久保田直己 不撤不散
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レイプに関する日本の沈黙を突き壊す(NYT記事翻訳)

31/12/2017

63 コメント

 
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Photo by Edu Lauton on Unsplash

12月29日、New York Times紙が1面と8面を使って、長文の記事 "She Broke Japan’s Silence on Rape" を掲載した。
記事中にもあるように、日本の主要なメディアが黙殺している事件についてのものである。すべての心ある日本人が読むべき内容であるので、ここで全文を翻訳して転載させていただく。
なお全ての著作権は New York Times紙に帰属し、誤訳の責任は私にあることを明らかにしておきたい。また誤訳やタイポなどがあった場合、コメント欄にてご指摘いただければ有難い。
原文は、こちらの "She Broke Japan’s Silence on Rape" で確認いただきたい。
日本の有名なテレビジャーナリストの一人が伊藤詩織を飲みに誘ったのは、春のある金曜日の晩のことだった。東京のニュースサービスでのインターンシップは終了しようとしており、彼女は彼のネットワークで新たなインターンシップを探していた。

彼らは東京の中心にあるバーで焼き鳥とビールを取り、その後夕食に出かけた。後に警察で述べたように、彼女が最後に記憶しているのは、めまいを感じてトイレに行き、そこで気を失ったことだった。
夜あけまでの間に、彼は彼女を自分のホテルの部屋に連れて行き、彼女が無意識のうちに強姦したと、彼女は主張している。

当時のTBSワシントン支局長で、安倍晋三首相の伝記の著者であったジャーナリストの山口敬之氏は、この告訴を否定し、2ヶ月の捜査の結果、検察は告訴を棄却した。

そして、伊藤さんは、日本の女性がほぼ決してしないことを実行する決心をした。声に出して言ったのだ。

5月の記者会見と10月に出版された本で、警察がホテルの防犯カメラの映像を入手していたと彼女は話している。ホテルのロビーを歩いている間に、山口氏が気を失った伊藤さんを支えていることを示すものだ。警察はまた、タクシー運転手を特定して事情聴取した。タクシー運転手は、彼女が気を失っていたことを証言した。警察は山口氏を逮捕しようとしていたが、彼女によれば、突然中止となったのだ。

他の場所では、彼女の主張が大騒動を引き起こしたかもしれない。しかし、ここ日本では、わずかな注目を集めたにすぎなかった。

米国では、性的不祥事の噴出が、議会、ハリウッド、シリコンバレーやニュースメディアを揺れ動かしている。一方、伊藤さんの件は日本において性的暴行は未だに避けるべき話題であるという、米国とは対照的な事例となった。女性が強姦を警察に通報するのは稀であり、そうした訴えで逮捕されたり、起訴されることはほとんどないのだ。

日本では性的暴行の率が比較的低いと言われている。2014年に政府・内閣府が実施した調査によると、米国で5人の女性のうち1人がレイプを報告している一方、日本では15人の女性のうちの1人がレイプの経験を報告している。

しかし、学者たちは、日本の女性は、西洋の女性よりも、合意のない性行為をレイプとして表現する可能性がはるかに低いと述べている。日本の強姦罪は同意について言及しておらず、デートレイプは本質的に外国の概念であり、そして性的暴力に関する教育は最小限にすぎない。

むしろ強姦は、性的教育の重要なチャネルであるべき文化において、性的満足の延長線として漫画やポルノに描かれている。

警察や裁判所は、強姦を狭義に定義する傾向があり、一般的に事件を追求するのは物理的な力と自衛の両方が認められる場合のみであり、加害者あるいは犠牲者のどちらかが飲酒している場合は告訴を抑えにかかる。

先月、横浜の検察は、一人の学生にアルコールを飲ませた後、性的暴行を加えて書類送検された6人の大学生を不起訴処分にした。

そして日本では、強姦犯が起訴され有罪判決を受けた時でさえ、懲役刑が執行されない場合もある。法務省の統計によると、約10人に1人が執行猶予付きの判決に留まっているのだ。

例えば今年、東京近郊の千葉大学の2人の学生が酩酊した女性を輪姦した件で、被告の一部は懲役刑となったものの、他の共犯者は執行猶予で釈放された。昨年秋、別件の輪姦で有罪判決を受けた東京大学の学生にも執行猶予が与えられた。

