久保田直己 不撤不散
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サマーソニック26 観戦記

16/8/2026

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今年はフジロックだけ行ってサマソニはスルーするつもりだったのに、二日目の土曜日のラインナップが気になって、結局この日だけ参加することにした。
もはやフジ、もとい不治の病である。
例年はだいたいマリンのスタジアム席に陣取って、ときどきメッセの方へ行くというパターンが多かったのだが、今年は一日中Mountain Stageから動かないと決めて臨んだ。
それにしても前々日の千葉県北部に発動された大雨特別警報で、近隣の蘇我駅などでは多くの帰宅困難者が発生したうえ、県内各地で亡くなった方がでたり、未だに浸水している家屋がある中でのフェスである。
戦争が集結した15日ということもあり、今年はまず掌を合わせてから幕張へ向かった。
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昼過ぎに到着したら、Viagra Boysというスウェーデンのパンク親父たちの演奏が始まった。
ほぼ全員が上半身裸。
古くはGrand Funk Railroadのころから「上半身裸は正義」と勝手に発言している私だが、正直言って「ただし体型による」と訂正せざるを得ない。
全員腹が出すぎである。
これが許されるのはオジー・オズボーンだけの特権だった。
ボーカルのオッサンは途中で腕足せ伏せのようなパフォーマンスを始めたが、腕足せ伏せより腹筋が先だろう。
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その次は、久しぶりの来日になるJon Spencer。
凄まじい爆音トリオが、曲の切れ目なく50分一本勝負で暴れまくる。
MC5系の凶悪なギターとボーカル、ジンジャー・ベイカーみたいな叩き方するドラム、そしてワウファズをかけて弾きまくるベース。
BB&Aを最後に半世紀以上も前に絶滅したと思われていたフォーマットを、2026年になって生で観られるとは思わなかった。
至福のひとときである。
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そしてさらに爆音トリオが続く。
日本が誇る羊文学である。
2023年と2025年にフジロックで観た記憶がある。
特に2025年のフジロックのホワイトでは、凄まじい数の観客が押し寄せ、列がグリーンまで続いて入場制限がかかってしまったことを思い出した。
2023年のフジロックでも既にグリーンに出演するレベルでメジャーになっていたが、いつの間にこんなことになったのだろうか。
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ここでクライマックスに近くなって、スウェードが登場。
90年代のブリティッシュ・ロックを代表するバンドだが、めちゃくちゃ現役感がある。
むしろ再度のピークを迎えていると言ってもいいかもしれない。
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スウェードが終わった途端に、サカナクション目当ての群衆が押し寄せてきた。
この時間枠はサカナクションにしようか、それともSonic Stageで電気グルーヴを観ようか悩んでいたのだが、身体の危険を感じたので、迷わず電気グルーヴへ移動。
彼らの活動もまた長いが、実はライブを観るのは今回が初めてだった。
ナマで観るピエール瀧、とても良い。

この時点で時刻は19時を過ぎており、半日以上経ちっぱなしだったこともあって、腰と脛が悲鳴をあげてきた。
今回のサマソニに参加した大きな理由はヘッドライナーのDavid Byrneだったのに、もう体力が限界である。
例年はマリンのスタジアムで座っていることが多かったし、フジロックでは寝っ転がることができる。
しかしメッセの会場では終始立ちっぱなしということが盲点だった。
来年以降のサマソニでプランを立てるときには、この点を重々考えておきたいと反省。
それにしても、たった半日で世界各国の様々なジャンルの爆音を楽しむことができた。
途中で脱落せざるを得なくなったことを除けば、とてもよい過ごし方だったと思う。
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