久保田直己 不撤不散
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サマーソニック24 観戦記

19/8/2024

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フジロックから一か月も経たないうちに、またサマーソニックである。
直前に接近した台風で開催が危ぶまれたが、一転して台風一過の酷暑の中での開催となった。

初日の目当ては、バンドメイドとマネスキンと決めていた。
まずPacific Stageで、タイのトップスターであるヴィオーレット・ウォーティアの初来日ステージを観ながらバンドメイドを待つ。
入れ替えのセッティングの時間を利用してリハを始めたバンドメイドは、ここから全力の剛速球。
一方でPAの調整を指示する言葉がめちゃくちゃ丁寧でもあり、いきなり高感度が上がりまくる。
ステージ本番でも、激しいスラップ・ベースと超高速ギターの絡み合いなど、凄まじい演奏力を見せつけてくれた。
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この後はマネスキンを目指してMarine Stageへ移動。
既に日は落ちているものの、スタジアム内は激しい暑さで、滝のような汗が停まらない。
演奏が始まる前から、倒れて運び出される人が続出という状態だった。

2023年の年末に有明アリーナでマネスキンを観たときは、ヴィクトリアがステージの左側だったので、左袖で待ち構えていたら案の定の大当たり。
"Don't Wanna Sleep" や "Gossip" で開幕し、アンコールの "I Wanna Be Your Slave" まで90分にわたってヒット曲の数々を炸裂させてくれた。
2022年のサマソニ、2023年の単独公演、そして今回のサマソニと、来日のたびに駆け付けて観に行っているが、短い期間に激しい速度で成長を続けている。
これからも楽しみなバンドである。
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二日目の日曜は、Marine Stageで「ちゃんみな」から始めて、グレタ・ヴァン・フリートやクリスティーナ・アギレラを観る予定だった。
ところが、スタンド席で日陰になる位置を心得ていたつもりだったのに、地獄のサウナのような暑さである。
例年、日が差していても、こんなことはなかったはずだ。
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このまま居続けたら確実にぶっ倒れる気がしたので、急遽予定を変更し、屋内のSonic Stageへ移動。
結果として、実はこれが大当たりだった。

まず出てきたのが、アフリカ系アメリカ人のヴォーカルを中心にしたイヴ・トゥモア。
サウンドはグラム、ハードロック、エレクトロニカをごちゃまぜにした先鋭的なミクスチャーだった。
メンバーも、アフリカ系、アジア系、ヨーロッパ系のミクスチャーである。
初めて見聞きするバンドだったが、とてもよい体験をさせてもらった。
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続けて、イギリス出身のソウル・シンガー、オリヴィア・ディーンがフルバンドを引き連れて登場。
イヴ・トゥモアとはまったく異なる音だが、こちらもすごくよい。
近年、ラップやボーイズグループなどの参入が目立つサマソニであるが、どんなジャンルであっても、やはりバンド・サウンドに適うものはない。
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このままSonic Stageに居座って、NY出身のベテラン、AJRを観る。
兄弟によるユニットだが、サポート・メンバーのアフリカ系女性のトランペットの切込みが凄まじい。
またも、すごくよい。
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そして、この日の目当てである羊文学が始まった。
2023年にフジロックのグリーンで初めて観て、すっかりファンになってしまったのだった。
今回は残念ながらドラムのフクダさんが体調不良のため、サポート・ドラマーを迎えてのステージとなったが、ブラック・サバスとU2をかけ合わせてグランジを載せたような轟音は相変わらずである。
とてもよい。すごくよい。
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こうしてみると、2024年のサマソニは、女性たちによる轟音にやられた形になった。
マネスキンと羊文学以外はすべて初体験であったが、いずれも大収穫だった。
来年もまた楽しみである。
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