楽業界でもこの事件が深刻に受け止められ、ツイッターやインスタグラムなどのSNSでハッシュタグ #TheShowMustBePaused (ショーは中断すべきだ)が使われるようになった。
さらにこのハッシュタグを使って、6月2日を音楽業界全体としての抗議のストライキの日とすべく呼びかけが開始され、瞬く間に大手レーベルから個々のミュージシャンまでが参加の意志を表明する状況になった。
ここでは配信プラットフォーム、レーベル、楽器メーカー、音楽誌、そしてミュージシャンらの #TheShowMustBePaused の意思表明をできる限り集め、記録として残しておきたい。
またこれらは「音楽に政治を持ち込むな」などと平然と幼稚な戯言を垂れ流す、この国の間抜け共へのカウンターにもなるであろう。

配信プラットフォーム

iTune、Apple Music、Spotifyなどほぼ全ての音楽配信プラットフォームが通常の配信を停止し、トップページを黒くしたうえで、黒人音楽や抵抗のための曲をプレイリストを流し続けた。
  • iTune
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  • Spotify
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レーベル

著名なレーベルもほぼ全てが抗議を支持する声明を出している。
  • ​Universal

pic.twitter.com/aqP2CyY9qR

— Universal Music Group (@UMG) June 1, 2020
  • ​Warner

#showmustbepaused. pic.twitter.com/K1NumIufWJ

— Warner Music AR (@WarnerMusicArg) June 1, 2020
  • Sony Music

pic.twitter.com/5iNv1XlBmn

— Sony Music (@sonymusic) May 31, 2020
  • ​BMG

#BlackOutTuesday #TheShowMustBePaused pic.twitter.com/kb0RvK5edN

— BMG (@BMG) June 2, 2020
  • Def Jam

pic.twitter.com/52ZQSB196o

— Def Jam Recordings (@defjam) May 31, 2020

音楽誌

ロック系の音楽誌も全面的に抗議を支持する行動に入った。
通常はラップやソウルなどとは縁の薄い Kerrang! や LOUDWIRE といったメタル系メディアによる強いメッセージが印象的である。
特に LOUDWIRE は数時間おきに一日中、抗議のツイートを流し続けた。
  • Billboard

A letter from Billboard: Why #TheShowMustBePausedhttps://t.co/nDeTGxGdKH

— billboard (@billboard) June 2, 2020
  • NME

#TheShowMustBePaused #BlackLivesMatter pic.twitter.com/a0fUWatlxK

— NME (@NME) June 1, 2020
  • RollingStone

The Rolling Stone news video today is 8 minutes and 46 seconds, which marks the time in which George Floyd was pinned to the ground with a police officer’s knee on his neck, resulting in his death. pic.twitter.com/LoU8sLJfsy

— Rolling Stone (@RollingStone) June 2, 2020
  • ​LOUDWIRE

pic.twitter.com/D5IhxF4OhX

— Loudwire (@Loudwire) June 2, 2020

#BlackOutTuesday pic.twitter.com/6hTJTcsG09

— Loudwire (@Loudwire) June 2, 2020

pic.twitter.com/5v5E0N3hQT

— Loudwire (@Loudwire) June 2, 2020

#blackoutday #BlackOutDay2020 pic.twitter.com/4a9ml83Bm0

— Loudwire (@Loudwire) June 2, 2020

#BlackOutDay2020 pic.twitter.com/1PrBsQ4s90

— Loudwire (@Loudwire) June 2, 2020

#BlackOutDay2020 pic.twitter.com/8sCVVrUO9z

— Loudwire (@Loudwire) June 2, 2020
  • Kerrang!

#TheShowMustBePaused – and here’s why: https://t.co/7hcvqn7xGc #BlackLivesMatter pic.twitter.com/cm4hQrdN2w

— Kerrang! Magazine (@KerrangMagazine) June 1, 2020
  • Ultimate Classic Rock

pic.twitter.com/DMUQlkGPhA

— UltimateClassicRock (@UltClassicRock) June 2, 2020
  • Guiter World

On June 2, we are proudly taking part in #BlackOutTuesday. We stand with our black colleagues and the black artists who inspire us every day, to oppose the racial injustice that continues to afflict our nations #TheShowMustBePaused, #BlackLivesMatter https://t.co/SvxSUl6jns

— Guitar World (@GuitarWorld) June 2, 2020

楽器メーカー

ギターの二大メーカー、フェンダーとギブソンも抗議に参加した。
  • フェンダー

pic.twitter.com/q4FfQpHS3D

— Fender (@Fender) June 1, 2020
  • ギブソン

For over 100 years we have supported voices across generations, genders, races, religions, and movements. Musicians have always found ways to inspire hope, drive change, and evolve culture in a positive way. We hear you. We support you. We stand with you. pic.twitter.com/0BIO0HC9yX

