久保田直己 不撤不散
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ミネアポリスのアフリカ系男性虐殺へのロック界の反応

30/5/2020

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Photo by Nicole Baster on Unsplash
5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が無抵抗のアフリカ系男性の首に肘を押し当てて殺害するという事件が発生した。
その現場の動画がSNSで拡散されることによって多くの人々が怒り、アメリカ中に抗議行動が広がっている。
NBCによると、犯行に及んだ警官デレク・ショーヴィンは過去にも、少なくとも10件以上ものヘイト・クライムに関与していたとのことだ。

この残虐なヘイト・クライムに対して、アメリカの多くのミュージシャンたちが抗議の声を上げた。
例えば自らもアフリカ系市民であるレニー・クラヴィッツ。

Does anybody know how many lives we've lost ⁣
Can anybody ever pay the cost ⁣
What will it take for us to join in peace my friends ⁣
Does anybody out there even care⁣
⁣#JusticeForGeorgeFloyd #FightRacism #WeAreOne #LetLoveRule pic.twitter.com/tiRYFVbxzu

— Lenny Kravitz (@LennyKravitz) May 28, 2020
何人死んだか知ってるか?
誰か償えるのか?
俺の友人が平和に過ごすためにはどうしたらいい?
​誰か気にかけてるのか?
そしてリヴィング・カラーのツイートも同じ画像を使用している。

#GeorgeFloyd pic.twitter.com/Bp4nUD60TK

— Living Colour (@LivingColour) May 27, 2020
この数年モータウンのカバーに注力しているポール・スタンレーは、ツイッター140文字の制限を超える声明を出すため、画像を使うという手段を執った。

We have to be better. pic.twitter.com/viGWdG7dmo

— Paul Stanley (@PaulStanleyLive) May 28, 2020
露骨な偏見や人種的プロファイリングの最近の動画や事件、そしてどう見ても黒人男性に対する冷血な殺人としか言いようがないことには、げっそりする。
黒人の終わりのない日常生活の一部になっている、加害者に対する恐怖、狙い、正義の欠如の感覚は、私の想像力を超えている。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシンのトム・モレロは、逮捕された抗議者を運ぶことを拒否したバス運転手に関するツイートに、「これこそ連帯だ」とのコメントを付けてリツイートした。

This is what #Solidarity looks like: https://t.co/8hiB9odiry

— Tom Morello (@tmorello) May 29, 2020
またマドンナは、トランプを名指しで非難している。

People Are Marching Across America Protesting the Brutal murder of George Floyd and so many Others.
As we have the right to do as Americans.The time has come whether Trump likes it or not. He cannot stop this!! NO JUSTICE—NO PEACE! ✊□✊□✊□✊□✊□ God Bless...https://t.co/XVWgblcwPQ pic.twitter.com/xG1Pcl52Ph

— Madonna (@Madonna) May 29, 2020
ジョージ・フロイド虐殺に抗議して、アメリカ中でデモが起きている。
私たちにはアメリカ人としてそうすべき権利がある。
トランプが望もうが望むまいが、来るべき時が来た。
​正義無くして、平和は無い。
若手も続々と声をあげている。アダム・ランバートは警察機構を強く批判。

We need to demand full reformation of Law Enforcement training, protocol, and psych screening. There are too many bullies working as police officers. We should demand accountability and legal recourse for breach of conduct. Serve and Protect not Search and Destroy. #BLM

— ADAM LAMBERT (@adamlambert) May 29, 2020
法執行機関のトレーニング、規約、心理スクリーニングの全面的な改革を要求する必要がある。警察官として働いているいじめ野郎が多すぎる。我々は行動違反に対する説明責任と法的手段を要求するべきだ。
テイラー・スウィフトは、この事件に対するトランプの政治姿勢を激しく罵倒し、今年の大統領選挙での落選運動を宣言している。

After stoking the fires of white supremacy and racism your entire presidency, you have the nerve to feign moral superiority before threatening violence? ‘When the looting starts the shooting starts’??? We will vote you out in November. @realdonaldtrump

— Taylor Swift (@taylorswift13) May 29, 2020
大統領職の間中ずっと、白人優越主義や人種差別をさんざん煽っておきながら、暴力で脅す前に道徳的に優れているふりをする神経くらいないのか。略奪が起きたら銃撃を始める?11月の選挙で落選させてやる。
ビリー・アイリッシュに至っては、インスタグラム上でトランプに対し「お前、本気か?クソ野郎!」と面罵した。

“EAT A HUGE F**KING D*CK AND CHOKE ON IT”

-@BillieEilish to Donald Trump following his comments on the “thugs” rioting in Minneapolis pic.twitter.com/qfsu9z86gf

— Pop Crave (@PopCrave) May 29, 2020

さて、ここで思い出しておきたいのは、日本でも先般、検察官の定年延長を可能にする法案への抗議に、きゃりーぱみゅぱみゅ等をはじめ、多くの芸能人が参加したことだ。
とは言え、ツイッター上で「#検察庁法改正案に抗議します」とのタグを使用する程度のことであり、テイラー・スウィフトやビリー・アイリッシュに比べれば極めて穏健なものである。
しかし、これくらいのことに対してすら、一部の幼稚な連中は「芸能人は政治に口を出すな」と喚きたてた。
こうした連中に対するきゃりーぱみゅぱみゅの回答が、こちらのラップだ。

The Daysまわってきたのでラップしてみました pic.twitter.com/abjqLyz3Dc

— きゃりーぱみゅぱみゅ (@pamyurin) May 27, 2020
でも私はアニメのキャラじゃない
​一人のLadyだってまだわからない?
政治を忌避し、正義を嘲笑する幼稚な日本人はいい加減目を覚ましたほうがよい。
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