上智大学の法学部教授、三浦まり氏は、「活動家たちが “ノー・ミーンズ・ノー” キャンペーンを開始したのは極めて最近のことだ。日本の男性は、同意とは何かという意識の欠如から、いいようにしていると思う」と語っている。

内閣府調査によると、強姦を経験した女性のうち3分の2以上が、友人や家族を含め決して誰にも言わなかったと答えている。そして、わずか4%が警察へ行ったと述べている。対照的に米国では、司法統計局によると、約3分の1の強姦が警察に報告されている。

早稲田大学でジェンダー法の講師である谷田川知恵氏は「女性に対する偏見は根強く深刻であり、性犯罪による被害はまったく考慮されていない」と語っている。

山口氏に対する民事訴訟を提起した伊藤さん(28)は、日本で性的暴行を受けている女性が直面する課題を強調するため、事件について本紙と詳細に話し合うことで合意した。

「私が話をしなかった場合、性的暴行のこの恐ろしい空気は絶対に変わらないことを判っている」と彼女は語る。
​
山口氏(51)もこの記事で発言することに同意した。彼はレイプを否定した。「性的暴行はなかった」と彼は言う。「あの晩、犯罪行為はなかった。」
「勝つチャンスはない」
2015年4月3日に会う以前、伊藤さんはニューヨークでジャーナリズムを学んでいる間に山口氏に2回会っている。

彼女が東京で再び彼に連絡したとき、彼は自分の局で仕事を見つけることを手助けできるかもしれないと示唆した、と伊藤さんは語る。彼は流行りの恵比寿地区の寿司店「喜一」で飲食に誘った。

彼女が驚いたことに、店は貸し切り状態で、ビールの後に酒を飲んだという。ある時点で、彼女はめまいを感じ、トイレに行って、トイレのタンクに頭を置いたまま気を失ったと彼女は言う。

彼女が目を覚ましたとき、伊藤さんはホテルのベッドで山口氏の下におり、裸で、痛みを伴ったと語る。

日本の法律では「意識の喪失や抵抗できないことを利用」した女性との性行為を「準強姦」罪と規定している。一方、米国では法律は州ごとに異なるが、一部の州では同じ犯罪を第2度の強姦もしくは性的暴行として取り扱う。

警察は後にタクシー運転手を特定し聴取した。彼は、伊藤さんと山口氏を乗せ、山口氏が宿泊していた近くのシェラトン都ホテルに連れて行ったことを記憶していた。

運転手との聴取の記録によると、伊藤さんは当初意識があり、地下鉄の駅に連れて行くよう求めたという。しかし山口氏はホテルへ連れて行くよう指示した。

運転手は山口氏に、もっと話し合うべきだと言ったことを思い出した。彼はまた、山口氏が「何もするつもりはない」と言ったかもしれないと述べている。

運転手がホテルに到着したところ、伊藤さんは約5分間「沈黙していた」と話し、また後部座席で嘔吐していることを発見したという。

「男性は彼女をドアに向かって動かそうとしたが、動かなかった」と運転手は話す。「そこで彼は最初に降りて、鞄を地面に置き、自分の肩を女性の腕の下に滑り込ませ、彼女を車から引き抜こうとしたんです。彼女は自分自身で歩けなかったようです。」

警察が入手したホテルの防犯カメラの映像でも、伊藤さんは脱力状態に見えた。ニューヨークタイムズ紙が確認した映像の写真では、山口氏は午後11時20分ごろ、ロビーを抜けて彼女を支えている。

伊藤さんが目覚めたのは午前5時ごろだったという。彼女は山口氏の下からようやく抜け出し、バスルームに走った。彼女が戻った時、「彼は私をベッドに押しつけようとしました。彼は男性です。彼はかなり強く私を押しつけたので、私は彼に叫んだんです。」

彼女は何が起こったのか、そして彼がコンドームを使用していたのかを尋ねた。彼は落ち着くように彼女に言った、経口避妊薬を買うことを申し出た。

しかし、彼女は服を着てホテルを逃げだした。

伊藤さんは、彼女が薬を盛られたと信じているが、彼女の疑惑を裏付ける証拠はない、と彼女は語る。

山口氏は、彼女が単に飲み過ぎただけだと言う。「寿司屋では、彼女はとても早く飲んでました。実際、私は彼女に「大丈夫か」と尋ねたんです。しかし彼女は「私はすごく強いし、喉が渇いている」と言ったのです。」

