久保田直己 不撤不散
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中高年のためのフェス参加のコツ

18/10/2017

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この数年、夏になるとフジロックかサマーソニックのいずれかは必ず参加している。
10月のLoud Parkも二年連続で泊まり込んで観に行った。OzzfestやKnotfestなども都合がつけば出向くようにしている。
近年ロックフェスは若者の姿が少なく、中高年の祭典だと揶揄する向きもあるが、出かけてみると実際その通りなのでまあ仕方ない。
とは言え、20代の若者たちと比べれば明らかに体力は落ちているので、中高年は自分の年齢を自覚したうえで行動したいものである。
​そこで主なフェスごとに、中高年向けのちょっとしたコツを披露しておく。

フジロック

20年の歴史を誇るフェスの草分け。野外に大きなステージがいくつも組まれ、その間の距離がかなりあるうえ、晴れ間のビーチパラソルも雨天の傘も禁止なので、体力がどこまで続くかが勝負になる。
また会場の苗場付近での宿泊地確保も困難を極める。
若いうちはテントや車での雑魚寝、あるいは大広間での相部屋も苦にはならないだろうが、中高年になるとそうもいかない。
昼間の環境が過酷なだけに、せめて夜くらいは温泉にでも浸かってのんびりしたいところだ。
そうなると残された方法は越後湯沢駅周辺に投宿して、朝晩シャトルバスで通うしかない。
ここで大きなポイントは、シャトルバスに乗る時刻である。
シャトルは朝7:00から運行しているので、乗車は早ければ早いほうがよい。
実は朝6:36に東京駅を発車する新幹線が、越後湯沢に8:06に到着するのだ(2017年10月時点)。
この時刻を過ぎたとたんに、シャトルバス乗り場は長蛇の列となる。
9時過ぎれば、乗車までに二時間待ちくらいを覚悟したほうがよい。
これでは何のために越後湯沢で宿泊しているのか訳が分からない。
そこで起床したらさっさとバスに乗って、会場が開くのを待ち、開場と同時に山の斜面などできるだけ日光を防げる位置を確保する。
​このくらいの努力をしても罰は当たるまい。

サマーソニック

例年、フジロックの2週間後くらいに東京と大阪で同時に開催される大都市圏での最大のフェス。
東京の会場は幕張一帯であるため、東京近郊の在住であれば泊まり込まなくても通うことができる。
サマーソニックの場合、通常の一日券17,500円の倍近い価格である31,000円のプラチナチケットを購入すると様々な特典がついており、そのうちの一つが専用の観覧エリアである。
特に人気が高いミュージシャンのステージでは入場制限がかかるケースがあり、そういう場合にはプラチナが威力を発揮する。
例えば2017年度は、中田ヤスタカときゃりーぱみゅぱみゅで観客が溢れてしまい、途中から制限がかかって入場不可となった。
しかしプラチナには大きな落とし穴がある。
プラチナ専用で用意されているエリアは、ステージの両脇だけであり、正面から観ることができないのだ。
これは幕張メッセの会場でも、マリンスタジアムのアリーナでも同じ。
実際2015年にロバート・プラントが来た際、プラチナを購入して臨んだが、余りにも位置がしょぼいため、結局は通常のエリアへ入って観ることになった。
​前述した2017年の中田ヤスタカのステージでも、その直前のバンドから潜り込んでおけば、この写真のように楽勝でかぶりつきにて観ることができている。
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​ほんの少しの努力をしてみるだけで、通常チケットでプラチナ専用エリアよりも全然悪くない位置で参戦できるのだから、はっきり言ってサマソニのプラチナはお勧めできない。
​その費用の余裕があれば、近郊の駅周辺にホテルを取ったほうがましである。

Loud Park

毎年10月に大宮のさいたまスーパーアリーナで2日間に渡って開催される、文字通り爆音系のフェス。
​古典的なハードロックからスラッシュメタルに至るまで幅広いサブ・ジャンルのバンドの演奏を一挙に観ることができる。
ステージは左右に Ultimate Stage と Big Rock Stage の二つが設けられ、間髪を空けず相互にライブが繰り広げられるのが特徴。
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Loud ParkのWebから借用
また客席はオールスタンディングのアリーナと、自由席と指定席から成るスタンドに分かれる。
スラッシュ系やデスメタル系ではアリーナで必ずサークルピットやダイブが発生するので、中高年には危険。
したがってスタンドの自由席でゆっくり座って観覧することを勧めたい。
スタンド自由席はステージ前方にも設けられているため、指定席よりもむしろ良席と言える。
しかしタイムテーブルによっては、Ultimate Stage と Big Rock Stage を移動する必要がある。
​このため、いっそのこと、どちらかにどっしり固定してしまうのも良いだろう。
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Loud ParkのWebから借用
​なおこの方法では2017年の初日の場合、アリス・クーパーとスレイヤーを流れで押さえることができたが、二日目はジーン・シモンズとマイケル・シェンカーのどちらかを選択する必要があった。
​まあ贅沢は言うまい。
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