— Gibson (@gibsonguitar) June 2, 2020

ミュージシャン

ロック・ミュージシャンたちも、ジャンルを問わず幅広い顔ぶれの面々が抗議のメッセージを表明した。
ローリング・ストーンズは公式ツイッター・アカウントに加え、ミック、キース、ロンの三人が抗議のツイートを出している。

Mick, Keith, Charlie and Ronnie stand with all who object to racism, violence or bigotry.#theshowmustbepaused #blacklivesmatter

— The Rolling Stones (@RollingStones) June 1, 2020

pic.twitter.com/boIR0OD0pT

— Mick Jagger (@MickJagger) June 1, 2020

#blackouttuesday pic.twitter.com/k4pT9vKSAV

— Keith Richards (@officialKeef) June 2, 2020

#TheShowMustBePaused #blackouttuesday pic.twitter.com/9MuOdjg31J

— Ronnie Wood (@ronniewood) June 2, 2020
ブラック・サバスも、オジー・オズボーンとギザー・バトラーが参加した。

pic.twitter.com/0TP3luLKeY

— BlackSabbath (@BlackSabbath) June 2, 2020

pic.twitter.com/TSUpUODfnU

— Ozzy Osbourne (@OzzyOsbourne) June 2, 2020

pic.twitter.com/zABlSjNbhC

— Geezer Butler (@geezerbutler) June 2, 2020
​キッスは、公式アカウントのほか、ポール・スタンレーとジーン・シモンズが抗議を表明している。

pic.twitter.com/5rbV3fSouJ

— KISS (@kiss) June 2, 2020

#BlackOutTuesday pic.twitter.com/gW20tJJK4Z

— Paul Stanley (@PaulStanleyLive) June 2, 2020

#BlackOutTuesday pic.twitter.com/Ge9bhW0CbU

— Gene Simmons (@genesimmons) June 2, 2020
ホワイトスネークとデヴィッド・カヴァーデイルの抗議は同一のもの。

❤️❌❤️ #blackouttuesday pic.twitter.com/LGnzkRY84J

— Whitesnake (@Whitesnake) June 2, 2020

❤️❌❤️ #blackouttuesday pic.twitter.com/lZieLbJObd

— David Coverdale (@davidcoverdale) June 2, 2020
ビートルズ関係では、公式アカウント、ジョン・レノン、オノ・ヨーコから抗議が発信されている。

#BlackLivesMatter #TheShowMustBePaused pic.twitter.com/TctGotRN5e

— The Beatles (@thebeatles) June 2, 2020

Add your name to the Justice for George Floyd petition https://t.co/zjBted499K

Donate:https://t.co/K5M8BlZ2V2https://t.co/366sY2N4iYhttps://t.co/iZLe1xYmyVhttps://t.co/S5ofDDPjqm

Register to Vote. VOTE.#BlackLivesMatter#TheShowMustBePaused@pausetheshow #IMAGINEPEACE pic.twitter.com/bnhgwlIL3i

— John Lennon (@johnlennon) June 2, 2020

Add your name to the Justice for George Floyd petition https://t.co/HzLjrov66o

Donate:https://t.co/XHqZuBwdvzhttps://t.co/H6X3Dr6997https://t.co/I3PvQnVbaqhttps://t.co/TMVZhmFarO

Register to Vote. VOTE.#BlackLivesMatter#TheShowMustBePaused@pausetheshow #IMAGINEPEACE pic.twitter.com/pxbPyTJvKf

— Yoko Ono (@yokoono) June 2, 2020
以下、多くのロック・ミュージシャンたちの抗議のツイートをアルファベット順で転載しておく。
日本からは Yoshiki の参加が確認できる。
ピーター・ガブリエルやラッシュのように従来から差別問題に声を上げてきた人たちに加え、差別発言で批判された過去のあるロッド・スチュワートや、アパルトヘイト体制での南アフリカのサン・シティに出演して非難されたザ・フーまで、今回はこの抗議に参加しているのが興味深い。
​
とにかく、ここに名を連ねている彼らに向かって「音楽に政治を持ち込むな」のような幼稚なことを言えば、徹底的に軽蔑されることは間違いない。
  • ビリー・ジョエル

Billy Joel joins the music industry in support of #BlackoutTuesday. pic.twitter.com/Nj014fsAQb