彼は続ける。「彼女は子供ではありません。彼女が自分自身をコントロールできたなら、何も起こらなかったでしょう。」

山口氏は、彼女が帰宅しないことが心配だったので、ホテルに連れて行ったという。ワシントンでの締め切りに間に合わせるために、部屋に戻らなければならなかった、と彼は言う。

山口氏は、伊藤さんを部屋に連れて行くことは「不適切だった」と認めたが、「駅やホテルのロビーに彼女を放置するのも不適切だっただろう」と言う。

彼は、彼の弁護士のアドバイスに従って、次に何が起こったのか述べることを拒んだ。しかし、伊藤さんの民事訴訟で提起された裁判所の書面では、彼は彼女を身ぎれいにするために服を脱がせ、彼の部屋のベッドの1つに彼女を置いたという。その後、彼女はベッドで目を覚まし、ひざまずいて謝罪したと付け加えた。

山口氏は書面で、彼女にベッドに戻るよう促した後、彼女のベッドに座り、セックスを始めたと語っている。彼女は意識があり抗議も抵抗もしていないと言う。

しかし、その夜の後、伊藤さんとやり取りしたメールでは、彼は若干異なる言及をしている。彼女がベッドに上っていたと書いているのだ。

「意識不明のあなたに私が勝手に行為に及んだというのは全く事実と違います。」と彼は2015年4月18日付のメッセージで語っている。「私もそこそこ酔っていたところへ、あなたのような素敵な女性が半裸でベッドに入ってきて、そういうことになってしまった。私たちはどちらも自分自身を調べなければならないと思う。」

別のメールでは、伊藤さんの強姦疑惑を否定しながら、双方が弁護士に相談すべきであると提案している。「準強姦だと主張しても、勝つチャンスはありません」と彼は書いている。

メールについて質問されたとき、山口氏は、伊藤さんとの会話と対応の記録は、彼女を誘惑するために自分の立場を使う意思がなかったことを実証するものだと話した。
​
「私は彼女に悩まされたほうだ」と彼は付け加えた。
恥と躊躇
伊藤さんは、ホテルを出た後、家に帰ってきて体を洗ったと言う。彼女は現在、それを間違いだったとみなしている。「警察に行くべきだったんです」と彼女は話す。

彼女の躊躇は典型的だ。お茶の水女子大学のジェンダー研究の名誉教授である戒能民江氏は「暴行された多くの日本人女性は「おそらく私のせいだ」と自分自身を非難するのです。」と語る。

性暴力救援センター・東京(SARC東京)のレイプカウンセラーである田辺久子氏は、ホットラインに電話して警察に行くように勧められている女性でさえ、警察がそれらのことを信じるとは期待していないため、しばしば拒否するという。

「彼女たちは、間違ったことをしたと言われると考えているのです」と彼女は語る。

伊藤さんは、恥ずかしく感じ、静かにし続けることも考え、日本の男性主導のメディア業界で成功するためには、そのような扱いを容認することが必要かどうか悩み続けたと話す。しかし、彼女は5日後に警察へ行くことを決心した。

彼女は「真実に直面しなければ、私はジャーナリストとして働くことはできないだろう」と考えたことを思い出した。

彼女が泣かずに話したため、最初に彼女が話した警察官は、告訴をあきらめるよう促し、彼女の話に関して疑念を示した、と伊藤さんは話す。ある警察官は、山口氏の地位が事件追求を困難にするだろうと付け加えたという。

しかし、伊藤さんがホテルの警備映像を見て欲しいと訴えた後、結果的に警察は真剣に受け取ったという。

2ヶ月の捜査が続いた後、フリーランスとしてのプロジェクトに取り組んでいたベルリンで、刑事が彼女に電話をかけてきたという。彼はタクシー運転手の証言、ホテルの防犯ビデオ、そして彼女の下着に山口氏のDNAを検出したとの証拠の強さで、山口氏を逮捕する準備をしていると話した。

