久保田直己 不撤不散
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Google Homeでハードロックを試す

17/11/2017

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このところAIスピーカーが注目を集めているので、早速Google Home を入手してみた。Google HomeのセットアップやIoT連携などは様々なメディアで報じられているので、ここでは割愛する。逆に音楽コンテンツに触れたものは全く見当たらないため、これは自分で試してみるしかないと考えた。
 
ところでGoogle Homeは力ずくで引っ張ると、スピーカーが露出する。
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​スピーカーは2発内蔵されているが、はっきり言って音質は良くない。イコライザーで不自然に低音を強調し、中音域はカットしたような音になっている。もう少し言ってしまうと、スネアがフロアタムのように聴こえるのだ。
しかも外部スピーカー端子がないので、もっとましなオーディオ機器につなぐこともできない。Google Homeの現時点での利用法の大半が音楽試聴であると考えれば、これはハードウェアとして早急に改善すべきポイントであろう。今現在、この点はまもなく発売となるAmazon Echoに期待するしかない。
まあ何はともあれ、Google Homeの音楽コンテンツに対する処理能力を試してみることにする。コンテンツ・ソースとして、セットアップの際にGoogle Play MusicとSpotifyを選択することができるが、今回はGoogle Play Musicだけにしてみた。要するにGoogle HomeのAIエンジンによる音声認識能力と、Google Play Musicのデータ量ということだ。
そして今回の実験は、特にハードロックに焦点を当ててみた。

実験1 アルバム名の認識
 
まず有り体のところから。
OK Google、レッド・ツェッペリンをかけて。

​“Stairway To Heaven” とは、あまりにも凡庸で残念。
そこで次はアルバム名を加えてみる。
OK Google、レッド・ツェッペリン ファースト(注:「I」)をかけて。

レッド・ツェッペリン「アイ」? どうやら「I」を誤読した模様。
そしてIIは認識せず、「レッド・ツェッペリン イー・リマスタードという曲はありませんでした」との謎の返答をしてきた。このまま続ける。
OK Google、レッド・ツェッペリン サード(注:「III」)をかけて。

レッド・ツェッペリン「アイアイアイ」。「I」を「アイ」と認識していることが確定。
OK Google、レッド・ツェッペリン フォー(注:「IV」)をかけて。

​レッド・ツェッペリン「アイヨー」??「I」が「アイ」になるのは判ったが、「V」がなぜ「ヨー」になるのか。
 
次はアルバム名と曲名が同じ場合、どうなるかをテスト。
OK Google、レッド・ツェッペリン  House of the Holy をかけて。

曲名ではなく、アルバムの邦題「聖なる館」として認識。頭がいいのか、悪いのか。

実験2  曲名と演奏者の認識
 
まず ”God Save The Queen” をどう捉えるのか確認。
OK Google、God Save The Queen をかけて。

何だ、この長い紹介は。
仕方ないのでバンド名を追加してみる。
​OK Google、ピストルズのGod Save The Queen をかけて。

完璧。
続けてモーターヘッドで試してみる。
OK Google、モーターヘッドのGod Save The Queen をかけて。

またも完璧!
 
実験1と実験2の結論。
バンド名と曲名を指定すれば、ばっちりである。

実験3  オタク度の深さ
 
バンド名と曲名を指定すればほぼ認識することが判明したので、どこまでマイナーな物に対応できるのか確認してみることにした。
まずは古いものから。
OK Google、ブルーチアーのSummertime Blues をかけて。

すげぇ。
 
LAメタル系はどうか。
OK Google、ラットのWay Cool Jr. をかけて。

​「Jr.」を「ジェイ・アール・ドット」と読み上げてきたが、ツェッペリンの「アイ」問題と同じであろう。
 
こうなったら日本の70年代物で試してみるしかない
OK Google、頭脳警察の「銃を取れ」をかけて。

ライブ音源(笑。
OK Google、外道の「香り」をかけて。

またもライブ音源!!(笑笑。
 
 コンテンツ的にはかなり使えることが判ったが、つくづく惜しむらくはやはり音質の悪さである。

おまけ

Google Homeに 1から100万まで数えるように指示するという、有名な実験の追試をやってみた。


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