— Billy Joel (@billyjoel) June 2, 2020
  • ボン・ジョヴィ

#TheShowMustBePaused @pausetheshow pic.twitter.com/DFW5Sl4Plh

— Bon Jovi (@BonJovi) June 2, 2020
  • ブライアン・アダムス

pic.twitter.com/IV6jZMlYxP

— Bryan Adams (@bryanadams) June 2, 2020
  • チープ・トリック

pic.twitter.com/lrzAZmapAR

— Cheap Trick (@cheaptrick) June 2, 2020
  • デュラン・デュラン

pic.twitter.com/QOTP7WNZk6

— Duran Duran (@duranduran) June 2, 2020
  • フィル・キャンベル

#blackouttuesday #TheShowMustBePaused pic.twitter.com/JTOS5uCR3Z

— Phil Campbell (@MotorheadPhil) June 2, 2020
  • フー・ファイターズ

Foo Fighters are observing Blackout Tuesday to stand with the black community and our colleagues, artists, crews, fans and leaders fighting against injustice and racism. Text FLOYD to 55156 to sign the Justice for George Floyd petition. (1/3) pic.twitter.com/CREqTlHeOs

— Foo Fighters (@foofighters) June 2, 2020
  • ガンズ・ン・ローゼズ

We stand on the side of justice. Black Lives Matter. pic.twitter.com/07BcV8b5fj

— Guns N' Roses (@gunsnroses) June 2, 2020
  • ジョーン・ジェット

pic.twitter.com/Lwri8VMVlF

— Joan Jett (@joanjett) June 2, 2020
  • ジョー・サトリアーニ

#BlackOutTuesday pic.twitter.com/CGQN7ruyPi

— Joe Satriani (@chickenfootjoe) June 2, 2020
  • ジャーニー

#THESHOWMUSTBEPAUSED @NealSchonMusic @TheJonathanCain @ArnelPineda @YO_RandyJackson #NaradaWalden #JasonDerlatka pic.twitter.com/l77xNddh57

— JOURNEY (@JourneyOfficial) June 2, 2020
  • ​ピーター・ガブリエル

Along with the civilised world I was horrified by the racist murder of George Floyd.
This type of brutality needs to be confronted directly, with justice clearly seen to be done whenever & wherever it occurs. (1/3)#BlackLivesMatter#TheShowMustBePaused#BlackOutTuesday pic.twitter.com/Du60LgJf5d

— Peter Gabriel (@itspetergabriel) June 1, 2020
  • レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

pic.twitter.com/C2cn1Ap16l

— Red Hot ChiliPeppers (@ChiliPeppers) June 2, 2020
  • ​リック・スプリングフィールド

pic.twitter.com/MMep2GFTCU

— Rick Springfield (@rickspringfield) June 2, 2020
  • ロッド・スチュワート

pic.twitter.com/0gwj4GNku8

— Sir Rod Stewart (@rodstewart) June 2, 2020
  • ラッシュ

“For you and me- Race is not a competition
For you and me- Race is not a definition”
- Neil Peart, 1993
Solidarity #BlackLivesMatter

— Rush (@rushtheband) June 2, 2020
  • ストーン・テンプル・パイロッツ

#blackouttuesday pic.twitter.com/08M62wF6Tb

— Stone Temple Pilots (@STPBand) June 2, 2020
  • Yoshiki

Black Lives Matter#BlackoutTuesday #TheShowMustBePaused https://t.co/uzdFcS6WKm pic.twitter.com/1ugrsFRtte

— Yoshiki (@YoshikiOfficial) June 2, 2020
  • ザ・フー

#blackouttuesday #theshowmustbepaused #BlackLivesMatter pic.twitter.com/hsTotCgsIg

— The Who (@TheWho) June 2, 2020
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ミネアポリスのアフリカ系男性虐殺へのロック界の反応

30/5/2020

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画像
Photo by Nicole Baster on Unsplash
5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が無抵抗のアフリカ系男性の首に肘を押し当てて殺害するという事件が発生した。
その現場の動画がSNSで拡散されることによって多くの人々が怒り、アメリカ中に抗議行動が広がっている。
NBCによると、犯行に及んだ警官デレク・ショーヴィンは過去にも、少なくとも10件以上ものヘイト・クライムに関与していたとのことだ。

この残虐なヘイト・クライムに対して、アメリカの多くのミュージシャンたちが抗議の声を上げた。
例えば自らもアフリカ系市民であるレニー・クラヴィッツ。

Does anybody know how many lives we've lost ⁣
Can anybody ever pay the cost ⁣
What will it take for us to join in peace my friends ⁣
Does anybody out there even care⁣
⁣#JusticeForGeorgeFloyd #FightRacism #WeAreOne #LetLoveRule pic.twitter.com/tiRYFVbxzu