2015年6月8日、ワシントン発の飛行機で東京に到着する山口氏を空港で逮捕するので、日本に帰国するよう刑事が伊藤さんに話したという。

しかし、その日になり、刑事は再び電話をかけてきた。彼は空港にいると言うのだが、上司が彼に電話をして逮捕しないよう命じたという。伊藤さんは言う。

「私は彼に尋ねたのです、「どうしてそんなことができるの?」と。しかし彼は私の質問に答えることができませんでした。」
​
伊藤さんは、刑事を特定することを拒否した。刑事を保護したいと言うのだ。警視庁は、山口氏の逮捕計画が不調に終わったかどうかについては言及しなかった。「すべての法律に照らして必要な調査を行い、すべての文書と証拠を東京地方検察庁に送りました」と広報担当者は話す。
「私は強くなければならない」
2016年、政府の最新の統計が入手できる年度に、警察は日本でレイプ989件、すなわち女性10万人につき約1.5件を確認している。FBIの統計によると、米国では114,730件のレイプがあり、男女ともに住民10万人あたり約41件が確認されている。

学者たちは、被害者の過少な報告や日本の警察や検察官の態度を反映した統計よりも、実際の日米の犯罪率の差は小さいと話す。

この夏、国会は、110年間で初めて刑法の性犯罪規定への最初の変更を受け入れ、レイプに口腔および肛門性交を含むように定義し、潜在的な犠牲者として男性を含めるようにした。議員たちはまた、懲役刑の最短期間を長くした。しかし、法律は依然として同意については言及せず、裁判官は執行猶予にすることができる。

最近の事件にもかかわらず、大学での性犯罪に関する教育はまだほとんどない。千葉大学では、新入生のためのコースで、最近の輪姦を「不幸なケース」と呼んでおり、犯罪をしないように漠然と促すだけだ。

伊藤さんの場合、山口氏が首相との関係で好意的な扱いを受けたのかどうかという疑念もある。

日本のジャーナリスト、田中あつし氏は、伊藤さんの告訴を受けて、警視庁に立ち向かった。

元内閣官房長官秘書官の中村格氏は、調査官が山口氏を逮捕する用意があったことを確認した。そして彼が逮捕を中止したのだと、田中氏は週刊新潮で報告している。

この疑惑は、TBSでの山口氏の立場には影響しなかったが、昨年、議論の対象となった記事が発表された後、ネットからの圧力で辞職した。彼は日本でフリーランスのジャーナリストとして仕事を続けている。
伊藤さんは10月に彼女の経験についての本を出版した。しかし日本のメジャーなニュースメディアではさほど注目されていない。

伊藤さんの主張を調査する数少ないジャーナリストの一人である望月衣塑子氏は、伊藤さんが直ちに病院へ行かなかったという理由で事態を軽んじた男性の同僚からの抵抗に直面したと述べている。

「報道は性的暴行をまったくカバーしていない」と彼女は語った。

伊藤さんは、それが正に声に出して言う理由だと語る。
​
「私はまだ強くなければならないような気がします」と彼女は言う。「そして受け入れてはいけない理由を話し続けるのです。」

追記(17:30 3/1/2018)
​いかなる理由であれ、レイプ行為を正当化するようなコメントは削除しますので、ご了承ください。
63 コメント
ゆみ
1/1/2018 07:58:14

和訳ありがとうございます!

返信
伊藤詩織さんをすごく応援する会 link
1/1/2018 08:30:38

大変助かりました!どうもありがとうございました!

返信
千葉明子
8/1/2018 10:58:56

伊藤詩織さん
応援しています。こんな酷いことが許される
世の中は変えていくべきです。詩織さんの
勇気ある行動に、日本中の正義ある人達で
応援したいと思います。

返信
なさ
1/1/2018 10:11:09

和訳ありがとうございます。社会貢献だと思います!

返信
Naka
2/1/2018 01:06:44

翻訳をこころから感謝します。

返信
中山吉人
2/1/2018 11:12:10

翻訳、お疲れさまでした。
ありがとうございます。
男尊女卑ですね。憲法の理念のかけらもありません。
そして私は男なので、加害者側の立場。

ファシスト安倍と、それを支えるファシストたちが、この強姦犯罪をもみ消そうとしています。
司法、立法、行政、マスコミ、そして多くの無関心層が一体となって。
モリカケ、リニア、沖縄の基地問題、原発再稼働、憲法問題なども、いまのこのファシストたちの 犯罪です。。
殺す側に立ちたくないと思います。
これからも、声をあげていきたいと思います。

返信
唐神 知江
2/1/2018 18:04:29

翻訳ありがとうございます。

返信
鶴田雅英 link
2/1/2018 22:16:23

翻訳ありがとうございます。

あと、細かい話ですが
the Sexual Assault Relief Center in Tokyo,
の日本語名は
「性暴力救援センター・東京」
「SARC東京」という略称もよく使われています。
https://sarc-tokyo.org/ です。

