久保田直己 不撤不散
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2019年に亡くなったミュージシャン

12/12/2019

1 コメント

 
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Photo by Kerri Shaver on Unsplash

​ロック・ミュージシャンの高齢化に伴い、亡くなる方が年々増えている。
たいへん悲しいことだが、こればかりは自然の摂理であり、どうすることもできない。
せめて故人となってしまった方々の記録を今年も残しておきたいと思う。(以下、敬称略)

1月28日 ポール・ウィアリー

ヘヴィ・メタルの元祖、ブルー・チアーのドラマー。
バンドが活躍していた60年代から2009年の活動終了まで、脱退と再加入を繰り返していた。
ドイツの自宅で心不全により死去。72才。

1月29日 ジェームス・イングラム

ボーカルとしてのみならず、プロデューサーとしても知られていた。
U.S.A. For Africa の "We Are the World" でも、その姿を見ることができる。
脳腫瘍。66才。

2月12日 ゲラルド・コェスター
​
ユーロ・ロック・マニアの間で知られているオランダのプログレ・バンド「アース・アンド・ファイアー」のオリジナル・メンバー。
なおファンクで有名な「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」とは何の関係もない。
享年71才。

2月21日 ピーター・トーク

モンキーズでベースを担当。
1965年にオーディションで選ばれたメンバーの一人だった。
リード・ボーカルのデイビー・ジョーンズも2012年に鬼籍に入っている。
死因は癌とのこと。77才。

2月25日 マーク・ホリス

80年代に一世を風靡したニューロマンティック勢にカテゴライズされるトーク・トークのボーカル。
「急病」であったこと以外に死因は報じられていない。64才。

2月26日 アンディ・アンダーソン

1983年から1984年の間にザ・キュアーでドラマーを務めていたが、アルコールのトラブルでバンドを解雇されていた。
癌で死去。68才。

2月28日 ステファン・エリス 

80年代に "Eye Of The Tiger" をヒットさせたサバイバーのベーシスト。
1999年に脱退している。69才。

3月4日 キース・フリント

プロディジーのフロントマンだった。
地元エセックスの自宅で自殺しているところを発見された。
49才。

3月17日 内田裕也

1959年にデビューし、フラワー・トラベリン・バンドなどで活躍。
1973年からニュー・イヤーズ・ワールド・ロック・フェスティバルを開催し、若手からリスペクトされていた。
79才。

3月22日 スコット・ウォーカー

60年代にウォーカー・ブラザースとして多くのヒット曲を飛ばした。
後のデヴィッド・ボウイやレディオヘッドにも大きな影響を与えている。
76才。

3月26日 萩原健一
​
テンプターズやPYGなど、GSからポストGS時代のシーンを牽引。
「ショーケン」で知られる俳優でもあった。
消化管間質腫瘍にて死去。68才。

4月13日 ポール・レイモンド

UFOでギターとキーボードを担当し、バンドを支え続けてきた。
1978年のライブ・アルバム "Strangers In The Night" ではマイケル・シェンカーと共に脂の乗り切った演奏を聴かせてくれる。
心不全で死去。73才。

4月22日 デイヴ・サミュエルズ

80年代に活躍したフュージョン・グループのスパイロ・ジャイラのオリジナル・メンバーで、ヴィブラを担当していた。
死因は公表されていないが、長期にわたり療養中だった。
70才。

4月25日 遠藤ミチロウ

ザ・スターリンのボーカリストで、ステージから豚の臓物を投げるなどライブでの奇行が有名だった。
膵臓癌による長い闘病生活を経て亡くなった。
68才。

5月31日 ロッキー・エリクソン

1965年から1969年の間に活動したアメリカのサイケ・バンド、13thフロア・エレベーターズのフロントマン。
パンクやグランジ・シーンにも影響を与えている。
ドラッグで心を壊して長期入院し、健康状態の悪化に生涯苦しめられていた。
71才。