— Lenny Kravitz (@LennyKravitz) May 28, 2020
何人死んだか知ってるか?
誰か償えるのか?
俺の友人が平和に過ごすためにはどうしたらいい?
​誰か気にかけてるのか?
そしてリヴィング・カラーのツイートも同じ画像を使用している。

#GeorgeFloyd pic.twitter.com/Bp4nUD60TK

— Living Colour (@LivingColour) May 27, 2020
この数年モータウンのカバーに注力しているポール・スタンレーは、ツイッター140文字の制限を超える声明を出すため、画像を使うという手段を執った。

We have to be better. pic.twitter.com/viGWdG7dmo

— Paul Stanley (@PaulStanleyLive) May 28, 2020
露骨な偏見や人種的プロファイリングの最近の動画や事件、そしてどう見ても黒人男性に対する冷血な殺人としか言いようがないことには、げっそりする。
黒人の終わりのない日常生活の一部になっている、加害者に対する恐怖、狙い、正義の欠如の感覚は、私の想像力を超えている。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシンのトム・モレロは、逮捕された抗議者を運ぶことを拒否したバス運転手に関するツイートに、「これこそ連帯だ」とのコメントを付けてリツイートした。

This is what #Solidarity looks like: https://t.co/8hiB9odiry

— Tom Morello (@tmorello) May 29, 2020
またマドンナは、トランプを名指しで非難している。

People Are Marching Across America Protesting the Brutal murder of George Floyd and so many Others.
As we have the right to do as Americans.The time has come whether Trump likes it or not. He cannot stop this!! NO JUSTICE—NO PEACE! ✊□✊□✊□✊□✊□ God Bless...https://t.co/XVWgblcwPQ pic.twitter.com/xG1Pcl52Ph

— Madonna (@Madonna) May 29, 2020
ジョージ・フロイド虐殺に抗議して、アメリカ中でデモが起きている。
私たちにはアメリカ人としてそうすべき権利がある。
トランプが望もうが望むまいが、来るべき時が来た。
​正義無くして、平和は無い。
若手も続々と声をあげている。アダム・ランバートは警察機構を強く批判。

We need to demand full reformation of Law Enforcement training, protocol, and psych screening. There are too many bullies working as police officers. We should demand accountability and legal recourse for breach of conduct. Serve and Protect not Search and Destroy. #BLM

— ADAM LAMBERT (@adamlambert) May 29, 2020
法執行機関のトレーニング、規約、心理スクリーニングの全面的な改革を要求する必要がある。警察官として働いているいじめ野郎が多すぎる。我々は行動違反に対する説明責任と法的手段を要求するべきだ。
テイラー・スウィフトは、この事件に対するトランプの政治姿勢を激しく罵倒し、今年の大統領選挙での落選運動を宣言している。

After stoking the fires of white supremacy and racism your entire presidency, you have the nerve to feign moral superiority before threatening violence? ‘When the looting starts the shooting starts’??? We will vote you out in November. @realdonaldtrump

— Taylor Swift (@taylorswift13) May 29, 2020
大統領職の間中ずっと、白人優越主義や人種差別をさんざん煽っておきながら、暴力で脅す前に道徳的に優れているふりをする神経くらいないのか。略奪が起きたら銃撃を始める?11月の選挙で落選させてやる。
ビリー・アイリッシュに至っては、インスタグラム上でトランプに対し「お前、本気か?クソ野郎!」と面罵した。

“EAT A HUGE F**KING D*CK AND CHOKE ON IT”

-@BillieEilish to Donald Trump following his comments on the “thugs” rioting in Minneapolis pic.twitter.com/qfsu9z86gf

— Pop Crave (@PopCrave) May 29, 2020

さて、ここで思い出しておきたいのは、日本でも先般、検察官の定年延長を可能にする法案への抗議に、きゃりーぱみゅぱみゅ等をはじめ、多くの芸能人が参加したことだ。
とは言え、ツイッター上で「#検察庁法改正案に抗議します」とのタグを使用する程度のことであり、テイラー・スウィフトやビリー・アイリッシュに比べれば極めて穏健なものである。
しかし、これくらいのことに対してすら、一部の幼稚な連中は「芸能人は政治に口を出すな」と喚きたてた。
こうした連中に対するきゃりーぱみゅぱみゅの回答が、こちらのラップだ。

The Daysまわってきたのでラップしてみました pic.twitter.com/abjqLyz3Dc

— きゃりーぱみゅぱみゅ (@pamyurin) May 27, 2020
でも私はアニメのキャラじゃない
​一人のLadyだってまだわからない?
政治を忌避し、正義を嘲笑する幼稚な日本人はいい加減目を覚ましたほうがよい。
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