返信
久保田直己
2/1/2018 23:25:38

ご指摘有難うございます。
修正に反映させていただきました。

返信
竹村恭一
3/1/2018 05:51:09

和訳ありがとうございます。改めてこの事件の酷さを認識しました。個人の尊厳に関わる問題です。

返信
杉山碧
3/1/2018 09:29:02

和訳ありがとうございます。魂の殺人その通りです。
http://lite-ra.com/i/2017/08/post-3366.html

返信
高橋
3/1/2018 12:37:58

記事の翻訳/ご紹介ありがとうございます。最近は、この問題に個人的に関心を持って特定のメディアをフォローしていない限り、この事件について目にすることがなくなってしまい、直接の当事者ではなくとも口惜しい気持ちでいっぱいです。

訳語についてですが、被害者等のみが行える「告訴」と何人も行いうる「告発」とを(原文の語句にかかわらず)使い分けたほうがよろしいかと思います。また、告訴/告発に対して、検察が公訴しないと判断することは、「不起訴処分」とするのが適切かと思います。事実関係を調べないとわからない場合も多く、言うは易しで恐縮ですが、ご参考まで。

返信
久保田直己
3/1/2018 14:27:19

ご指摘有難うございます。頂戴した主旨を踏まえ、「告発」「告訴」の揺れを統一しました。また横浜の件については、メディアでの報道に合わせて「書類送検」「不起訴処分」といたしました。

返信
高須昭嗣
3/1/2018 12:55:00

誤訳ではなきかと思う点の指摘です。
日本では15人に1人、アメリカでは5人に1人、のところは、原文は
In a survey conducted by the Cabinet Office of the central government in 2014, one in 15 women reported experiencing rape at some time in their lives, compared with one in five women who report having been raped in the United States.
なので、レポートしてるのは調査側ではなく、女性側ではないかと思います。

返信
久保田直己
3/1/2018 14:29:02

ご指摘感謝いたします。改めて英文を読みましたところ、文脈はご指摘いただいた通りかと思いますので、修正いたしました。有難うございました。

返信
久保田直己
3/1/2018 14:39:16

1月1日、2日の二日間だけで15万PVを頂きました。閲覧・拡散いただいた方々、および誤訳などの指摘をくださった方々、すべての皆さまに感謝申し上げます。

返信
倉木
3/1/2018 18:06:16

同じ事をやろうとして著作権の問題から断念しましたが、久保田さんはどのように著作権の問題をクリアされたのでしょうか?

返信
久保田直己
3/1/2018 19:05:23

著作権に関しては、著作権法第32条に基づく「引用」の範囲に収まるように気を配っております。
具体的には
・原文の著作権者の明示
・引用部分をクォーテーションで囲んで、権利範囲を明確化
・営利行為を一切伴わないこと(ブログ自体にアフィリは貼らない、貼る場合には権利者の利益となるコンテンツへの誘導に限る)
あたりでしょうか。
とは言え知財に関する専門家でもありませんので、権利者から削除等の指摘を受けた場合には全面的に受け入れる所存であり、そのための連絡先としてメールやSNSアカウントも公開しています。
以上、よろしくお願いいたします。

返信
倉木
8/1/2018 07:38:20

ご回答ありがとうございます。
著作権法32条の解釈では本文と引用との間に主従関係が明確であり、質的量的に引用する側が主、引用される側が従の関係であることが必要であるとの認識です。この文章はそうではないと見受けられますが問題ないのですね?勉強になりました。

春香
3/1/2018 19:28:21

和訳ありがとうございます!

返信
Todd
3/1/2018 20:49:53

ありがとうございます。

返信
黒澤多佳子
3/1/2018 21:00:24

後でぜひ読ませていただきます。
翻訳者のはしくれです(イタリア語ですが)。
このように、短絡的に見れば「一文の得にもならないこと」を、
信念を持ってなさる方を尊敬します。
得にならないどころか、よりよい社会を築くための一石です。
ありがとうございます。

