久保田直己 不撤不散
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フジロック 26 観戦記

27/7/2026

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7月にしては比較的涼しい日が続いていたが、また今年もフェスの季節である。
フジロックは何回通ったのか分からないくらいの回数になってきた。
例年は、Green、White、Field of Heavenなど、あちこちのステージを移動するのだが、今年は予めタイムテーブルを見てGreen一択で臨むことにした。

初日は日本の若手バンド My Hair is Bad などを観ながら、ハードコア系の Turnstile を待つ。
今までハードコア系をGreenで観た記憶がないくらい珍しいので、前の方に陣取っていたところ、巨大なモッシュが始まって高齢者には危険なレベルになってきた。
無理せず一旦後方に退避。
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続けて日本のHi-Standard。
「パンクに右も左もない」とか言い出してゲンナリ。
この社会情勢で「中立」を宣言することが何に加担しているのか、自覚はあるのか。
2日目、土曜日も朝から雨。
三日間全部雨というのも、さすがにフジロックでも珍しいのではないか。
ラップ系の時間は昼飯を食ったり適当に過ごして、Basement Jaxx から本気を出して見始める。
彼らが放つ "Where is Your Head" とか "Kids Never Devided" とかのテロップで、メッセージ色がだんだん強くなってきた。
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その次は注目を集める藤井風。
この日の観客のうち、半分以上は彼のTシャツを着ていたのではないかと思う。
いきなりサックスを吹きながら観客席を練り歩くという意表を突くオープニングから、終始圧巻のステージを見せてくれた。
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2日目のヘッドライナーは、今回目当ての一つの Khruangbin。
ほんの数年前までは六本木EX Theaterあたりでライブをやっていたのに、あっという間にビッグネームになってしまった。
藤井風のファンの人たちが一斉に帰ってしまうんじゃないかと危惧したが、意外や意外、ほとんどの人たちがそのまま残って見続けていた。

​3日目の日曜日。
この日も朝から豪雨。
Greenはもはやウッドストック状態である。
ここで丸一日過ごすとは、何の苦行やねんと自問自答。
叩きつける雨の中、平井大や Donovan Frankenreiter といったアーシーな顔ぶれの演奏を聴く。
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そして今年正月に続き、2回目の来日となる Kneecap。
「フリー・パレスタイン」「ファック・ネタイエフ」からの、日本語で「戦争反対」コール。
なぜ日本のミュージシャンがこれを言わないのか?
ヘタレ過ぎやろ。
音も文句なしで、サークルピットやモッシュを煽って、えらい状態になった。
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続く Mogwai もステージに巨大なパレスチナ旗。
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最終日のヘッドライナーは Massive Attack。
テクノロジー批判やブリゴジンの演説に続けて、光州虐殺と抵抗運動の映像を流して「抵抗せよ」と呼びかけている。
そしてヨーロッパ列強によるアフリカ・中東の分割侵略の歴史と、現在の中東紛争の無策を批判。
1時間40分があっという間に過ぎた。
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Kneecap、Mogway、Massive Attackの流れを最終日にもってきたのが、主催者のSmashからのメッセージなんだろう。
止まない豪雨でドロドロになってしまったが、近年では最高のステージのひとつだった。
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