6月6日 ドクター・ジョン

ニューオリンズを拠点にしたスワンプ・ミュージックの教組。
1972年の "Dr. John's Gumbo" で高い評価を受けたほか、ローリング・ストーンズなど多くのミュージシャンとの共演を果たしている。
心臓発作により77才で他界。

6月29日 ゲイリー・ダンカン

西海岸を代表するサイケデリック・バンド、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスのギタリスト。
80年代以降も自らのバンドを率いて、サンフランシスコのミュージック・シーンを牽引していた。
合併症で死去。72才。

8月1日 ナイジェル・ベンジャミン

1974年にモット・ザ・フープルから脱退したイアン・ハンターの後を継いで、ボーカルとして加入した。
​バンド名をモットに変更し再生を図るものの、1977年に脱退している。
心不全。64才。

8月19日 ラリー・テイラー

アメリカのブルース・ロック・バンド、キャンド・ヒートで1967年からベースを担当していた。
ウッドストックやモンタレーなどの巨大なフェスで演奏している。
10年以上にわたる癌との闘病の末に死去。77才。

9月13日 エディ・マネー

1978年にデビューし、80年代にかけて "Take Me Home Tonight" などのヒット曲を飛ばした。
2019年4月、テレビ番組でステージ4の食道癌であることを明かしていた。
70才。

9月15日 リック・オケイセック

カーズのボーカルで、楽曲のほとんどの作詞・作曲を行っていた。
80年代に盛り上がったMTVに合う独特のビデオを展開し、数々のヒット曲を放っている。
ニューヨークのアパートで亡くなっているところを発見された。
循環器障害。75才。

9月20日 ヨンリコ・スコット

デレク・トラックス・バンドにドラマーとして1995年に参加。
モータウン系のセッション・ドラマーとしても活躍し、ソロ・アルバムも3枚残している。
死因は明らかにされていない。63才。

10月6日 ラリー・ヤンストロム

レーナード・スキナードのオリジナル・メンバーで、38スペシャルでもベースを弾いていた。
2014年に手術を要する大怪我を負って以来、引退していた。
70才。

10月6日 ジンジャー・ベイカー

言わずと知れたクリームのドラマー。
クリーム解散後は、ワールド・ミュージックやジャズなど多方面にわたって活躍し、死の直前まで音楽活動を積極的に続けていた。
心不全。80才。

10月12日 モーリー・ダンカン

アヴェレージ・ホワイト・バンドの創設メンバーで、1982年までテナーを吹いていた。
またセッション・ミュージシャンとしても、レイ・チャールズやマーヴィン・ゲイなどのアルバム、ライブに数多く参加している。
癌で死去。74才。

10月26日 ポール・バレア

リトル・フィートのギタリストとしてローウェル・ジョージと共にバンドを支え、ファンキーな曲作りに貢献してきた。
ローウェルの死後もリトル・フィートとしてバンドを続けていた。
肝臓癌。71才

11月2日 バート・ウォルシュ

1999年からデヴィッド・リー・ロスのバンドでリード・ギターを弾いており、ポイズンやモトリー・クルーのメンバーとも親交があった。
癌を患っていたが、消化管出血と脱水が直接の死因となった。
56才。

12月9日 マリー・フレデリクソン

スウェーデン出身のデュオ、ロクセットの女性ボーカル。
"Listen To Your Heart" をはじめ、80年代に全米チャート一位や二位となるヒット曲をいくつも放った。
2002年に脳腫瘍を患い、順調に回復していると伝えられていたが、癌で死去。
61才。


​ベテラン勢では年齢が既に70代半ばを超えているケースも多い。
長年ファンだったミュージシャンの訃報に接するのは非常にきつい。
​もはや心の準備をしておくしかないのだろうか。
​合掌。
1 コメント
浅尾 義治 link
13/12/2019 14:02:48

今年も多くの方が鬼籍に入りましたね。合掌!!

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