返信
鈴木
3/1/2018 21:16:36

翻訳ありがとうございます。このような行動を起こしてくださったことに心からの敬意と感謝をおくります。

返信
福田元昭 link
3/1/2018 22:38:10

>すべての心ある日本人が読むべき内容であるので

そう思いますので、勝手ながら1日1000~2000のアクセスがある
拙ブログにて勝手ながら拡散させて頂きました。

ありがとうございます。

福田元昭の「桜の木になろう」
http://ab5730.blog.fc2.com/

返信
福田元昭 link
3/1/2018 22:46:49

ちょっと前のコメント「勝手ながら」が二回も入っていて、できの悪いコメントでしたね。該当記事のURLはこちらです。

http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-1171.html

厳冬期です。ご自愛下さい。

返信
久保田直己
3/1/2018 23:37:03

ご丁寧にお知らせいただき、ありがとうございました。

返信
関口かおる
3/1/2018 23:25:48

こころある日本人でありたいと思い、読ませていただきました。翻訳ありがとうございます。シェアさせてください。

返信
kumimaru
4/1/2018 05:14:12

Then Ms. Ito decided to do something women in Japan almost never do: She spoke out.

この文章「almost」が入っている以上「ほぼ」決してしないことになると思うのだが、なぜ訳では単に「決してしないこと」になっているのだろうか。「日本女性は決して声を上げない」と「日本女性はほぼ声を上げない」は、全く話が違う気がしますが。

返信
久保田直己
4/1/2018 06:18:58

ご指摘有難うございます。その通りかと思いますので、「ほぼ」を加筆しました。

返信
may
4/1/2018 08:17:00

翻訳ありがとうございます。
英語で読むよりも実感がわきます。


resignを辞任と表現された部分ですが、
会社を辞められたという意味からすると辞職ではないでしょうか?

ジャーナリストとして任務は継続しているので悩まれたかと思います。

返信
久保田直己
4/1/2018 20:39:00

ご指摘有難うございます。確かに公職ではないため「辞任」よりも「辞職」のほうが相応しいかと思われますので修正いたしました。

返信
ひろりん
4/1/2018 13:18:07

ありがとう。

返信
エル
4/1/2018 18:12:54

伊藤さんの報道を知ったとき、私は自分の忌まわしい過去を思い出しました。
あるバーで1杯目を口にしたときから記憶がありません。そこから先は伊藤さんと同じです。
自分を責め、誰にも相談できず病院にも警察にも行けませんでした。
そして、やはり警察に行っておけば良かったと後悔したのです。
ただ、その頃は治療のためにピルを服用しており妊娠の心配がなかったことだけが救いです。
人に話せないだけで、こんな思いをされた方はきっと少なくないと思います。
和訳していただき、ありがとうございました。

返信
鶴田雅英
6/1/2018 04:46:20

初めまして

時間軸がわからないので、法的にどうなるかはわからないのですが、

この記事で紹介されている
「性暴力救援センター・東京」(SARC東京)
https://sarc-tokyo.org/ 

では気持ちの問題の相談にものっているみたいです。

返信
長谷川 宏
4/1/2018 23:06:25

he urged her to return to bed, then sat on her bed and initiated sex.
を
彼女にベッドに戻って座り、セックスを開始するよう促した
と訳されているのは誤訳かと思います。
urged her to return to bed
と
(then) sat on her bed and initiated sex.
はurgedとsat, initiatedのいずれも主語がhe(=Yamaguchi)になっていると思います。ですので、
彼は彼女にベッドに戻るよう強く言った。その後(彼は)彼女のベッドに座りセックスを始めた。
のようになるかと思います。

返信
久保田直己
4/1/2018 23:54:28

有難うございます。動詞の時制から、主語、述語の関係はご指摘通りだと思います。構文に合わせて訂正させていただきました。感謝申し上げます。

返信
久保田直己
5/1/2018 06:34:11

昨日までで60万PVを超えました。たいへん有難うございました。

返信
田中 稔
5/1/2018 10:50:03

翻訳読まさせていただきました。
大変ありがとうございます。
シェアさせていただきます。

返信
アベちゃん
5/1/2018 11:05:10

ありがとうございます。
大変恐縮ですが、私のブログにリンクを貼らせていただいてもよろしいでしょうか?

返信
久保田直己
5/1/2018 12:32:35

わざわざのご連絡ありがとうございます。リンクはご自由にどうぞ。

返信
はる
5/1/2018 12:34:53

ありがとう。私達男性は力が強いので、想像力がない。

返信
竹夫人
6/1/2018 03:07:49

和訳ありがとうございます。感謝します。
本当に些細な事ですが「勝つチャンスはない」21段落目、ベッドが
ベットになってます。

返信
久保田直己
6/1/2018 07:35:51

こういうタイポって自分では絶対気が付かないんですよね。修正いたしました。たいへん有難うございました。

返信
たまさか
6/1/2018 08:39:42

翻訳ありがとうございます。大変細かい指摘で恐縮ですが、「約10人に1人が執行猶予だけになっているのだ」というのは正確ではないと思います(「執行猶予だけ」という表現は少しおかしいです)。「約10人に1人が執行猶予つきの判決にとどまっている」などが良いかと考えます。ご検討ください。

返信
久保田直己
6/1/2018 09:32:18

有難うございます。ご指摘のように明らかに日本語表現として不自然なので、修正案を適用させていただきました。感謝申し上げます。

返信
瀬谷麻里
6/1/2018 10:38:53

翻訳ありがとうございます。信念を持ってこのような行動を取って下さったことに心からの敬意と感謝を送ります。

返信
河井千紘
7/1/2018 03:05:29

翻訳ありがとうございます。もし山口さんの言う通り犯罪行為が無かったとしたら大変な事ではありますが、それでも伊藤さんが発言した事は日本にとって重大に思います。日本のマスコミが動かないのが本当に残念。

返信
Takuo Kobayashi
7/1/2018 13:48:41

世のタイハイはここまで落ちて 暗い暗黒の世界でもがいている
沈黙は すべてを肯定して タイハイを助長する

返信
naoちゃん
7/1/2018 20:44:35

この事件、ずっと関心を持っていました。日本でももっと取り上げてほしいです。 翻訳、ありがとうございました。

返信
鈴木裕
7/1/2018 23:08:08

元TBSの山口敬之氏の犯罪も許せませんが、組織ぐるみで立件をやめさせた安倍政権の卑劣さも酷いと感じています。微力ですがシェアさせていただきます。

返信
モトカル
8/1/2018 11:12:06

和訳、ありがとうございます!これで多くの日本人が記事の中身をしかっかり知ることができ、社会的にとても有益な行為だと思います。

ただ、一つ、修正が必要かなと思う所があります。

「彼は彼女をきれいにするために服を脱ぎ、(.彼の部屋のベッドの1つに彼女を置いたという。」

原文は
he said he undressed her to clean her up and laid her on one of the beds in his room.

「undressed」は〈人の〉衣類をとる[脱がせる]という意味のようなので、「彼は彼女を身ぎれいにするために服を脱がせ」が正しいのではないかと思いますがいかがでしょうか?

返信
久保田直己
8/1/2018 17:21:27

ご指摘有難うございます。修正させていただきました。

返信
モトカル
8/1/2018 23:45:44

修正ありがとうございます!

Jun
8/1/2018 17:14:36

関西で性暴力被害者の支援にあたっています
アメリカでこんなに取り上げられているのに、日本のメディアがここまで報道しないのには驚きと政治の圧力を感じずにはいられまん
相撲協会の問題以上に国の組織の問題ですし、もっと取り上げるべきです
伊藤さん1人の告発が世界に波紋を投げかける大事な時期です、もっと性的暴力にマスコミは関心を持つべきです、貴乃花親方や不倫問題ばかりのワイドショーは要らないです

返信
にょん子
8/1/2018 20:00:00

詩織さんを応援しています。
海外で大々的に報じられているのに、国内のメディアがダンマリなのが非常に恐ろしいです。

本当に怖い。

返信
Motome
9/1/2018 09:19:49

逮捕直前に、一本の電話でその逮捕が取りやめになった、というのはどう考えてもおかしいですし、何かの力が働いたとしか考えられません。詩織さんが独自で集めた客観的証拠をみても、山口氏の犯罪が成立することは明らかだと思います。
この事件自体も、それが海外でこのように大きく報道をされていることも、私はツイッター以外で見聞きしていません。
怖い国だと思います。

海外での報道内容を、このブログで詳しく知ることができ、有難いです。

返信
吉野永人
10/1/2018 00:54:10

久保田さんありがとうございます。
日本の政府の特に安倍内閣の
でたらめぶりに腹が立っています。

安倍が一声かけなれば、逮捕の取り消しなどあり得ません。
伊藤さんの勇気と
久保田さんの翻訳のご苦労に感謝申し上げます。

返信
Arisa
18/3/2018 01:52:23

大変わかりやすく翻訳していただき、ありがとうございます。

日本の性暴力に対する意識または認識は、欧米諸国に比べて約数十年も遅れているとされています。これは、とても恥ずべき事ですよね。

私もレイプサバイバーの一人ですが、伊藤さんをはじめ私達の声が、より多くの日本人の意識を変えていく事を切に願います。

返信
ミーツーと少し違う
16/4/2018 18:11:31

常識で考えて安倍は関係ないでしょ。そんなこと言わないで、がんがん山口さんを追究してたら、けっこう応援団は広がったと思う。安倍が関係していた根拠証拠皆無で、まず言ってみる。これは、どこかの国のマスコミがよくやる。日本の新聞は倒産しないように法律で守られている。日本のTVは電波特権を持っている。だから、いい加減な報道が平気でできる。安倍の名前を使ったのは、マスコミ等の入れ知恵かもしれない。それはセカンドレイプではないか。純粋に被害だけを考えられなくなる。彼女が酔っていたなら、相応な社会人としての責任もある。薬物ならそれだけで犯罪だが。すぐ警察や病院にかけこまなかったから不起訴になったのかもしれない。ゲロをはいてしまった女性が、裸で布団に入ってきたら、変に気を回して優しくしたりしないだろうか?臭い向こうに行けってでどなっていたら、どうなっていたのだろう。これは、密室でおきたことなので、真実がどこにあるか、第三者には、まったくわからない。実刑になるには、殴られた痣とか暴力的であった根拠も必要ではないか。レイプには厳罰が必要と思っている。レイプ常習者は死刑でいいと思っている。

返信
さつき
30/4/2018 18:32:39

日本より海外の新聞などでの取り上げ方の方が大きいですね。
それも、刑法の不備とか、日本人の性犯罪への意識の低さなど、
日本人には無い視点から掘り下げていて感心しました。

Yahooニュースにも、ニューズウィークなどへの掲載のことは
載っていましたが、なぜか「都合により概略のみ」となりました。
他のニュースサイトも、扱いが小さいです。
何か圧力がかかったのかと、疑ってしまいました。

詩織さんと山口氏、両方の言い分を見ましたが、
前日からホテルのツイン部屋を取るなど
事前に計画していたのではないかと思いました。

返信
さつき
30/4/2018 19:08:26

さきほど、コメントの中で「ニューズウィーク」と書きましたが
ニューヨークタイムズの間違いです。
すいません。訂正下さい。(^-^;

返信
性犯罪者は人間扱いしない主義者
22/3/2020 22:41:10

性犯罪者は両目と両耳を潰し去勢してしまえばいい!性犯罪を正当化するかのように描いてる様々なジャンルのマンガ作品、アニメ、ゲーム、ドラマとかも気持ち悪い。

性犯罪者は何も見えず何も聞こえない状態にし去勢し無力化してしまえばいい・・・生きたまま一生苦しむのがお似合いですからね?

返信
永添泰子
18/9/2021 09:14:14

"NewYork Times"に掲載された時に、機械翻訳を使って読みましたが、全体を翻訳してくださりありがとうございます。たくさんのひとが、この記事を日本語で読めるようにすることは、とても意義があることだと思います。伊藤さんが山口氏を告訴した民事訴訟は、2019年12月に、伊藤さんのし勝訴となり、山口氏の1億3千万円を要求する反訴は棄却されましたが、すぐに控訴したため、2021年9月現在、東京高裁で、まだ裁判が続いています。一審の判決後、山口氏も記者会見を開き、その場で、この記事を書いたモトコ・リッチ記者に、「あなたが書いた記事は間違っていた。」、と言ったので、「それならなぜそう言わなかったのか?」と、質問されて、「弁護士に止められたためだ。」、と答えていたのを思い出しました。外国特派員協会で開かれていたので、日本のマスコミのように忖度はされませんから、どこが間違っていたのかは、結局言いませんでした。ワシントン支局長だと、逮捕できないと、高輪署の捜査官は言ったと、伊藤さんの書かれた本にありましたが、高い地位にある加害者は訴追されないということなら、公正ではないし、逮捕状が
理由も明らかにされずに、菅官房長官の元秘書であった中村格(いたる)警察庁の刑事部長によって停止されてしまったのも法治国家としておかしいと思います思いましたが、その後、中村氏は、順調に出世し、つい最近ついに警察庁長官に、菅総理の任期中に、任命されました。この事件で、高輪署が捜査して逮捕状が裁判所から出されていたのに、&

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